日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「歴史で学ぶイタリア語」の体験レッスンに参加して早速申し込みしてきました♪(2018.3.28)@(公財)日伊協会

2018年03月30日 | イタリアの歴史
「歴史で学ぶイタリア語」の体験レッスンに参加して早速申し込みしてきました♪(2018.3.28)@(公財)日伊協会



10年もあちこちの語学学校に通い続けてきましたが ようやく初めて日伊協会のレッスンを取ります といってもずっと会員ですし 単発セミナーにはしょっちゅう顔出してるし 昨年のスピーチコンテストでもお世話になったので初めてという気はしませんが(笑)

10年もやってると たくさんあるテーマの中からようやく取り組みたいものが絞られてきて 今の私にはちょうどそれが「歴史で学ぶイタリア語」だったというわけです
 
ピアッツアイタリアでも月1回の「ローマ歴史講座」を受講しているのと 世界遺産検定も受けているので こんどはイタリア語でイタリアの歴史を学ぶのもいいなと思い立ち 「古代遺跡パエストゥム ― ギリシャ・ローマの足跡を訪ねて」の特別セミナー(2/17)に引き続き 考古学(archeologia)がご専門のファビアーナ先生の体験レッスンを受けてきました ^^) _旦~~

イタリア語で古代から現代までのイタリア史を通覧する」というこのコース 体験ではまず「エトルスキ(gli Etruschi)」をやりました ローマ帝国以前の民族です

2回程他校のセミナーでエトルスキをやっていたので 知っている写真等も出てきて懐かしかった!! 3度目なので予習なしでも大丈夫でした(笑)

しかし 恥ずかしいことに 地中海を取り巻く古代の国々の地図に 文明(civiltà)の名前(Egizi, Cartaginesi, Persiani, Fenici等)をはめ込む問題をたくさん間違えてしまい...これで世界遺産検定2級受けますなんて...恥ずかしくて言えないよね~(/ω\) 

世界遺産検定の勉強の時は 100均で買った世界地図も見ながらですが また復習しないとね!! いい刺激になりました

フェニキア人(Fenici)は カルタゴに来てCartaginesiと呼ばれるようになったとのこと 

ケルト人(Celti)は北から来たミステリアスな民族で ストーンヘンジも建てたそうです ← ちょうどケルト民族の本を読んでいたところでした~

それとこのレッスンでは イタリアの小中学生が学校で習うように学ぶことができるのが嬉しいです♡ 歴史のビデオも これは小学生向けよ!と言って見せてくださいました(笑)

エトルリア人の女性はギリシャとは違って 宴会にも男性と共に出席し 石棺にも男女ともに像が描かれています エトルリア人は戦いを好まず文化的なため だんだんと衰退しました エトルリア語はギリシャ語とアルファベットが似ているそうで どこから来たのか?については諸説あります
考古学用語(fonte positivo, fonte negativo等)も少し習いました 考古学がご専門の先生に習うのって初めて!!

今まで受けて来た歴史セミナー 読んできたイタリア語が頭の中にふつふつと浮かんできて これはもぉ予習なしでぶっつけ本番 総仕上げと思って受けてゆこうと思いました (みっちり予習して受けてきたのですが 日伊学院IPAも予習なしぶっつけ本番形式で 私にとっては総仕上げでした) イタリア語レベルは中級のコースなので語学面では問題なく あっこれ世界遺産ですよね!?と言ったりと 世界遺産の知識も総動員で楽しかった!(^^)!

水曜午後で8回講座
なので これからローマ帝国 中世 ルネサンス...と延々続きます♪ 夜はこのあと 月1回の世界遺産旅行講座(クラブツーリズム主催)ラストの「ドイツの世界遺産」に行き これでようやくひと区切り そして春からは新しいコースが始まります!!

今は7か所くらいの単発レッスンや月イチ講座を取っているので 毎週のレッスンは無理でも 月1~2回なら通えそうです イタリア文化会館の図書室でも歴史の本を2冊ずつ借りて読み続けているので これからはこのテーマで 世界遺産検定と両方で頑張ります!(^^)!

「歴史で学ぶイタリア語
」(水曜午後)のコースは こちら


* 写真は エトルスキのSarcofago degli Sposi(夫婦の石棺) 男女が平等だった証ですね


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枝幸漁協の「浜の母さん 海の幸の料理教室」で魚つきの森のお話を聞いて ホタテカレーに舌鼓♪(2018.2.7)@東都生協

2018年03月28日 | 東都生協関連・海外の生協

枝幸漁協の「浜の母さん 海の幸の料理教室」で魚つきの森のお話を聞いて ホタテカレーに舌鼓♪(2018.2.7)@東都生協


やっと やっと3回目で当たりました~ 北海道の枝幸(えさし)漁協の「浜の母さん 海の幸の料理教室」!!

魚つきの森」運動で 豊かな海産物を届けてくださっている枝幸漁協から 5人の「浜のおっかさん」たちがやってきました!!
(「魚つきの森」 スローフードの本で読んだ「森は海の恋人」運動とつながっていることもあり 注目していたのです)

まずは「枝幸の漁業」についてのお話を聞き そのあと調理室に移動してカニの足を一人1本ずつさばいてから(写真) 三平汁の作り方を教わり 試食しながら懇談しました

北海道の北東にあるオホーツク海に面する枝幸漁協 ここの海水濃度は他よりも少し薄く アムール川や島々等に囲まれて海水などが加わるためとのこと 最北端の神威(カムイ)岬 2月の今頃は-30度だそうです 
流氷が接岸するとともにプランクトンが流れてきます 8つの漁港があり冬は漁はお休み 流氷が来ると蓋をしたようになり 海がしけないとのこと

なんとクリオネを持ってきてくださいました!! ほんとにちっちゃくて泳ぐさまはカワイイ~( *´艸`) ← ちっちゃすぎて写真に写せない(笑)

昔はニシン漁で栄えて 今はほたて 鮭 毛ガニが水揚げの7割を占めるとのこと 
漁場は それぞれホタテが4か所 ホタテの赤ちゃんを育てる区域 毛ガニ 毛ガニ保護区域等に分かれており 「資源をつくり 育て 獲る」漁業なのです 

まず3~5月にホタテ場づくり ヒトデの駆除等をしてから 6月にホタテの稚貝を放流します ホタテの大きさの見本も見せていただき 横に入った線で年数がわかるとのこと
 
ホタテのひもは実は目だそうで80個あります! 2014年爆弾低気圧でホタテが被害を受けようやく回復しつつあるそうです 

ホタテの収穫の様子も見せていただきました 選別は中腰で腰に来ます... 加工場のコンベアでは ベテランの方が1枚3秒で貝柱を取っていきます
貝柱はうまみを閉じ込めるために2回ボイルしてから 天日干しで1か月かけて完成!! (外国のは一か月もかけない) 

ここで 「天然オホーツク枝幸名産 ほたて貝柱」のお土産をいただきました♡ ホタテご飯の出汁にするとおいしい!(^^)!

天然オホーツク枝幸名産 ほたて貝柱 7粒入り!!

次は毛ガニ漁業 「漁獲量を決めて大事に獲る」 3月~5月にかけての漁です 餌はイカの胴体 メスや8センチ以下のものは資源保護のために海に戻します カニは20年生きますが 卵がかえって育つのに9年かかります オスはメスを抱きかかえ そのメスはフェロモンを出して より強いオスが寄ってきてそのメスを奪い...と興味深い生態を伺いました 

そしていよいよ秋鮭定置網漁業 「母川回帰」ですね 4~5年かけてオホーツク海やベーリング海をまわって 生まれた川に帰ってくるのですね

そうして定置網で水揚げをして オスメス等を選別してイクラ等を採ります
鮭の顔つきは 最初はめぢか(目近)で鼻と目が近いのですが 遡上をする頃には餌も採らずに川をのぼるので 顔つきがすごく変わります

そして「秋鮭の資源管理」 人工採卵の様子を伺いました 鮭の腹をさいてたまごを出して受精させる作業はデリケートなので素手でかきまぜます 1か月で卵が孵りますが 最初の6週間は餌は食べず 臍嚢 (さいのう)の中の栄養素で生きています めだか位の大きさになれば放流しますが 3%しか遡上しないのですね 自然は厳しいです 

そしていよいよ「お魚を増やす植樹活動」の紹介です  
広葉樹の落ち葉が腐葉土になり 川から海に流れてゆき 海水と真水が混ざる地域でおいしい魚が獲れる 「魚つきの森」運動で 植樹体験ツアーも秋に行い 100本ケヤマハンノキを植えました これは東都生協の組合員さんたちが行ってきましたよ!! ←知り合いも(笑)
滝に鮭が登る瞬間も見たそうです 

これらの植樹活動や 今回行った料理教室の運営は 枝幸産のお魚の購入により積み立てられているそうです いや~うちはよく枝幸の秋鮭を食べています♡ 北海道のマークで目立つんです♪ ファンも多い!!

昨年は台風の影響で不漁でしたが 未来に向けた資源回復に取り組んでいるとのこと 

そして調理室に移動して まずは1人1本 カニの足をさばきましたが 関節は カニスプーンでほじるよりも めん棒やすりこ木等でぐっと押し出すと身がきれいに出ます!!  

ほたてカレー
は じゃがいもかホタテか見分けがつかないくらい大きな 丸のままのホタテが...たっくさん!! イカリング揚げも乗せてあり カニの身まで入っていて...こんなシーフードカレー食べたことない!!! 

   ← ほたてカレー じゃがいもじゃなくてホタテ!!

秋鮭の三平汁は 冬場の野菜や豆腐等を入れて 塩をふった秋鮭を大きめに切っていただきます 塩のきいた鮭の旨味がとろりとおいしい♪

魚つきの森サラダ
も ほたてにイクラにプチトマトに... 
そして自分たちで作ったピンチョスも クラッカーにまずはクリームチーズを塗り イクラやほたてをのせたり 秋鮭のスモークサーモンにオリーブオイル漬けを載せて レモン汁をかけていただきます♡ 一年分くらい食べたかな~(笑)

  ← ピンチョスの具色々♪
 
それでどんどんおかわりしたり 北海道からわざわざいらした浜のおっかさんのお話(東京の暮らしとはずいぶん違う)を聞いたり 漁協の人と話したり またまた食べたり...忙しかったけど とても貴重な時間でした 
日頃心配していた漁業資源の保護の取り組みを直接伺うことができて 少し安心しました  

この日の朝刊でたまたま見た記事「SDGs エコラベルで水産資源保護」は こちら

このラベルができるずっと前から 水産資源保護に取り組んできているそうです

私も 長年加入していますが知らないことがまだまだたくさん... 今回は貴重な機会をいただき大変感謝しております 人気なのでなかなか当たらないんですよ~この料理教室!!

開催のお知らせは こちら

素晴らしい料理教室を開催してくださいました東都生協様に 心より感謝礼申し上げます



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2017年に登録されたドイツの世界遺産: 「シュヴァーベン・ジュラにおける洞窟群と氷河時代の芸術」他&ウィーンは危機遺産に!@2017年7月第41回世界遺産委員会

2018年03月25日 | 各国の世界遺産・せかけん

2017年に登録されたドイツの世界遺産: 「シュヴァーベン・ジュラにおける洞窟群と氷河時代の芸術(Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura)」他&ウィーンは危機遺産入り!@2017年7月第41回世界遺産委員会



2017年7月2日(日)~12日(水)までポーランドのクラクフで開催された第41回世界遺産委員会で 新しく 自然遺産 3件 文化遺産 18件 複合遺産 0件 合計 21件の世界遺産が登録されました

というわけで 世界遺産の件数は、自然遺産 206件 文化遺産 832件 複合遺産 35件 合計 1073件になりました(1052件から21件増えました)

ドイツでは:
シュヴァーベン・ジュラにおける洞窟群と氷河時代の芸術(Caves and Ice Age Art in the Swabian Jura)」が登録され42件となりました

構成資産はバーデン=ヴュルテンベルク州の2つの河谷の洞窟群で ホーレ・フェルスのヴィーナス ライオンマンなどの彫像や道具類が発見されています
ICOMOSは文化的伝統の優れた例証として登録を勧告しました

約43000年前の最終氷期にヨーロッパに到達した初期人類が築いたオーリニャック文化の洞窟群を中心とした遺跡で、アッシュバレーとローンリバーの6つの洞窟群で構成されています
動物の骨や牙から作られた人形や楽器・装飾品・宗教用具などが多数出土しており、初期人類の生活の様子をいまに伝えています 
ドイツ、文化遺産(iii)
 
In der Schwäbischen Alb wurden die ältesten Kunstobjekte der Menschheit gefunden. Jetzt sind die Eishöhlen(氷の洞窟) bei Ulm Welterbe!

詳しくは こちら 

シュヴェービッシェ・ユラ山地の氷河時代の6つの洞窟と彫刻作品群が、ドイツの42番目のユネスコ世界遺産として先月登録されました。
ウルムの西15㎞のアハ渓谷と東北20㎞のローネ渓谷にあり、人類最古の芸術作品が50点余り発掘されました。象牙や骨のマンモス、ライオン人間やビーナスと名付けられた彫刻、8本の笛など4万年前に人類が創った最古の芸術品です。 (ドイツ観光局より)

ドイツ観光局の「ユネスコ世界遺産」は こちら


    *      *      *

ヴァイマル、デッサウおよびベルナウのバウハウスとその関連遺産群(「ヴァイマルとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」の拡大(The Bauhaus and its sites in Weimar, Dessau and Bernau [extension to “Bauhaus and its Sites in Weimar and Dessau”, (ii)(iv)(vi), 1996))(ドイツ)は 承認されました

バウハウスの関連遺産のうち デッサウの5件 ベルナウ(ベルナウ・バイ・ベルリン)の1件の構成資産を追加する申請です 
ドイツ、文化遺産(ii)(iv)(vi)

1996年に登録された「ワイマールとデッサウのバウハウスとその関連遺産群」の拡大

近代建築の四大巨匠のひとり ヴァルター・グロピウスが設計したワイマールとデッサウのバウハウスに、後継者ハンネス・マイヤーが設計したデッサウのバルコニー・アクセス・ハウスやベルナウのADGB労働組合学校が追加されました

詳しくは こちら

   *      *      *

カルパチア山地とヨーロッパ他地域のブナ原生林(範囲変更)
Primeval Beech Forests of the Carpathians and Other Regions of Europe
アルバニア/イタリア/ウクライナ/オーストリア/クロアチア/スペイン/スロバキア/スロベニア/ドイツ/ブルガリア/ベルギー/ルーマニア共通、自然遺産(ix)

2007年にウクライナ/スロバキアの世界遺産として登録され、2011年にドイツに拡大されて「カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林」となりました

今回はさらに12か国に拡大するもので、もっとも多くの国にまたがる世界遺産となりました
最終氷期以降に広がったブナ林を登録するものですが、ヨーロッパのブナ林のほとんどは伐採されており、数少ない生育地となっています

これはドイツは2011年に範囲拡大で登録されたので 新規登録に数えられません なので新規は1つでしたネ! (一年に2つまで申請可能) ←2018年からは上限が1件となりました

  *      *      *

ナウムブルク大聖堂とザーレ・ウンシュトルトの中世盛期の文化的景観/Naumburg Cathedral and the High Medieval Cultural Landscape of the Rivers Saale and Unstrut」(ドイツ)は 不登録

「ナウムブルクの大聖堂と関連する文化的景観」は 第39回世界遺産委員会でICOMOSから不登録勧告を受けたものの 審議では1段階上の「登録延期」決議となりました
今回の推薦では ドイツ当局は構成資産を11件から3件に絞り込むなどの修正を施したのですが ICOMOSは再び「不登録」を勧告しました

     *      *      *

中部ドイツのルター関連史跡群(「アイスレーベンとヴィッテンベルクにあるルター記念建造物群」の拡大)」(ドイツ)は 不承認でした

Luther Sites in Central Germany [extension to “Luther Memorials in Eisleben and Wittenberg”, (iv)(vi), 1996]

アイスレーベンとヴィッテンベルクの2都市6件の構成資産だったものを トルガウ コーブルク エアフルトを加えた5都市18件の構成資産へと拡大する申請でしたが ICOMOSからは価値の強化につながるものではないとして「不承認」を勧告された上 世界遺産センターからは バウハウス関連遺産同様 上限を超えていると指摘されました

     *      *      *

ウィーン歴史地区」が「危機遺産リスト」入り ← ショック!!!

ウィーンが危機遺産に
: 都市の再開発による高層建築が景観を損ねる懸念から、2017年の第41回世界遺産委員会で危機遺産リストに登録されてしまいました

ウィーン歴史地区(オーストリア、2001年、文化遺産(ii)(iv)(vi))

オーストリアや神聖ローマ帝国の首都として繁栄した帝都ウィーン。ウィーンでは現在、高層ビルの建設計画をはじめとする再開発計画が進められており、特にアイスステート・リンクやホテルを含んだ複合ビルがこれまでの高さ制限を超えることから、歴史的都市景観に悪影響を与えるということで危機遺産リストに加えられた。

このニュースは こちら

2009年に 市民の利便性のためのエルベ川の橋(Waldschlößchenbrücke)の建設でもって 世界遺産リストから抹消された「ドレスデン・エルベ渓谷 (Dresdner Elbtal)」のようにならないことを祈ります... 最近買ってきた世界遺産検定2級過去問2017年度版には 「ウィーンの歴史地区は2017年危機遺産登録」と書かれてあり マークも暗い色で胸にずしりときます 若い時にも そして新婚旅行でも行ったのです...

ドイツ語作文「世界遺産とツーリズム - ドレスデンの例から -」は こちら

TBS「世界遺産」の「ウィーン歴史地区」(2018.2.25放映)は こちら

この番組によると 城壁を壊してリンクシュトラーセを造るなど 「変化しながら進化し続けてきた都市ウィーン」は 高層ビル計画を撤回するつもりはないとのこと
 
ケルン大聖堂は一方 危機遺産を脱した経緯があります 1996年に世界遺産に登録され 周辺の高層建築計画による景観破壊で2004年に危機遺産となりますが 高さ規制等のケルン市当局の懸命な努力でもって 2006年には解除されたのですね 今回もウィーンが同様の理由(景観破壊)で危機遺産となってしまいましたが こんな風にして解除とならないだろうか...と思ってしまいますね


2017年新登録の世界遺産」は こちら

* Foto: „Thilo Parg / Wikimedia Commons“
Original Venus vom Hohlefels, Mammut-Elfenbein, Aurignacien, Alter ca. 35-40.000 Jahre



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イタリアブックフェア2018が今年も開催されます!イベント目白押し♪(2018.4.7~4.14)@イタリア文化会館

2018年03月22日 | イタリアの本・絵本・雑誌
イタリアブックフェア2018が今年も開催されます!イベント目白押し♪(2018.4.7~4.14)@イタリア文化会館


毎年春の恒例イベント「イタリアブックフェア」は今年で10回目を迎えます
今回は2015年以降に出版された書籍を中心に 約700点のイタリア関連の日本語書籍や イタリア語書籍のほか CD DVDを展示・販売します

また講演会や 話題の書籍を著者や翻訳者本人が紹介する 書籍のプレゼンテーションセミナー 絵本の読み聞かせなど 本に関する多彩なイベントも同時開催

イタリアの文化に関する本を まとめて手に取っていただけるまたとない機会です!

日時:2018年4月7日(土)~14日(土)11:00-18:00 入場無料
会場:イタリア文化会館1階エキジビションホール
主催:イタリア文化会館

各イベントは入場無料・要予約です (展覧会と朗読は予約不要)

展覧会

4.7(土)~14(土) 11:00~18:00
須賀敦子没後20年」は こちら
予約不要

講演会
2018.4.12(木)18:30~
ラウラ・イョーリオ、ロベルト・リッチ×ヤマザキマリ特別講演」は こちら
イタリアとフランスで大きな評判を呼び 昨年日本でも第10回国際漫画賞優秀賞を受賞した漫画"il cuole dell'ombra"の作者2名とヤマザキマリの特別講演!


講演会
4.8(日)14:00~
禁書 - グーテンベルクから百科全書まで」 
本は  こちら
講演会は こちら



講演会
4.11(水)18:30~
アートと科学:広帯域の電磁波で観たフラアンジェリコの壁画」は こちら

音楽と朗読
4.8(日)13:00~ 15:00~
イタリアの絵本と音楽のコラボレーション Viva Vivace!」は こちら 予約不要

      *       *       *

イタリアの文化に関する本の紹介セミナー(入場無料・要予約)

暮らすように旅するフィレンツェ/トスカーナ ─おいしいものと素敵なところの旅手帖4.11(水)15:00~16:00
本は こちら
バザーリア講演録 自由こそ治療だ!4.7(土)15:00~16:00
本は こちら

モテる大人になるための50の秘密指令4.12(木)15:00~16:00
本は こちら

L'italiano dell'arte4.9(月)13:30~14:30
本は こちら ← 私の習っていたRossana先生の著作♡

こどもってね......4.13(金)15:00~16:00
本は こちら ← いたばし国際絵本翻訳大賞受賞作の出版!!

身近で見たマエストロ トスカニーニ4.10(火) 15:00~16:00
本は こちら

歴史小説のレトリック - マンゾーニの<語り>4.14(土)13:30~14:30
本は こちら

本の紹介セミナー
詳しくは こちら


イタリアブックフェア2018
詳しくは こちら

昨年のリポートは こちら


* 私は今年は5回くらい足を運ぶつもりです(笑) とにかく昨年は欲しかった本が見つかり おかげさまでイベントの骨格が固まりました!(^^)!

桜の開花時期と重なる時は 九段下の駅からイタリア文化会館までぎ~っしり行列でなかなか進みませんので 時間に余裕を持っていらしてください♪


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イタリア映画祭2018が開催されます(2018.4.28~5.5)@有楽町朝日ホール+大阪会場(5.27,28)

2018年03月19日 | イタリア映画・映画
イタリア映画祭2018(Festival del cinema italiano 2018)が開催されます(2018.4.28~5.5)@有楽町朝日ホール&(2018.5.26~5.27)@ABCホール/大阪


日本未公開の最新のイタリア映画を東京・大阪で一挙上映!

「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001年に始まったイタリア映画祭は、おかげさまで今年で18回目を迎えることになりました。

ゴールデンウィーク恒例のイベントになり、毎年1万人を超える観客が訪れています。
今回上映するのは 2017年以降に製作された日本初公開の新作14本。

それに加えて、新作と関連があり、日本でなかなか観られる機会がない旧作5本をアンコール上映します。

日本未公開最新作14本+アンコール上映作品5本は こちら
 

アンコール上映作品(5本
): 新作とつながりがある5本をそろえました。いずれも過去に日本で上映されたことはありますが、現在はその権利がなく、今回の上映は貴重な機会になります。  

     *       *        *

過去に「イタリア映画祭」で上映された作品が日本で劇場公開!

修道士は沈黙する』Le confessioni
3月17日から東京・Bunkamuraル・シネマ、全国順次公開

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』Smetto quando voglio - Masterclass
5月26日から東京・Bunkamuraル・シネマ、全国順次公開


特集上映「Viva!イタリアvol.4」
(2018.6.23~)は こちら 下の2本含む計3本上映
 
結婚演出家』Il regista di matrimoni
6月23日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち
Smetto quando voglio
6月23日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開


イタリア映画祭2018
は こちら

* GWの風物詩ですね~♪ 春は他にもイタリア・アモーレミーオ(4/20~22) イタリアブックフェア(4/7~14) そしてGW特別講座があちこちの語学学校で開催され イベント目白押しです!! この予定立てるのが毎年ウキウキ♪


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第11回英語・第1回イタリア語ボキャブラリーコンテストが開催されます(2018.4. 15)@ソフィア・外国語研究協会

2018年03月15日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト
第11回英語・第1回イタリア語ボキャブラリーコンテストが開催されます(2018.4.15)@ソフィア・外国語研究協会

初めてイタリア語での開催となる「ボキャブラリーコンテスト」は 「ソフィア・外国語研究協会」が英語を中心に開催してきた「合否ではなく点数で測る検定」です:

 英語学習者とイタリア語学習者に朗報!

2018年4月15日(日)に 東京の月島で「第11回英語ボキャブラリーコンテスト」および「第1回伊語ボキャブラリーコンテスト」が開催されます
キャンペーン中につき参加費は無料! しかも優勝者にはクオカードの賞品が贈呈されます

語学学習でボキャブラリーを磨くことは大切ですよね
この機会をご自身のボキャブラリーを磨くモチベーションにされてはいかがでしょうか
若い方からご高齢の方までお楽しみいただいております
参加費無料の今のうちにぜひご参加下さい

参加費:無料(現在キャンペーン中につき無料)
持参物:鉛筆(又はシャープペン)及び消しゴム(解答用紙はマークシート)
期日:2018年4月15日(日曜日)午前10時集合(時間厳守)
会場:東京都月島社会教育会館(中央区月島4-1-1、地図はこちら)5階第1・2洋室 (地下鉄有楽町線・大江戸線月島下車5分)

解答用紙を提出すればご帰宅いただけます
正解はコンテスト当日の夕方頃までに 当協会のサイトに公表する予定です
次の2言語の中から 1言語または2言語を選択することができます: 英語(40分)、伊語(40分)

ボキャブラリーコンテスト
は こちら

ソフィア・外国語研究協会
は こちら ← HPにもサンプル問題が載っています 

  *     *     *

実は私 世界遺産検定2級は受ける予定ですが 伊検2級 独検準1級合格のあと 1級はそうそう受からないので 次の語学検定は見合わせているのです... ← 今受けて もし落ちたら恥ずかしい...(/ω\)

なので 合否ではなく点数で測る検定 TOEICみたいに何度でも受けられて その時の実力が図れるものがないかなぁ...と思っていたところですので 大変嬉しいです!!

このコンテストの特徴は 英語でいえば TOEICとの相関関係を見てくれるということ (イタリア語は伊検)  TOEICには出てきそうにない語彙 ネイティブなら誰でも知っている語彙等が出てくるそうです 

ちなみにこちらでは ドイツ語 フランス語 スペイン語のボキャブラリーコンテストも開催を始めたとのこと 毎年楽しみですね!(^^)! 

メールが届かない等の場合は こちら

* 写真は ボキャブラリーコンテストのチラシ 裏面は結果通知サンプルです


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第3回イタリアアモーレミーオ開催のお知らせ(2018.4.20~22)@天王寺アイル&名古屋(7.20~22)大阪(11.2~4)

2018年03月13日 | イタリア関連の催し
第3回イタリアアモーレミーオ開催のお知らせ(2018.4.20~22)@天王寺アイル&名古屋(7.20~22)大阪(11.2~4)


日本国内最大級のイタリアン・フェスティバル「イタリア・アモーレ・ミオ!」が開催されます
第3回イタリアアモーレミーオは天王寺アイル(4月20日~22日) そして名古屋(7月20日~22日)大阪(11月2日~4日)の3都市で開催されます

オペラ、ジャズ、ロック、ポップの一流アーティストによるコンサートや 息を呑むパフォーマンス 有名人によるトークショー 参加型ゲーム イタリア往復航空券などが当たる“Play and Fly to Italy”コンテスト アートインスタレーション 著名なスピーカーによるワークショップ そして厳選されたイタリア料理などの他 60人以上のVIPゲストを招き 計6日間にわたりMade in Italyの素晴らしさを皆様にお届けします

今回はそのイベントを盛り上げるべくSNSキャンペーンを開催いたします。

The IAM(Italia Amore Mio)-in-love プロジェクト


イタリアは情熱(パッション)の国:私たちはいつでも恋をしています。その相手は…
大切なパートナー、大好きなペット、お気に入りの景色、一押しのブランド、好物の
食べ物などその対象は数え切れません!

そこで「あなたの好きなものを教えてくださいコンテスト」を開催!
優勝者にはアリタリア空港ご協賛・イタリア往復航空券(2名様)が当たります!
応募方法等は こちら
 
写真はIAM-in-loveポスターとしてイベント開催中(天王洲アイル
4月21日、22日)会場で飾られます

詳しくは こちら

昨年のリポートは こちら
バリラの被り物をしてSNSにアップすると景品が...というイベントでした~

みんなで行った楽しい思い出は 忘れません♡
各イベントは随時Facebook等でアップされると思います!(^^)!

* 写真は 昨年の六本木ヒルズ会場にて マセラティ!


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世界遺産の富岡製糸場と妙義山の「さくらの里」で満開の桜を堪能♡(2017.4.19)&富岡製糸場についてイタリア語で話す

2018年03月10日 | 各国の世界遺産・せかけん

世界遺産の富岡製糸場と妙義山の「さくらの里」で満開の桜を堪能♡(2017.4.19)@クラブツーリズム&富岡製糸場についてイタリア語で話す:

日帰りで行かれる世界遺産ってことで 初めて行ってきました富岡製糸場♪
お花見もできてとても良かったです♡ 

群馬県の妙義山は 日本には珍しく岩肌の切り立った厳しい山で 山の上の方は満開の桜🌸
4/19に行ったので 桜の花もぎりぎり散りかけでしたが それは見事でした!!

← 妙義山 (il monte Myōgi)

たくさんの修学旅行中の生徒さんたちも来ていたおぎのや横川店で たけのこずくしの昼食をいただいてから 初めて行ってきました富岡製糸場!!

ここは2014年に 「富岡製糸場と絹産業遺産群」*という名称で世界遺産に選ばれた官営模範製糸場です 

* 富岡製糸場と絹産業遺産群 Mulino da seta di Tomioka e siti correlati (Tomioka Silk Mill and Related Sites)
* 製糸場 setificio 

 ←入り口すぐにある記念碑

開国直後の日本では生糸の輸出が拡大しました ヨーロッパの生糸の生産地フランスやイタリアで蚕の病気が大流行したり 清国の生糸輸出が振るわなくなっていたためですが 急激な需要の増大は粗製濫造を招き 日本の生糸の国際的評価が落ちました

そこで日本政府は国策として器械製糸工場を建設すべきと考え 1870年(明治3年)器械製糸の官営模範工場の建設が決定しました 幕末直後 日本がこれから国際社会に出て行こうとしている明治5年(1872年)に 殖産興業を掲げる明治政府によって作られたのです この時代は生糸が日本の主要な輸出品でしたが まだ当時は手作業で作っていたため 品質がばらついていました

* 生糸 seta grezza
* 繰糸、製糸技術 (繭から糸を繰り、一定の本数を引き揃えて一本の糸にする) trattura

  ← 手作業での製糸の様子

そこで フランス人技師ポール・ブリュナ(Paul Brunat)を雇って工場を作り 多くの伝習工女*たちを雇って たくさんの製糸を(品質が統一され大量生産できた)アメリカなどに輸出したという 日本近代化の幕開けを担った工場なのだそうです 

* 工女 setaiola, filatrice (紡績工)

 ← 入り口のアーチの上にはよく見ると「明治五年」とある

木骨レンガ造り*で レンガもフランス積み(大小のレンガを交互に積む) 一番見どころがあったのは繰糸場* 当時のままの機械がそのまま保存されています 当時は電気がないため自然採光が大切でした
 
* 木骨レンガ造り mattoni con intelaiature in legno
* 繰糸場 l'impianto per la trattura della seta

 ← 広い操糸場の中 

繭*を煮て糸を出して繰る作業工程も ビデオや実演で見ることができました 生きた蚕*も初めて見た~

* 蚕 il baco da seta
* 繭 il bozzolo
* 養蚕 la sericoltura
* 紡績  filatura

 ← 繰糸の実演

桑畑があり 養蚕が盛んで 水と燃料の亜炭が確保できて 住民の反対もなく 広い土地があったこの富岡市に作られたそうで ここの道や街並みはコンパクトでカワイイ♪ 歩いていても楽しいのです 駐車場から製糸場までの道にたくさんの土産物屋さんがあって...

← まちなか周遊観光バス 100円で乗り降り自由♪

ツアーだったのでひとり200円でガイドツアーをオプションでつけましたが これが正解!! 建物を見ただけではなかなかわからないところまで 丁寧に説明していただきました♪ ← 美術館のイヤホンガイド500円を思えば安い!!
私も世界遺産検定を受けてるところなんで HPをバッチリ読んで予習してきました!

さて工女といえば 女工哀史で知られる野麦峠をつい思い浮かべてしまいますが ここは当時としては破格の好条件で皆さん働いていたのだそうです 
当時としては珍しく日曜は休み 7時間45分労働で昼休みあり 見習い(月9円)から工女に昇格すれば月25円等と破格の条件でした
この指導官ポール・ブリュナも月給750円+aと高給で (当時の総理大臣が月800円!) 途中までしか雇えなかったそうです

 ← 首長館(ブリュナ館) 高床式でベランダもあります

和田 (旧姓 横田) 英という伝習工女(実は大審院長横田英雄の姉)は 一年3か月間ここで働いたあと指導者となり 長野県の工場で製糸を教えたそうで 女傑ですね~ 

また 渋沢栄一(埼玉県深谷市出身)が ここの初代設置主任で設立にかかわったそうです ← 埼玉県深谷市にある渋沢栄一記念館に行ってきたばかり♪

ただし工女は立ち仕事でしたし能力給でした また最初はフランス人が赤ワインを飲むのを「生き血を飲む」*というデマが流れて工女が集まらず そのため工場長の14才の娘を最初の工女にしたのだそうです 時代ですね~

まわりを見学すれば 入院施設つきの診療所*あり お風呂あり 女工館という宿舎あり 社宅に寄宿舎(男性用の)あり ブリュナ館*という首長館ありと...いたれりつくせりでした!!

*ブリュナ館 casa del direttore Brunat
*工女の生き血を飲む bere il sangue fresco delle setaiole
* 診療所 infermeria

 ← 寄宿舎などが並ぶ

アメリカでナイロンが発明されたりして絹の需要が落ち込み やがて民営化され* 片倉工業*に買い取られましたが 115年間操業し続けました(1872/明治5年~1987/昭和62年)

*民営化される privatizzare
*片倉工業 Katakura S.p.A.

ちなみに養蚕技術が中国から日本に伝わったのは弥生時代 湿気をきらうため 窓をあけるためにフランス式の窓枠も作られました 形が面白いですね 近くには蚕の卵を貯蔵する「荒船風穴」等もあり それらがセットで世界遺産に登録されました

詳しくは こちら

東京から日帰りで行ける世界遺産としてお手頃です♪ ← 上野の東京国立博物館はもっと近いですが(笑)

世界遺産検定(せかけん)でも ここ最近決まったものは年号や構成資産も含めて出題されます 実際に行ったのでよく覚えていて大変助かりました!(^^)! 

富岡製糸場は こちら


妙義山 さくらの里は こちら


ツアーは こちら


素晴らしいツアーを開催してくださいました ㈱クラブツーリズム様に お礼申し上げます

   *      *      *


富岡製糸場についてイタリア語で話す:

Il Mulino da seta di Tomioka (富岡製糸場) è stato il primo insediamento industriale moderno per la filatura della seta in Giappone, situato nella città di Tomioka, Prefettura di Gunma.

富岡製糸場は、日本の絹の紡績の為の近代工業の最初の設置で、群馬県富岡町に作られました。

È considerata un importante esempio di archeologia industriale in buono stato di conservazione e tutelata dallo stato come sito storico.

良い保存状態での産業の考古学上の重要な例と考えられ、歴史的な場所として国から保護されています。 (Wikipedia)


Mulino da seta di Tomioka
は こちら


*      *      *

Il Setificio di Tomioka fu costruito dal governo nel tentativo di modernizzare l’industria della seta in Giappone nel 1872, a soli 4 anni dalla Restaurazione Meiji.

富岡製糸場は1872年明治維新後わずか4年で、政府により 日本の絹産業の近代化の試みとして建てられた。

Il Setificio era un complesso di fabbrica a larga scala incentrata sul procedimento di lavorazione del filo da seta voluto dal governo Meiji per consentire la produzione in serie di seta grezza di alta qualità.

製糸場は高品質な生絹の大量生産に応じるために、明治政府により望まれた生糸の加工製法に基礎を置く 広大なスケールの工場総合施設だった。

Nel XIX secolo infatti, a seguito dell’apertura del Giappone verso l’Occidente, la domanda di esportazione di seta grezza cominciava a crescere, ma, poiché essa era prodotta artigianalmente, non si era in grado di soddisfare tale domanda.

実際に19世紀において、西洋への開国の結果として 生糸の輸出の要求が高まり始めた、しかしながら、手工業的に生産されていたため、こうした需要を満足させることはできなかった。
(ここでは実際に、初期の頃の小さな一人で使う機械も展示してありました)

Il governo decise allora di assumere ingegneri francesi per fondare la fabbrica ed introdurre le tecnologie meccaniche più avanzate per il procedimento di trattura e filatura della seta.

政府はその当時、工場を建てて、操糸と絹紡績の製法のためのより進歩した機械技術を導入するために、フランス人技術者を雇うことを決めた。

Il Setificio di Tomioka ebbe un ruolo importante come modello di fabbrica per diffondere la moderna tecnologia per la trattura della seta in tutto il paese. Il governo reclutò le donne come forza lavoro ed insegnò loro le nuove tecnica in modo da poter diventare leader in quest’attività.

富岡製糸場は国中の絹の製糸技術のための近代技術を深めるための工場モデルとしての重要な役割があった。 政府は労働力として女性たちを雇い入れて、そしてこの仕事での指導者となれるように、彼女たちに新しい技術を教えた。

Anche dopo esser stato venduto al settore privato nel 1893, il setificio ha continuato la sua attività mantenendo la propria leadership nella produzione di seta grezza in Giappone fino al 1987.  L’attività cesso infine a causa della concorrenza della più economica seta grezza importata da altri paesi asiatici.

そしてまた1893年民営化された(三井家に払い下げ)あとでも、富岡製糸場は1987年まで日本の生糸生産のまさにリーダーシップを保持しながら稼働し続けた。操業はアジア諸国から輸入されるより安価な生糸との競争によってとうとう終了した

Il complesso industriale è formato da diversi edifici storici e strutture.  I principali edifici originali sono l’impianto per la trattura della seta, i due magazzini per la produzione di bozzoli, sale macchine, la casa del direttore ed i dormitori per gli ingegneri francesi costruiti nel 1872 e 1873.  Si tratta di costruzione di mattoni in legno e muratura, una tecnica introdotta dagli ingegneri francesi.

工業集合体はさまざまな歴史的な建物や建築物によって構成されている。 オリジナルの主要建造物は絹の操糸場、2つの繭(まゆ)の生産のための貯蔵庫、機械場、首長館(ブリュナ館)、1872年と1873年に建てられたフランス人技術者のための寄宿舎だ。 フランス人技術者によって導入された技術である、木造レンガ造りの構造とのこと。

Dal 2005, il Setificio di Tomioka è stato gestito dalla città ed è stato aperto al pubblico. La fabbrica è un simbolo della modernizzazione dell’industria della seta in Giappone, per questa ragione è conservata come esempio importante del patrimonio industriale.

2005年より、富岡製糸場は富岡市の運営となり一般に公開された。工場は日本における絹産業の近代化のシンボルであり、この理由でもって産業遺産の重要な例として保存されている。

Dal mese di giugno 2014, Il Setificio di Tomioka è stato iscritto nella UNESCO World Heritage List come "Tomioka Silk Mill and Related Sites".  Questo pezzo del patrimonio mondiale è valutato per il suo contributo allo sviluppo e gli scambi internazionali nel campo della tecnologia della sericoltura e della filatura. Oggi tante persone visitano Il Setificio di Tomioka ogni giorno.

2014年6月より、富岡製糸場は「富岡製糸場と絹産業遺産群」としてユネスコの世界遺産に登録された。この世界遺産のひとそろいは養蚕と紡績のテクノロジー分野においてその発展と国際交流に貢献したとして評価されている。今も多くの人びとが毎日富岡製糸場を訪れている。

"Il Setificio di Tomioka in Giappone – Patrimonio UNESCO"
は こちら

* 写真は 2017年4月にバスツアーで行った富岡製糸場 これは木骨レンガ造りでフランス積み 


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イタリア=フランス映画「修道士は沈黙する」ロードショーのお知らせ(2018.3.17~)@Bunkamuraル・シネマ

2018年03月08日 | イタリア映画・映画
イタリア=フランス映画「修道士は沈黙する(Le confessioni)」ロードショーのお知らせ(2018.3.17~)@Bunkamuraル・シネマ

ドイツ ハイリゲンダムの空港に イタリア人修道士ロベルト・サルスが降り立つ
バルト海に面したリゾート地の高級ホテルで開かれる予定のG8の財務相会議

会議の前夜 天才的なエコノミストとして知られる国際通貨基金(IMF)ダニエル・ロシェ専務理事は サルスに告解がしたいと告げるが 翌朝ビニール袋をかぶったロシェの死体が発見される

自殺か、他殺か? 容疑者として真っ先に浮上したサルスは戒律に従って沈黙を続ける 果たして謎の死の真相は? そしてロシェがサルスに託したものとは...?

ローマに消えた男』のロベルト・アンドー監督が新作の題材に選んだのは “物質主義vs精神主義”の構図です

イタリア映画祭2017』にて『告解』のタイトルで上映されました
原題 LE CONFESSIONI 2016年 イタリア=フランス映画 108分
(言語は イタリア語 フランス語 英語)

映画は こちら

* トニ・セルヴィッロの渋い魅力は 社会派を扱った映画にはうってつけですね ずっと前から大好きな俳優です♡ 

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「フェリーニに恋して」ロードショーのお知らせ(2018.3.17~)@恵比寿ガーデンプレイス他

2018年03月06日 | イタリア映画・映画
「フェリーニに恋して(In search of Fellini)」ロードショーのお知らせ(2018.3.17~)@恵比寿ガーデンプレイス他

イタリアとフェリーニが織りなす魅惑の世界

フェリーニファンにはたまらない 16作品以上の名シーンへのオマージュ!
無垢な少女が「道」「甘い生活」「8 1/2」等の登場人物たちと出合いながら ローマ ヴェネツィア ヴェローナ等をめぐる旅をします

2018月3月17日(土)~ 恵比寿ガーデンプレイス他にて
全国順次ロードショー!
(アメリカ映画 2016 英語)

映画は こちら

* 情報をいただきましたLCI様にお礼申し上げます

PS 3月4日(日)のイタリアの総選挙の結果 色々気になってます...
ドイツの方は選挙から半年もかかって ようやく大連立(Groko)が決まりました


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イタリア・デザイン・デー「デザインでめぐるイタリア」上映会に行きコンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」展(~3月13日)を見てきました(2018.3.2)@イタリア文化会館

2018年03月03日 | イタリア製品

イタリア・デザイン・デー「デザインでめぐるイタリア」上映会に行きコンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」展(~3月13日)を見てきました(2018.3.2)@イタリア文化会館


スピーチコンテスト出場のインパクトが強すぎて(?) 再びイタリア文化会館を訪れると浦島太郎のような不思議な感覚に囚われるのですが(笑) 今夜はイタリア・デザイン・デーの展示と上映会に行ってきました♪

コンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」
は Premio Compasso d'Oroというデザイン賞の受賞作の展示と 今までの受賞作のパネル展示でした


コンパッソ・ドーロ賞
1954年にジオ・ポンティの発案によって創設された イタリアインダストリアルデザイン協会が主催する歴史あるデザイン賞とのことで 今年の受賞作品9点が展示されていました
ライトや靴 コーヒーメーカー スタイリッシュな防音マット等色々ありましたが 中でも一番気に入ったのはISSEY MIYAKEの和紙で作った折り紙のような形のランプ♡ 

展示パネル24枚をすべて作品名と写真を突き合わせて見たのですが 昔のものは古くなつかしいフォルムのタイプライターやレジ等 大きくごついデザインに懐かしさを感じ 今の時代のものは作品タイトルもフォルムもスタイリッシュになり 時代の変遷を感じました
60年の歴史の中で約300点が受賞し 2004年にイタリア文化財・文化活動省の重要な歴史・文化財として認められているとのことです

   *     *     *

さていよいよ「デザインでめぐるイタリア(Rassegna di documentari "Geografie italiane del design")」上映会 まずは館長挨拶に続き 2名の「ミラノ・デザイン・フィルムフェスティバル」代表者による紹介です

このミラノ・デザイン・フィルムフェスティバルは2013年に創設される ドキュメンタリー短編映画が主な映画祭で 毎年10月に開催され デザイナー スタイル 前衛運動の物語 社会的なテーマ等を取り上げています
生活にかかわるものはすべて設計とつながっているビジョンを普及させるため 映画だけでなく 多岐にわたって文化伝達・普及をするめの多機能的な場(プラットフォーム)でありたいとのこと

3月1日(木)
の講演会「世界はデザインで満ちている」でも デザインとは何か?をテーマに語られ 空中に漂うデザイン ミクロからマクロまですべてのスケールで考え さまざまな方法で時代の変遷とともに変わり イタリア人のライフスタイル"Vivere all'Italia"の一環として デザインをとらえる試みがなされました また巨匠エットーレ・ソットサスの未発表のたいへん印象的な言葉も紹介されました 

今年の受賞作10本が 世界中にあるイタリア文化会館で上映されますが 「イタリアの独創性の歴史と現状のプロフィール」ともいえるシリーズで 私はその1日目に行ってきました!


1日目(3月2日
)上映作品:

1. ジッロ・ドルフレス コップの水の中に(Gillo Dorfles. In un bicchier d'acqua)
(フランチェスコ・クレリチ監督, 2017, 11分)

自らを語るなかで現れる お気に入りのものを通して見たジッロ・ドルフレスの肖像あるいは自画像 彼は 自身にとってかけがえのないものについて語る 歴史・芸術の文化と日用品 家族の遺品と未発表の彫刻 記憶と直感を織り交ぜながら

107才
ジッロ・ドルフレス(Gillo Dorfles)の語りとともに現れるさまざまな自宅に置かれたものたち そしてやがて現れるドルフェス自身の姿 静かな部屋 「年とともに選ぶものが減り 自分の分身となってゆく」 「底知れぬ愛着を持つものは すべて物語を持っており 物(モノ)以上の価値を持つ」 との言葉に感銘を受けました


2. モッリーノ劇場(Teatro Mollino) (フェリペ・サングイネッティ監督, 2017, 8分)

多才な建築家カルロ・モッリーノ(1905~1973)はトリノが生んだ鬼才 この作品の主役は コンサートホールの傑作で イタリアオペラの伝統的なデザインを統合させるレージョ劇場(1965~73)と 1960年代末に作られたモッリーノのアパルトマン カーサ・モッリーノ 彼がそこに住んだことはない それは彼の純粋な想像力を具現化したものである

トリノのレージョ劇場(Teatro Regio di Torino) は1740年にできましたが火災により1973年にモッリーノにより再建された荘厳な劇場です 一方Casa Mollinoは 素晴らしい調度品に囲まれた 角がなく卵のような家具のある完璧なプライベート空間であるにもかかわらず 住んだことはなかったとのこと 

3. ガラスの教会(La chiesa di vetro) (ジュゼッペ・バレージ監督, 2017, 45分30秒)

皆が“ガラスの教会”と呼ぶ。ミラノ北部、バランツァーテ(Baranzate)のノストラ・スィニョーラ・デッラ・ミゼリコルディア教会の2006年の修復プロジェクトのドキュメンタリー 近代的建設作業のメソドロジーや、建築作品を“上書き”するという考え方についての“映像による試論”となった

修復(restauro)
の細かい過程をインタビューを交えて紹介するドキュメンタリー 上書きする(riscrivere)のは 最新の技術で再設計すること この教会は入る時に道を降りてゆき 中に入ると曇りガラスからの陽の光に包まれて ほんの少しの隙間から光が差し込み木々が見えます 工学とデザインの協調により生まれたX字型の構造物を使っています 

デザイン立国イタリアの神髄に少しだけ触れられた気がしました 展覧会も上映会もまだやっています:


コンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」」の展示は 2018年3月1日(木)~13日(火) まで

「デザインでめぐるイタリア」上映会
3月2日(金)~3月4日(日)まで(無料、要予約)

1日目(3/2)は こちら

2日目(3/3)は こちら

3日目(3/4)は こちら

素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます


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