『毛ガニ』
最近スーパーで三陸産の毛ガニを安く売っている。
地元の魚屋さんが
「岩手の毛ガニは安いし味噌も一杯つまっているし美味しいよ!」
と言っていたので買ってきた。
まだ生きているらしくパックの中でもぞもぞしている。
この悪人顔、突如ドラクエシリーズの敵キャラ、軍隊ガニを思いだした。
冒険を開始した頃は、勇者ですら軍隊ガニの鉄壁の守りには手こずるのであった...
茹でる前に記念写真。ハイ、チ~ズ!
2ハイで700円。北海道産毛ガニと比べたらお値段は五分の一以下か?
海水の濃度の塩水で10~12分ほど茹でるらしいが、熱湯で茹でる説と水から茹でる説の二つがある。
はたしてどちらが正しいのだろう?
いきなり熱湯では可哀想なので、水から入れて徐々に温度を上げ、カニたちが「いい湯だな♪」と極楽気分の頂点に達したところで、一気に地獄の釜の蓋を開けることにした。
灼熱地獄に驚いたカニは、一瞬だがぴくっと身体を痙攣させた。
私の心もちくっと痛んだ。
弱肉強食の自然界、カニが私の餌食となるのはやむを得ないことではあるが、これはちょっと残酷だったか。
さて三陸産の毛ガニは、お値段も五分の一以下なら内容も味も五分の一以下。
でも痩せても枯れても毛ガニだから、北海道産の毛ガニの味を忘れて久しい私にとっては結構美味しく戴けた。
せっかくならもっとたくさん買ってきて、お腹いっぱいになるまで食べ散らかして、北海道産毛ガニでは絶対に出来ない『三陸産毛ガニ三昧』体験をすればよかったな。
『鮭寿司』
駅弁王者、富山県の郷土料理『鱒寿司』が大好き。
駅弁祭りなどで見かけたら必ず買う。
あまり好きなので自分でも作ることが出来ないだろうかとずっと考えていたら......
昨年北海道に帰ったとき、当ブログの良きコメンテーター・士別さんが、お手製の『鮭寿司』をご馳走してくれた。
士別さんの『鮭寿司』は、酢でしめた塩鮭と一口大の酢飯を笹の葉でくるんだちまき風。
あっさりとした上品さが身上の手作りの味に感激!
なによりも私の帰省に合わせて用意してくれた心遣いに感謝!
士別さんは私の好物だと知らずに作った。この偶然にも感謝!
私も士別さんのレシピを応用して、捨てないで取っておいた鱒寿司の容器を利用して鮭の押し寿司に挑戦。
笹の葉っぱは、ももちゃんとの散歩道に群生しているのを見つけていたので、雪が降る前に用意して冷凍庫に入れておいた。
鮭は北海道の兄が送ってきた紅鮭。
道具や材料に不足はないので初めての割には上手くいった(?)が、実は鮭の切り方や酢飯の味付け具合がとても難しい。
ご飯と鮭だけで出来ているシンプルな料理なので、慣れと微妙な匙加減が重要になってくる。
今回はお手本の味のようにはいかなかったけれど、来年は、きっともっと上手になるに違いない。