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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

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存続の危機

2014-06-19 09:00:00 | 中国語




盛岡市中央公民館の睡蓮がきれいです。
梅雨のぐずついた気分を一掃してくれる気持ちのよい景色。
この日本庭園は、移り行く季節ごとに様々な表情 を見せて楽しませてくれます。
私にとっても10年以上慣れ親しんだ場所ですが、これからは訪れる機会も少なくなるかもしれません。

ついに我らが中国語倶楽部も存続の危機にさらされています。
それぞれの会員たちやその家族の体調の変化、健康面の不安が表面化してきました。
転びやすくなったり、耳が遠くなったり、風邪をひいても治りにくくなったり、記憶力が衰えたり、老老介護が始まったり・・・
忍び寄る高齢化の脅威が止まりません。
このような現象は、なぜか一気に伝染・流行する不思議な力を持っています。
最近では若手御三家(自分たちで勝手に名付けているだけ)以外は全員欠席の日が目立っています。

日中関係の悪化とともに民間の中国語熱も急速に冷えている傾向にありますが、政治と文化(言語)は別問題と頑張ってきました。
でも望むと望まざるに拘らず、いよいよ我が倶楽部も終息の時期を迎えつつあります。
来し方行く末に思いを巡らすととても複雑な気分です。

ひところは市内にもたくさんの中国語倶楽部がありました。
あちこちで中国人や中国語学習者による研究発表会や交流会などが開催され大変賑わっていた時期もありましたが、数年前からピタッと音沙汰がなくなりました。
中国人留学生さんの減少も目立っていましたが、ところが最近また確実に増えはじめてきているのです。

「日本人に中国語を教えたいのですが」
時々私のところにも留学生さんたちからの問い合わせがあります。
世界各地に星の数ほどもある大学の中から岩手の大学で学ぶことを選択して来日した留学生さんたち。
きっと中国語を通して自国の歴史や文化や習慣への理解を広めていきたいと考えているに違いありません。
「盛岡には今は中国語を学ぶ団体はありません」
と言わなければならないのはあまりにも残念です。

せめて我が倶楽部だけでも中国語の灯を消さないようにと努力してきましたが、しかしもう限界か。
現在の講師が9月に卒業して帰国するので、それまでに存続か廃止かをじっくり考えて結論を出そうと考えています。



誠に恐縮ですが話題は突然変わりまして・・・

             


山菜の代表格のワラビですが、最近売られているのは畑で栽培されているものばかり。
山菜というよりは太さも長さも規格揃いの野菜になってしまいました。
その分苦みも少なくなって食べやすくなってはいるのですが。

ところでワラビにはきれいな緑色と黒っぽいのとの二種類↑があることに最近気がつきました。
私はいつも料理の彩りを考えて、きれいな緑色の方を選んで買い求めていたのですが
「なぜ色が違うのか。どちらの方が美味しいのか」
ついに気になって産直の店員さんに教えを請いました。
すると驚きの答が返ってきたので(私が無知だっただけか?)、皆様もなにかの参考になさってくださいませ。

 「日向のワラビは緑色が濃く日陰のワラビは黒っぽい。味は日陰のワラビの方が断然美味しい!」


            

                 nihao家のワラビ定食です
         (ワラビご飯・ワラビの甘酢漬け・ワラビと生姜と人参の麺つゆ和え)





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北京レポート・中国語篇

2013-10-21 11:55:00 | 中国語

              


 この出来損ないののり巻きのような写真はパンダです。パンダは全員お昼寝中でした。
愛らしく笹の葉っぱを食んだり、木の上で遊んでいる姿を想像してワクワクしていたのでがっかりです。
現地ガイドさんが言うことには、北京動物園に10回行ってもパンダにお目にかかれるのは1回あるかないかだそうです。
もちろん一日中動物園にいれば見ることは出来るでしょう。
その代わりと言っては何ですが・・・


              


 今話題のラバーダックを、頤和園(いわえん)の湖上で見つけました。
オランダ人のホフマンさんが制作した世界中を旅する巨大オブジェです。
このダック、中国お得意の偽物の、いわゆるラバーダックではなく北京ダックではないのかと疑う方もいらっしゃるかもしれませんが、正真正銘の本物です。
グローバルな人気者で、現在は大阪近辺に出没中らしいです。


 今回の旅行で、私が密かに計画していたことは・・・
恥ずかしがらず手当たり次第に、誰にでもどんどん中国語で話しかけて勝手に民間外交をしてくることでした。

 10年前マダムHと上海に行った時は、まだ中国語歴数ヶ月でした。
豫園(よえん)という庭園の中にあるスターバックスで、上海留学中のマダムHのご子息と待ち合わせていましたが、道に迷ってしまいました。

  「スターバックス、ザイ ナール?(スターバックスはどこにあるの?)」

 二人でバカの一つ覚えの中国語(スターバックスは英語だけれど)を連発しながら泣きそうな顔で豫園の中をさまよいました。
気がついたら私たちの後ろで「スターバックス、ザイ ナール?」と言いながらついてくる20人くらいの中国人の集団が出来あがっていたのです。
きっとみんな心配してくれていたのでしょう。
いえ、面白がってついてきたのかもしれませんが、私たちは恥ずかしいと思う余裕もありませんでした。
結局日本語の解るウナギ屋のご主人のおかげで無事ご子息との対面を果たすことができたのですが、帰国後私の中国語学習に拍車がかかったのは言うまでもありません。

 中国語は大変難しい言語です。
発音が最大の難関で「中国語 発音よければ半ばよし」ということわざがあるほどです。
そこで私は、発音とアクセントに特にこだわって練習してきました。
あれから10年・・・日本の心優しい中国人留学生たちには理解してもらえる私の中国語ですが、本当に北京で通用するのかどうか非常に不安でした。

 ホテルの朝食のテーブルで、ある中国人家族といっしょになりました。
4・5歳の可愛らしい女の子に話しかけたり、お母さんに朝食の点心では何がオススメなのかを訊ねてみたらよく通じました。
翌朝その家族のみなさんに、にっこり笑って「ニーハオ」と言われた時は嬉しかったです。

 その後はホテルの従業員などにも臆せず話しかけることが出来ました。
中国のホテルは問題点がいろいろあるから、きちんと要求しないと不便をかこつ事態になるのです。

 実は北京に行く1週間前に足を痛めるというアクシデントがありました。
天安門、紫禁城見物では長距離を歩くことになると言われ、遅れてみんなに迷惑をかける訳にはいかないので、ここでは思い切って中国観光地の車椅子ビジネスを利用してみました。
このビジネスは車椅子だけではなく介助者もセットになっています。
5千円は高いと思ったけれど背に腹はかえられません。
介助者の青年とは2時間以上二人きりだったので、たくさん話をしました。
私の中国語のレベルにあった返答や質問をしてくれるので、大変頭がよく心優しい青年だと思いました。
この青年は現在無職で、依頼がくれば車椅子ビジネスの手伝いをしているのだと言っていました。
この他にも華やかな世界遺産の各地で、北京市民とふれ合えばふれ合うほど、中国の格差社会の現実をかいま見ることとなりました。

 私の中国語はオットーも驚くほどの成果を上げました。
今回の旅で、難しいことは考える必要はない、発音さえ正しければ片言でも大丈夫なのだと自信を持ちました。
一番の大事件は、帰りの北京空港で同行の仲間にトラブルが発生した折、私の片言の中国語を耳にしていた飛行場の従業員さんが、私を名指しして手助けを求めてきたことです。
人様のお役にたったことはなかったので、これは大変嬉しく、中国語を勉強してきてよかったなと心から思った瞬間でした。  (続く)



 




 

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青島Boya

2013-02-14 11:55:00 | 中国語
                      
              

今日はバレンタインデーです。
まあ私には全く関係ありませんが...

 業界の商業主義がイヤだと言うわけではありません。
こんな不景気な時代だからこそ、今日一日だけでもみんなでチョコを買ったり贈ったりして喜び合うことは大切なことかもしれません。
商業主義に乗せられて踊るのも自由。でも無視するのも個人の自由だと思うわけです。

 それにしても菓子業界の起死回生策はすごい!
従来の本命チョコ義理チョコだけでは販売数が頭打ちになってしまったので、新たなる販路の開拓のために友チョコとか自分チョコとかを考案し、さらに最近では逆チョコ(男性から女性へ)とかファミチョコ(家族へ贈る)なるものまで発売しています。
ホモチョコ(男性から男性へ)というのもあるそうですよ。

 とは言え特別な思いを抱いてこの日を待ち続けていた心優しき人々もたくさんいらっしゃることでしょう。
そのような純情なすべての男性たち、女性たちへ、どうか佳き日でありますように!


                  ★  ★  ★



 
 さて我らが中国語倶楽部は、テキストが新しくなったと同時に講師も新しくなってスタートすることになりました。

 今までなら辞めていく講師が責任を持って新講師を探してくれたのですが、昨今の中国人留学生たちはあまり横の関係が緊密ではないらしい。
自分たちで探してください」と言われビックリしました。
数年前には100人はいた中国人留学生も、最近は10数人しかいないらしいです。

 『講師急募!』のビラを作り、大学構内の留学生が集まる場所に貼らせてもらって待機していたところ、半月も経ってからやっと1本の電話がかかってきました。

 その青島出身の21歳の青年には、私が倶楽部を代表して面接をしました
9月に来日したばかりなので、日本語がまだあまり上手に話せません。
本人も「日本語で文法の説明は出来ないと思う。」と心配していましたが「講師の経験は全くなく、自信はないがでもやってみたい。」と意欲は充分ありました。

 私は今まで自信満々の中国人にしか会ったことがなかったので、この自信なさげで正直で控えめな青年(さっそく青島Boya-チンタオ坊や-とあだ名をつけた)に好感を持ち採用を決定しました。

 しかしこちらも、彼には本当のことを話さなければなりません。
メンバーが高齢者ばかりであること、耳が遠いメンバーが2名、目が悪いメンバーが1名いること、キャリアの割には力が全くついていないこと、聞いたことはすぐ忘れること、発音や作文が滅茶苦茶なことなどなど...

皆さん、一体いくつぐらいなのですか?」と質問されたので、とりあえず
あのね、私は若い方なのよ!」と胸をはって答えたら、彼が
ぇ、え~っ!!!」って顔をしたのを私は見逃しませんでした。
 (あらあら、ここはまだ驚くところではないのよBoya!

 とにかく第一回目のレッスンは無事終了しました。
Boyaも想像していたよりは会員の質がよかったのを安心していたし、お姉様たちもBoyaを温かく見守っていくと言ってくれました。
両国間の緊張はまだまだ続きそうだけれど、私たちは楽しくやっていきましょうね。









 
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ミッション・イン・神保町

2012-12-12 15:05:00 | 中国語
 今回の横浜滞在中に、私はあるミッション(娘家族への手伝い以外の)を背負っていました。
それは...中国語倶楽部の面々からの指令です。

 「神保町に行って新しいテキストを買い付けてくること!

 現在のテキストは北京語言文化大学出版で、初級テキストとしては世界で一番多くの人たちに使われています。
この10年間、このテキストを何度も繰り返して使ってきました。
私のテキストは勉強し過ぎ(?)でぼろぼろです。


                


 
 いまやテキスト全ページ隅々の内容まで覚えています。
単語も文例も文法事項も、いつでも記憶を自由に取り出して会話に利用することが出来ます......と言うのはもちろん真っ赤な嘘です。
片っ端から忘れてしまうから、頁を開く度にドキドキするほど新鮮だし、前に理解出来たことも今は出来ないし、やればやるほど混乱します。
これなら新しいテキストは必要ないのではないかという意見もありました。
でもテキストを新調して、みんなでマンネリを打破し、もう少し頑張ってみることにしたのです。

 本当は会員の高齢化が進んでいるので倶楽部の存続すら危ぶまれています。
しかも昨今の日中関係の悪化で、新会員の参加を期待するのは難しい。
それどころか、市内にたくさんあった中国語倶楽部のほとんどが現在活動停止中です。
ならば我が倶楽部だけでも中国語の灯を守り続けていかなければなりません。

 岩手大学にも岩手県立大学にも、故国を離れて勉学に励んでいる中国人留学生はたくさんいます。
豊かになったと言われている中国ですが、ほとんどの留学生は親からの仕送りなしで生活しているので、語学を教わることは彼らへの生活支援になるのです。


 私の記憶では、中国語学習を開始してこの10年の間に、日中関係がすごく緊張したことが3回ありました。
だいたい3・4年の周期で事件が持ち上がり、中国のあちこちで反日感情が暴走化します。
中国人は滅多に過ちを認めない民族と言われていますが、我が倶楽部には、故国の同胞の暴挙を反省し深々と頭を下げて謝罪した講師もいます。
方便のための謝罪とは思えなかったので驚かされました。

 現在の講師(男性)に尖閣問題を尋ねたら、クールな答が返ってきました。

「尖閣諸島が中国のものであろうと日本のものであろうと、自分の生活に一切関係ない。だから興味がない。」 

 これは現在の中国の若者たちの本心かもしれないし、もしかしたら日本人を刺激しないために考え抜かれた言葉かもしれません。
留学生たちも日本社会にとけこもうと、いろいろ気遣いしながら暮らしています。


 それにしても学ぶ側の私がテキストを選定するというのは非常に難しいことでした。
私は、神保町にある中国語図書専門店【内山書店】に、一度では決められず二度足を運びました。
店員さんにも相談にのってもらって、ちょっとだけレベルを上げた中国版のテキストを注文しました。
でも日中問題の関係で検査が厳しいのか、荷物の到着が遅れています。

 互いに依存し合っている日中関係、いつまでも緊張した状態が続くことは国家にとっても両国民にとってもマイナスです。
何とか穏やかに話し合って早く沈静化の方向を見つけていただきたいと切に願います。

 






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電子辞書

2012-06-06 14:52:00 | 中国語
 我が中国語倶楽部は、後期高齢者4名とその予備軍3名の計7名の会員がいて、ざっくばらんに言えば、みんなかなりのお年寄りというわけ。
何度も書いているけれど、nihaoが若手のホープ(?)であるという状況は、何年経っても変わらない。

 倶楽部の中でも、マダムKはみんなの憧れの存在だ。
なぜなら...我らが皆、旧態依然として紙製の辞書を利用しているのに、彼女だけは早くから華麗なる電子辞書の遣い手であったから。

 彼女曰く、電子辞書は便利な機能がついているし、検索時間が早いし、小さくて軽くて持ち運びが大変楽なのだそうである。
レッスン中に、スタイラスを手にして自在に電子辞書を操ったり、音声機能で発音の確認をしている彼女の姿に羨望の眼差しを向けていたのは、私だけではなかったと思う。

 我が講師は時々、もの凄く難解な中文和訳の宿題をどっさり出す。
未知の漢字や単語ばかり並んでいる文章なので、読むのも訳すのも大変だ。
朝から晩まで取り組んで、1週間たってもまだ終わらないこともある。
どうしてこんなに時間がかかるかというと...ひとえに辞書を引くのが遅くて下手という理由なのだから情けない。

 ある日マダムKが
新しいのを買ったから、この古い方のをちょっと使ってごらんなさいな。
キヤノンの古い電子辞書を貸してくれた。
使用方法は簡単でビックリするほど使い勝手がよい。
手書き検索をすると宿題が三分の一の時間に短縮された。

 例えば辞書で『』という漢字を調べるとする。
部首が解らないとお手上げだし総画数から調べるのも手間がかかる。
しかし手書き検索なら、スタイラス(タッチペン)で書いて決定ボタンを押せばよいだけである(鬱という字を正しく書くのも大変だけど)

 二ヶ月間使わせてもらっているうちに、もう電子辞書なしでの中国語学習はあり得ないと思うようになった。
そこでマダムKと同じ最新のキヤノンワードタンクZ900を購入することにした。
すると他のマダムたちもみな「私も!私も!」と言い出した。
携帯電話も使えないお姉様方なのに大丈夫だろうか?
電子辞書は高額であること、寿命があること、使用方法が難しいことなどのマイナス面も話したが、それでもみんな欲しいと言う。
一抹の不安を抱きながらも、みんなの分を注文した。


                



 届いた電子辞書は、見た目もスマートホンのように進化したが、使用方法もより難解になっていた。
宝の持ち腐れにする訳にはいかないので、急遽みんなを集め、マダムKが講師、私が助手になって勉強会を開くことにした。

 はじめは若い人に講師をお願いしようと思ったが、すらすらと専門用語を多用して説明されても、ただちんぷんかんぷんなだけで逆効果だ。
でも自分たちでやれば自分たちの問題点がよく解る。
なぜ出来ないのか何に躓いているのかもよく解る。
同じことを何度質問されても腹も立たないし、お馬鹿な質問にも共感できる。

 本当はマダムKも私も、マニュアルの大部分を理解できない。
でも自分たちの出来ることだけを自分たちの言葉で根気よく何度も説明したら、みんなも2時間で基本の操作をマスターした。
問題があるとしたらすぐ忘れることだけ...
きっと今頃はきれいさっぱり忘れているだろう。私も忘れた。

  「電子辞書、みんなで使えば怖くない!」
 

 みんなが同じものを持っているので、いざというときには大変心強い。

    
  



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熱烈歓迎!

2010-06-21 17:35:00 | 中国語


   




 図書館の側にあるローズガーデン。
予算が回らないせいか年々荒れてきていたが、今年はきれいに手入れされている。
気になって時々覗いていたが、やっと咲き始めた。
爽やかな風に乗ってほんのりと甘い香りが漂ってくる。
ベンチに腰掛け薔薇の風を全身に浴びながら、借りてきたホラー小説【首無の如き祟るもの】(三津田信三)でも読もうと思ったが......蜂にさされそうになってやめた。

               

                 ☆




 嬉しいことに我が中国語クラブに、またひとりの紳士が入会することになった。
退職して時間が出来たので、以前勉強したことのある中国語を再開したいとのこと。
熱烈歓迎!!
これで会員は8名となり会の運営に少し余裕が出てきた。
現在男子会員は2名。
我ら息災の女子会員と比べたら、両名とも60歳前後に大病をしている。
稼ぎすぎの壮年戦士たちよ、くれぐれも健康には留意していただきたい。

 数年前脳梗塞になったF氏は、言語障害のリハビリに中国語を取り入れることを思いついたと言う。
大きく口を開けないと正しく発音することが出来ない中国語に目をつけたその着想はすばらしい。
本気になった男性の力をあなどることなかれ!
F氏は今や、キャリア10年の我らのほほん女性陣を押さえ学習のリーダー的存在である。
講師のうっかりミスにも容赦なく、講師も緊張するが我らも大きな刺激を受けている。

 ところでいつも疑問に思うのだが、語学学習に年齢の限界はないのだろうか?
日野原重明さん】は、70代で韓国語、80代で中国語、90代でロシア語をマスターされたそうだが、それはスーパー新老人だから出来ること。
我ら凡人は65歳ぐらいが限界ではないかと思うのだが......

 当クラブで№2の若さを売り物にしている(?)私は、会員のお姉様たちを観察していると、老化と語学学習の相関関係にやりきれなくなることがしばしばだ。

(1)問題、質問の意図を理解出来ない。しようとしない。
(2)与えられた条件を徹底的に無視する。忘れてしまう。
(3)短文が作れず必ず長文になる。だらだらと言い尽くさないと気が済まない。
(4)抽象的な作文が作れない。自分と家族のことしか表現出来ない。
(5)一方的に話すことは出来るが聞かれたことに答えられない。
(6)発音が矯正されることは絶対にない。
(7)ミスをしても恥ずかしくない。羞恥心が向上心につながらない。
(8)どこで笑ったらよいか分からない。なぜ笑っているか分からない。
(9)10年のキャリアをひた隠しにする。最近始めたばかりよと言う。
(10)中国語を勉強している割には中国の悪口が好き。

 等々いくら数え上げてもきりがない。
いたって真面目に勉強しているのだが、なぜかこうなる高齢者学習会。
それぞれが侵すべからざるフィールドを持っていて、その中で独自のワンダーランドを築き上げようとする老人の特質が遺憾なく発揮される。
もちろん私自身にも該当することばかりで愕然とさせられる
要するに後退の実感はあっても進歩の実感が全くない。

 それでもやる意味はあるのだろうか? 答はYesだ!






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中国のお嬢様

2010-05-05 11:15:00 | 中国語
 ゴールデンウィークに入ってやっと気温が上昇し、ただ今桜満開。
椿や木蓮、たんぽぽやチューリップも一気に花開き美しい季節を迎えた。

 気の毒にも夫は、人々が連休を満喫している2・3・4・5日は全部勤務日。
夫はお留守だが、しかし私の傍らには中国人留学生のテンテン(仮名)が、一日中しっかりと影のように張り付いていた。

 皆さまにご心配をおかけしたが、テンテンは無事我が家にやって来た。
確かに指を怪我していたが、真相は、ホームスティが決定したすぐ後に、恋人から突然別れ話を切り出され、失恋の痛手で情緒不安定に陥ってしまったらしい。
そんな最悪の状態でホームスティされても困るのだが、彼女なりに私との約束を守ろうとしたのかもしれない。
一日の大半を彼女の失恋話に耳を傾け、慰めの言葉をひねり出すことに専念した。

 どこにも出かけたくないと言うので、電子辞書や筆談を駆使して、ずっとお喋りばかりしていた。
そこで判ったことは、テンテンはとても勤勉で優秀な学生であること。
どんな話題を振っても食いついてくるし、知識が豊富で思考力が柔軟だ。
日本語はまだ充分ではないがとても反応が早く勘がよい。
夫とは毛沢東や文化大革命の話題で盛り上がっていた。

 はたして中国はどれほどお金持ちになったのか、国民の生活はどのような変化を遂げているのか訊ねてみた。
彼女の家の水準は中流の上であるが、両親の年収は昔に比べると20倍に跳ね上がり、マンションは二つ持っていて、車はドイツ製だと言う。
パソコンから彼女の家の写真を見せてもらって驚いた。
家具やインテリアは美しく贅を凝らしたヨーロピアン・スタイルで、写真を見た後は、なんだか我が家がアンクルトムの小屋のように思えてしまったほどだ。

 富裕層の子女たちのほとんどは、ヨーロッパに留学しブランド品を買いあさっているらしいが、テンテンは親の仕送りを最小限に抑えてアルバイトで生活費を稼いでいる。
「20歳を過ぎて親に依存するのは恥ずかしい」
とは中国人留学生たちの一般的な金銭感覚で、この健気さは日本の若者とは大いに異なる。

 両親の教育は大変厳しく、習い事や進路に至るまですべて親に命令・管理され、一切の反抗は許されない。
両親のその強すぎる期待と愛情にはいつもストレスを感じてきたと言う。
日本に来たのは、両親から離れて自分で自分の道を切り開いて行こうと決心したからだそうだ。

 ところで...この食の大国からやってきたゲストに何を召し上がってもらえれば喜んでいただけるのかは、ホストファミリーとしては大きな問題だった。

 料理をしたことがないテンテンは、来日してからはカップラーメンしか食べていないと言っていた。
それではあまりにも可哀想、この機会を利用してぜひ栄養のあるものを食べさせてあげようと考えたのだが......
なんとなんと、このお嬢様は超偏食&超小食。
彼女の口から
米嫌い!肉嫌い!生魚嫌い!乳製品嫌い!甘いお菓子嫌い!
と耳を疑う言葉が次々と飛び出してきたのには仰天した。

 両親は、彼女の食生活の管理はしてこなかった模様で、これは彼女が悪いのではない。
私は用意していたすべての献立を諦めて、うどんとかパスタとかチヂミなどの小麦粉製品の一品料理にメニューを変更した。
しかも小鳥が餌をついばむ程度の量でよいから、食費が全然かからない上に、おかげで私たち夫婦まで少し痩せたような気がする(?)

 「たくさん勉強して日中の架け橋となりたい!スーパーウーマンとなりたい!」
との大きな理想を抱くテンテン。
でもこんな食生活では目標到達の前に身体をこわしてしまう。
もちろん彼女とのお喋りの中で、食への意識を根本的に改善することが最重要課題であることをしつこく教えたが、まさか中国のお嬢様に、そんな話をすることになるとは思ってもみなかった。
 


 
 
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四番目の条件

2010-04-28 10:50:03 | 中国語
 なんだか...あほらしいやら馬鹿らしいやらやりきれないやらで、ちょっと落ち込んでいたここ一週間。
記事にするのも迷っているが、いや、書いた方が気が紛れるだろうか?


 先週木曜日に某協会から中国人留学生の短期ホームスティの依頼に関するメールが届き、土曜日に本人と会った。

 彼女の話によると、来年日本の大学院を受験するために来日し、現在市内の専門学校で日本語を学んでいると言う。
しかし専門学校でも宿舎の方でも外国人ばかりの環境で、なかなか日本語が上達しない。
そう簡単には日本人の友達もできないし、ロシア人やアメリカ人留学生たちとは日本語で会話をしているが、みんな日本語が下手だし、間違った日本語を覚えてしまうのではないかと不安になるらしい。
日本の家庭で暮らしながら日本語と日本文化と、そして日本で生活するための礼儀作法を身につけたいと言う殊勝な現代っ子だった。
私はひと目で気に入ったし彼女の希望にそって応援してあげたいと思った。

 中国では英米文学を専攻してきたそうで、彼女の口からシェイクスピアやディケンズなどの作家の名前が出てきたところも気に入った理由だ。
4歳の頃からずっとピアノを習ってきたが、日本に来てからは一度も弾いていないと言うので、我が家にピアノがあると教えたらとても喜んだ。

 「私への要求(要望のこと?)は何かありますか?」
と訊ねてきたので、私は三つの条件を提示した。
一緒に朝ご飯を食べること、時々私に中国語を教えること、昼食は作らないので自分で用意すること。
本当はもっとあるのだが、我が子も出来ないことを他国の若者に要望することは無理だと思って言葉を呑んだ。

 連休が終わってから開始しようかと考えていたら
「月曜日からお願いします!」となにやらとても急いでいる彼女。
準備期間が二日しかない。
二階は散らかっていて滅茶苦茶だし、これは掃除を急がなければ大変だ。
来日した中国人が一様に驚き感心するのは、日本人が整理整頓・清潔を旨として暮らしていること。
我が家だけが例外になって恥をかいてはいけないと、腰が痛くなるほど頑張って家中を磨き上げホームスティの環境を作り上げた。

 そして駆け足でやってきた月曜日。
夫が帰宅したらすぐ迎えに行けるようにと歓迎の夕食の準備も整った頃
今日学校で指を怪我しました。延期してくれますか?
と突然彼女から電話が入った。
そして私は思い出した...中国人は平気で約束を破る!
民間外交レベルですらこんなにショックなのに、企業間や国家間レベルの約束なら、どれほど重要な問題が発生することであろう。
残念ながらその後彼女からの電話はない。

 今まで何人かの中国人と、お茶会やお食事会の約束をしたことがある。
実は、一度として約束が守られたことがない。 一度もだ!!
仲間たちがみんな集まりすっかり準備が終了した頃、必ずドタキャンの電話が入る。
むしろ約束をうっかり忘れてくれていた方がこちらの傷は浅いというものだ。

 しかし今回のホームスティの件は、お茶会や食事会の約束とはちょっと違うのでは?
怪我をしたと言うことが本当であれば、これは確かに仕方がない。
信じたいという気持ちと信じられないという気持ちが交錯して、信じられない気持ちが勝つ自分がまた嫌になる。
彼女に出した条件の四つ目に「約束を守ること」を加えなかったことが今となっては悔やまれる。



 
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新感覚ゲーム『クエスタ』

2010-04-12 11:15:00 | 中国語
 中国語クラブのK嬢から電話あり。
「NHK木曜夜8時の【クエスタ】という番組を見てみて!私たちのゲームにも使えるかもしれない。」

 NHKが久々にゴールデンタイムにぶつけてきたクイズ番組『クエスタ』
日常生活の中で生じる疑問や不思議をそのままにしては取り残される現代。
生きるために必要なのは「質問力」だというのが番組の主旨で
ゲスト回答者たちが10個の質問を繰り出しながら箱の中の品物を当てるというもの。

 例えば答が『白バイ』なら
「食べ物ですか?」「生き物ですか?」「外で見かけるものですか?」「可燃ゴミですか?」などの質問が出される。
ヒントはYes、Noのみだから、10個の質問ではなかなか正解には近づかない。
しかし日本語を母国語としている日本人が、このような単純な質問を永遠に繰り返したとしても質問力が身につくとは思えないし、
NHKが新感覚ゲームと力を入れて宣伝している割にはアナログなクイズだと思った。


 K嬢は、昔のラジオ番組の『二十の扉』を思い出すと言っていた。
『二十の扉』は1947年から放送開始した長寿番組だ。
はたして当カフェに集う何人くらいのゲスト諸氏の記憶に残っていることだろう?
それとも物心がついた時にはもうテレビっ子だった?

 私が子どもの頃は、ラジオから流れる『二十の扉』『私は誰でしょう』『とんち教室』などが、家族の団欒を盛り上げてくれる人気番組だった。
当時のクイズの回答者は著名な学者さんとか文筆家が多かったと思うのだが、その気のきいたユーモアは、おとなも子どもも楽しめた。
子ども心に強く印象に残っている回答者は長崎ばってんさん。
名前も回答もとてもユニークだった。

 情報と笑いに飢えていた時代の唯一の娯楽がクイズだった。
『クエスタ』が『二十の扉』を番組製作の下地にしているのは歴然だが、当時感じたような面白みは全く伝わってこなかった。
それにしても最近はどのテレビ局もクイズ番組ばかり。
低予算で製作出来る割には視聴率がとれるからだろうが、いささか食傷気味だ。


 ところで『クエスタ』を中国語でやってみようというのがK嬢の提案だったので、講師に相談してさっそく取り入れてみた。
母国語では単純すぎるクイズでも、他国語でやると別の狙いが生まれてくる。
質問力をつけることは語学の上達には欠かせない要素だ。
しかし...このクイズは、中国語で試みても簡単すぎて全然広がりを持たなかった。
慣れれば慣れるほどワンパターンに陥ってしまうのだ。

もっとためになる提案をするように!」と講師ににらまれ意気消沈のnihaoだ。




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いわて雪まつり

2010-02-10 10:30:00 | 中国語
 2月6日から14日まで開催される雫石町・小岩井農場での第43回『いわて雪まつり』


     



 ↑宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』 『注文の多い料理店』

 今年のテーマは「~さあ、お話雪ひろばへ~」
雪祭り会場には子どもたちの大好きな童話やアニメの主人公をかたどった雪像が、所狭しと十六基並んでいる。
国内外から200万人もの観光客が訪れる本家『さっぽろ雪まつり』とは、そのスケール・レベルともに比ぶべくもないが、こちらも30万人の集客が見込まれる。
雄大な岩手山を背景にした農場内は白銀のメルヘンの世界に一変し、期間中は終日子どもたちの歓声が途切れることがない。

 今年は雪が多かったので、雪像作りは、すべて農場内の雪でまかなうことが出来た。
連日零下12・3度の極寒が続き、少しだけ気温が緩んで欲しいと思いながら出かけたが、私の願いが届きすぎてこの日は雨の雪まつりとなった。

 

         


 ↑大人気のかまくらレストランが66基並ぶ。
かまくら内では小岩井名物のジンギスカンやひっつみ汁を戴くことが出来る。
こたつで暖をとるので全然寒くない。
ジンギスカン......こちらも札幌に負けているなとこっそり呟く道産子のnihaoだが、かまくらという異空間での焼き肉は、一生の楽しい思い出となることを保証する。


                    


 ↑農場内では羊館やミルク館を見学することが出来る。
今年生まれたばかりの羊の赤ちゃん。
お母さんに守られて、のんびり穏やかな顔で草を噛む可愛いらしい姿を見ていると、こちらまで幸せな気分で満たされる。
羊って、なんて優しい顔をしているのだろう!
 

 小岩井雪まつりにやってきたのは実に15年ぶり。
傍らにまとわりつく我が子の姿がないのがふと不思議な感じがする。

いや、今日は何か大切な用があってここまでやってきたはず

 そうだ! 増え続ける中国人観光客のためのボランティア通訳で出向いてきたのだが......
なんと!この日は中国人観光客がひとりもやってこなかった。
他の日にはたくさん来ていたようだったが......

 この日のために、事前に6時間の講習を受け
自宅でも想定問答集を作成し
ひとりRPG(ロールプレイングゲーム)にて架空の状況下の試練に耐えるべく練習してきたが
まったく日の目をみることはなかった。
そのことによって......なぜかホッと安心している自分が情けない。




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