友人K嬢が職場で使うエプロンを作って欲しいと、二種類の黒っぽい布地を持ってきた。
「おやすいご用よ。」とニコニコして引き受けるのは表の顔の私。
「面倒だなあ。今、ミシンを踏む気分ではないのに...」と呟くのは裏の顔の私。
寒さ厳しいこの頃、子ども部屋兼物置兼ミシン部屋で、熱伝導率の低いミシンと向かい合う作業は避けたいところだが、頼まれたら「イヤ!」とは言えない私。
八方美人には、八方の表と裏の顔が存在するからややこしい。
自己嫌悪に陥りながらも諦めてエプロン製作に取りかかった。
ところが.......これ↓ 布地の表裏が全然判らない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e1/48cd89c2c86a569f481161a8d4343685.jpg)
左は色が少し薄いがつやつやとしてなめらかな肌ざわり。
右は色は濃いがもさもさとした毛並みの中に地模様が隠れている感じ。
さて布地の表裏って、どのように判断したらよいのだろう?
自分の衣類を作る時は、表裏にこだわらず好きな方を使用する。
パッチワークでは、あえて布裏の効果を狙うこともある。
長年素人洋裁を趣味にしていても、一向に解決されない裏・表問題。
【ダーリンミシン】のpancoさんにお伺いを立てる時間もないし、迷った挙げ句どちらも大差はないだろうと、私は写真左側の方を表布と決定した。
裁断中に気がついたが、私が裏と決めつけた方の布地の端に『Saito Yoko』のロゴを見つけた。
あらっ?これ、当代一の人気キルト作家・斉藤瑶子さんの商品だ!
間違ったかもしれない......高価な布地ではないだろうか?........K嬢は私のミスに気がつくだろうか?.........
エプロンのデザインがアシンメトリー(非対称)なので、途中から表裏を逆にして辻褄を合わすことはできない。
作業続行。縫製完了。知らんぷりしてK嬢に手渡した。
もちろん仕立て代など戴かない。
私は愛のエプロンしか作らない!
昨日K嬢が、新たな布地を持ってやって来た。
「この間のエプロン、裏と表を間違ったでしょ!あれも使わせてもらうけれど、私のイメージとは違うからもう一枚作ってね(.....罰としての意味か?)」
「ごめんなさい。確認しなかった私のミスだったわ。ご迷惑かけたわね。」
と殊勝に謝ってみせるのは私の表の顔。
「なんじゃい!布代返す!もう絶対お前のエプロンは作ってやらない!」
と密かに毒づくのは私の裏の顔。
「おやすいご用よ。」とニコニコして引き受けるのは表の顔の私。
「面倒だなあ。今、ミシンを踏む気分ではないのに...」と呟くのは裏の顔の私。
寒さ厳しいこの頃、子ども部屋兼物置兼ミシン部屋で、熱伝導率の低いミシンと向かい合う作業は避けたいところだが、頼まれたら「イヤ!」とは言えない私。
八方美人には、八方の表と裏の顔が存在するからややこしい。
自己嫌悪に陥りながらも諦めてエプロン製作に取りかかった。
ところが.......これ↓ 布地の表裏が全然判らない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/e1/48cd89c2c86a569f481161a8d4343685.jpg)
左は色が少し薄いがつやつやとしてなめらかな肌ざわり。
右は色は濃いがもさもさとした毛並みの中に地模様が隠れている感じ。
さて布地の表裏って、どのように判断したらよいのだろう?
自分の衣類を作る時は、表裏にこだわらず好きな方を使用する。
パッチワークでは、あえて布裏の効果を狙うこともある。
長年素人洋裁を趣味にしていても、一向に解決されない裏・表問題。
【ダーリンミシン】のpancoさんにお伺いを立てる時間もないし、迷った挙げ句どちらも大差はないだろうと、私は写真左側の方を表布と決定した。
裁断中に気がついたが、私が裏と決めつけた方の布地の端に『Saito Yoko』のロゴを見つけた。
あらっ?これ、当代一の人気キルト作家・斉藤瑶子さんの商品だ!
間違ったかもしれない......高価な布地ではないだろうか?........K嬢は私のミスに気がつくだろうか?.........
エプロンのデザインがアシンメトリー(非対称)なので、途中から表裏を逆にして辻褄を合わすことはできない。
作業続行。縫製完了。知らんぷりしてK嬢に手渡した。
もちろん仕立て代など戴かない。
私は愛のエプロンしか作らない!
昨日K嬢が、新たな布地を持ってやって来た。
「この間のエプロン、裏と表を間違ったでしょ!あれも使わせてもらうけれど、私のイメージとは違うからもう一枚作ってね(.....罰としての意味か?)」
「ごめんなさい。確認しなかった私のミスだったわ。ご迷惑かけたわね。」
と殊勝に謝ってみせるのは私の表の顔。
「なんじゃい!布代返す!もう絶対お前のエプロンは作ってやらない!」
と密かに毒づくのは私の裏の顔。