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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

年忘れ麻雀大会

2012-12-28 15:00:00 | 家族・友人
         


 麻雀ノートを調べてみたら、2011年4月(震災の一ヶ月後)以降、一年半以上麻雀を休止しておりました。
この4月に行った時は、東日本大震災復興支援大会と銘打って開催しました。
nihaoの圧勝だったので、私が一番多くの寄付をしました♪

 しかし寄金という大義名分を立てたとはいえ、私たちだけが浮かれて楽しんでよいものだろうかと反省し、その後自重して現在に至っています。
そろそろ解禁してもよいのではないかとメンバーから声があがり、忘年会を兼ねて麻雀大会を開くこととなりました。
メンバーはいつもの通り我ら夫婦にK君、M嬢です。


 しかしここで問題勃発。オットーが
おい! オレはすっかり麻雀を忘れた!
と朝からあわてふためいているではありませんか。
寝床の中で点数計算の確認をしようとしたら思い出せなかったそうです。
確かに一年半のブランクは長いけれど、昔慣れ親しんだものをそんなに簡単に忘れることが出来るのでしょうか?
いや、忘れるかもしれません。
私も自宅の住所や電話番号を言えなくなることがあるし、『かけ算九九』もすでに明瞭ではなくなっています。
でも大事なことは忘却の質であって、再生可能な忘却ならあまり問題はないのです。
そこで計算の仕方や役の種類などを急遽ダウンロードして用意しました。
みんなでわいわいと資料を見ながら確認しあうゲームとなったので、時間のかかることかかること....


 麻雀をするとなると、私は主催者側のホステスとして理不尽なほど忙しくなるのです。
午前10時開始ですから、それまでに家中の掃除を済ませておかなければならないし、昼食と夕食と飲み物とおやつの用意もしなければなりません。
この食事作りが大変な難問で、K君は野菜嫌い、M嬢は肉・魚嫌いの偏食家なのです。
今回私の考えたメニューはおでんでしたが、「コンビニよりは旨かった(byオットー)」と誉められました(?)
M嬢も一品作って持ってきました。肉の全然入っていない肉団子。
このまやかしはなかなかウイットに富んでいて、K君も騙されて食べていました。

 この日は佐川男子が二度もやってきて、北海道の友人たちからの『鰊漬け』と『マトウダイのマリネ』のクリスマスプレゼントが届き、食卓が一気に豪勢になりました。


 メンバーの頭脳の老化が深刻なので、リハビリのためもう少し頻繁に集まろうという提案がなされました(私は反対したかったけれど...)
次回は元旦麻雀です。あ~あ。


そうそう、佐川男子で思い出したことがあります。
横浜の娘の家の近辺で見かけたのですが、都会の宅急便はリヤカーに荷物を積んで自転車で牽引して配達しています。
狭くて通りにくい道路が多い都会では、トラック便よりもリヤカー便の方が便利なのだそうです。

            


 リヤカーですらかなり珍しいのに、ごみごみした街中を乗用車に負けじと頑張って走っている姿はかなりの存在感です。
この時代遅れな都会の風物詩に、私は強烈なカルチャーショックを受けました。





 ※カテゴリーに『おすすめ記事』を追加しました。
  nihaoにとって愛着のある記事だけを集めています。








飛鳥鍋

2012-12-18 12:45:00 | おすすめ記事
                           
            


 飲み忘れた牛乳がたくさんあったのでカッテージチーズを作ろうと思いました。
いつもの通り、牛乳を7・80度まで温めてから酢を投入。
あら不思議、牛乳はあっという間に固まってカッテージチーズに早変わり...

 えっ、あら不思議? 今日に限ってなぜ固まらない?
牛乳が古くなっていた? 牛乳の温度が低すぎた? 酢の量が足りなかった? 

 思いつくことは修正しましたがカッテージチーズにはなりませんでした。
牛乳+酢で化学変化をしないということは...あっ、もしかしたら?!
はい、お酢の瓶と白だしの瓶がそっくりだったので、間違えて白だしの方を投入してしまった模様です。 
 
 これは一大事!
私はお鍋いっぱいの和風だし味のミルクをかき混ぜながら、これを何かに利用しなければならないと持てる知恵を総動員しました。
そしてやっとひらめいたのが飛鳥鍋


             


 飛鳥鍋は奈良地方の郷土料理です。
起源は古く、飛鳥時代に唐から来た僧侶が、寒さをしのぐためにヤギの乳で鍋料理を作ったのが始まりとされています。
純白の濃厚なだし汁に鶏肉や季節の野菜をたくさん入れて煮込む飛鳥鍋。
志を抱き遠く故国を離れて生きる僧侶たちの清貧な暮らしぶりが偲ばれます。

 以前から、この美しい響きの名前を持つオリエンタルな料理に憧れていたのですが、まさかカッテージチーズの失敗によって、突然我が家の食卓にデビューすることになるとは思ってもいませんでした。
飛鳥鍋はコラーゲンたっぷりの、大変美味しいアンチエイジング料理でした。
クリスマスメニューにも最適なお鍋だと思います。

 

  さて久々にクイズです


 過日nihaoは、お豆腐が嫌いであるという衝撃の告白(?)をいたしました【豆腐嫌い
家族も知らなかったことなので、家庭内にちょっとした波紋が生じました。

 負けず嫌いの息子は「いや、僕は小さい頃からそうではないかと気がついていた。」と、自身の洞察力をさりげなくアピールしていました。

 娘は全く気がつかなかったと驚いていました。
「これからはお母さんの前ではお豆腐は絶対に食べないようにしようね!」と婿殿に言っていましたが、あのね、そんなに気をつかう必要はありませんから。


 問題はオットーの発言と行動から。 四択です。


(1)長い間家族を騙し裏切り続けてきたのか、お前は主婦失格だと怒り、しばらくの間口をきいてくれなかった。

(2)実はオレも昔からそんなに好きではなかった。豆腐など食わなくても立派に生きていける、心配するなと慰めてくれた。

(3)「人生豆腐があれば良し!」「豆腐はまだか?」と断罪するかのように毎日豆腐料理を要求して私を困らせる。

(4)豆腐が嫌いなら仕方がない。お前に面倒はかけられない。豆腐はオレが料理すると、自ら台所に立つようになった。


 答はコメント欄にて発表いたします。たくさんのご参加をお待ちします。
 

 ※作業はまだ途中段階ですが 、カテゴリーに『おすすめ記事』を追加しました。
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ミッション・イン・神保町

2012-12-12 15:05:00 | 中国語
 今回の横浜滞在中に、私はあるミッション(娘家族への手伝い以外の)を背負っていました。
それは...中国語倶楽部の面々からの指令です。

 「神保町に行って新しいテキストを買い付けてくること!

 現在のテキストは北京語言文化大学出版で、初級テキストとしては世界で一番多くの人たちに使われています。
この10年間、このテキストを何度も繰り返して使ってきました。
私のテキストは勉強し過ぎ(?)でぼろぼろです。


                


 
 いまやテキスト全ページ隅々の内容まで覚えています。
単語も文例も文法事項も、いつでも記憶を自由に取り出して会話に利用することが出来ます......と言うのはもちろん真っ赤な嘘です。
片っ端から忘れてしまうから、頁を開く度にドキドキするほど新鮮だし、前に理解出来たことも今は出来ないし、やればやるほど混乱します。
これなら新しいテキストは必要ないのではないかという意見もありました。
でもテキストを新調して、みんなでマンネリを打破し、もう少し頑張ってみることにしたのです。

 本当は会員の高齢化が進んでいるので倶楽部の存続すら危ぶまれています。
しかも昨今の日中関係の悪化で、新会員の参加を期待するのは難しい。
それどころか、市内にたくさんあった中国語倶楽部のほとんどが現在活動停止中です。
ならば我が倶楽部だけでも中国語の灯を守り続けていかなければなりません。

 岩手大学にも岩手県立大学にも、故国を離れて勉学に励んでいる中国人留学生はたくさんいます。
豊かになったと言われている中国ですが、ほとんどの留学生は親からの仕送りなしで生活しているので、語学を教わることは彼らへの生活支援になるのです。


 私の記憶では、中国語学習を開始してこの10年の間に、日中関係がすごく緊張したことが3回ありました。
だいたい3・4年の周期で事件が持ち上がり、中国のあちこちで反日感情が暴走化します。
中国人は滅多に過ちを認めない民族と言われていますが、我が倶楽部には、故国の同胞の暴挙を反省し深々と頭を下げて謝罪した講師もいます。
方便のための謝罪とは思えなかったので驚かされました。

 現在の講師(男性)に尖閣問題を尋ねたら、クールな答が返ってきました。

「尖閣諸島が中国のものであろうと日本のものであろうと、自分の生活に一切関係ない。だから興味がない。」 

 これは現在の中国の若者たちの本心かもしれないし、もしかしたら日本人を刺激しないために考え抜かれた言葉かもしれません。
留学生たちも日本社会にとけこもうと、いろいろ気遣いしながら暮らしています。


 それにしても学ぶ側の私がテキストを選定するというのは非常に難しいことでした。
私は、神保町にある中国語図書専門店【内山書店】に、一度では決められず二度足を運びました。
店員さんにも相談にのってもらって、ちょっとだけレベルを上げた中国版のテキストを注文しました。
でも日中問題の関係で検査が厳しいのか、荷物の到着が遅れています。

 互いに依存し合っている日中関係、いつまでも緊張した状態が続くことは国家にとっても両国民にとってもマイナスです。
何とか穏やかに話し合って早く沈静化の方向を見つけていただきたいと切に願います。

 







夢千代ちゃんと神田川君

2012-12-05 10:00:00 | Weblog
         
          


     『りんご露天風呂』 青森県・南田温泉アップルランド(2012・12・3)

 りんごの酸味と香味がほんのり漂う美肌の湯。入浴料金350円は嬉しい♪


                    ※  ※  ※


 娘の所に滞在している間に、高校の同期会が横浜で開催されました。
同期会は二年おきに北海道と関東とで順繰りで行うことになっています。
もし今年が北海道開催であったなら参加出来ませんでした。
この偶然と幸運に感謝して足取りも軽く会場に向かったのですが、横浜駅の地下街で田舎者の本性が露呈して迷子(?)になってしまいました。
結局、親切なお姉さんに導かれて事なきを得たのですが、私以外の人は誰も迷わなかったのでしょうか??? 
みんな凄いです。

 高校の同期会とは言え、最後には小学校時代の友人たちとグループを作って話し込んでいます。
今回の私の一番の成果は、幼馴染みの夢千代ちゃん(仮名)との邂逅でした。

 以前私と夢千代ちゃんの小学校時代の恩師から→【恩師がメル友
夢千代ちゃんが、今どうしているか知っていますか?
と尋ねられ、答えることが出来ませんでした。
おそらく恩師にとって夢千代ちゃんは忘れ得ぬ生徒で、その消息が気がかりだったのでしょう。
恩師にはまだ気になる教え子がいるようなので、こちらもいつか調べて明らかにしてあげたいと思っています。

 夢千代ちゃん、美しく幸せそうなマダムになっていました。
私は恩師のために、さっそく写真を撮らせてもらい写メを送りました。
夢千代ちゃんから恩師にあてての心優しいメッセージも添えて...
同期会に参加していた当時の教え子たち6人の名前も全員列挙しました。

 恩師はとても喜んでくださいました。
 「皆さんの顔が目に浮かびます。教師冥利につきるとはこのことです。いつかお会いしたいです。」
となると次なる私の目標は、同級生たちを連れて恩師に会いに行くことです。
残された時間には限りがあるから、出来るだけ早く実現しなくてはなりません。


 同期会の数日後、同じく恩師の教え子仲間である神田川君(仮名)が、福島・会津若松観光を経て盛岡に立ち寄ってくれました。
恩師や子ども時代の思い出話で盛り上がりました。

 神田川君が「昔のならわしです」と言う国語文を、「昔のなら、わしです」と読み、みんなに大笑いされた上、先生から注意を受けてしょげていた時、nihaoが
神田川君、だいじょうぶよ。とても上手に読めていたわよ!
と優しく慰めてあげたことがあったそうです。
へぇ~、そんなことがあったのか。全然覚えていません。何て感動的なお話でしょう。

 私の小学校時代(昭和30年代)って高度経済成長期でしたが、依然として人々の暮らしは貧しく、どこの親も日々の糧を得るために忙しく、子どもに充分に手をかける暇などない時代でした。
でも私の記憶の中の神田川君は、いつも清潔できちんとした服装をしていて、お母さんの行き届いた気配りを感じさせる少年でした。

 昭和のお坊ちゃまは半世紀の時を経て、平成のロマンスグレーとなって私の前に現れました(...と書いておけば文句はないだろう)
とても楽しかったです。