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日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

第32回「いたばし国際絵本翻訳大賞」翻訳作品募集開始(2025.10.31締切)@いたばしボローニャ絵本館

2025年08月22日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト
第32回「いたばし国際絵本翻訳大賞」翻訳作品募集開始(2025.10.31締切)@いたばしボローニャ絵本館

【翻訳大賞、募集開始!】

「第32回いたばし国際絵本翻訳大賞」の募集を開始しました!
今年の課題絵本は、英語部門「Hat cat」、イタリア語部門「UNA TANA TUTTA PER ME」です。
詳細は下記ホームページをご覧ください。ご参加お待ちしております♪

「絵本のまち板橋」では、外国の文化に触れ国際理解を育むために絵本の翻訳作品を募集します。
課題絵本は英語とイタリア語の絵本です。あなたの言葉で、海外絵本の魅力を表現してみませんか。
 
課題絵本
英語部門
書名:『Hat Cat
出版社:Candlewick Press
作:Troy Wilson, 絵:Eve Coy
おじいさんは、家のテラスのベンチでリスとあそぶのが毎日のたのしみ。ある日、ベンチに置いたぼうしの下からこねこが出てきた。おじいさんはこねこをかわいがるようになり、こねこもおじいさんの家のなかでしあわせにくらしはじめる。ところがある日、おじいさんは出かけたきり帰ってこず......。


イタリア語部門
書名:『UNA TANA TUTTA PER ME
出版社:Il Castoro
作:Loredana Baldinucci, 絵:Melinda Berti
森に住むネズミ一家の末っ子アルジェントは、やりたいことが見つからない。家には自分の部屋がなくて、落ち着いて考えることもできない。考えごとができる場所を探し、モグラやウサギの家へ行ってみても、自分にぴったりの場所が見つからず、しょんぼり。探しに来てくれたママと家に帰ると、そこには......?

作品提出期限: 
令和7(2025)年11月30日(日曜日)<当日消印有効>
※締切日が日曜日のため、消印にご注意ください。

※メールでの参加申込はできません。往復はがきまたはホームページの専用フォームにてお申し込みください。
※参加申込期限は10月31日(金)ですが、期限前に定員に達する場合もございます。参加をご希望の方はお早めにお申込みください。

   *    *    *

早速イタリア語部門の課題絵本を読みに行ってきました!  ← 近所なのです(笑)

今年の課題絵本は絵もとても可愛くて 森の動物たちが次々と登場する楽しいお話です 難しい表現も特に見当たらず訳しやすい(辞書なしでさーっと読めた感じ)ので 色々な方がチャレンジしてくださるとよいなと思います  

ちなみに以前受賞された方は 訳す前にそれまでの講評(結果発表の下に載っています)を読んでから訳されたそうです😊 
子どもたちに読み聞かせをするような流れるような文に仕上がるとよいですね 


第32回「いたばし国際絵本翻訳大賞(Gran premio internazionale della traduzione dei libri illustrati* )」翻訳作品募集 は こちら

*この「翻訳大賞」のイタリア語表記は 自分が2019年にイタリア語スピーチコンテストでこのテーマで出場・日伊協会賞を受賞した時に訳したものです 

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「ホロコースト 最年少生存者たち」(レベッカ・クリフォード作/2021)を読み「ホロコースト 戦争と家族」(1978)を思い出し

2025年08月21日 | ドイツ語・独検

「ホロコースト 最年少生存者たち」(レベッカ・クリフォード作/2021)を読み 「ホロコースト 戦争と家族」(1978)を思い出しました

 

ホロコースト 最年少生存者たち(Survivors children's lives after the Holocaust)」を 「アウシュビッツの小さな姉妹」(タチアナ&アンドラ・ブッチ著)のあとに読みました

ホロコーストを生き延びた子供たちの本当の戦争は 1945年に始まったのですね...

子どもの頃に強制収容所にいた記憶をほとんど失い 保護してくれるべき親もおらず 兄弟も親戚もおぼろげな記憶しかなく 自分の名前さえ思い出せない状況にあった子供たちがいたことに衝撃を受けました 名前なしでは家族を探すこともできないのですから

あるいは 親が遠くにいることを隠して 里親のもとに引き取られることもあったとのこと 

ホロコーストを生き延びた親には子供を養育する経済的・精神的余裕がないことも多く 経済的・精神的余裕のある里親のもとで暮らす方が 子供にとってもよいのではないかとのことから とありました

また暗い記憶を語らせる方が子供にとってよいのか 語らずに過去を封印して忘れさせる方がよいのかについての葛藤もありました 

里親は必死に子供が強制収容所にいたことを隠そうとしますが 子どもは知ろうとしてぶつかり合ったり...

次の預け先に移るとその国の言葉を一から学ばなければならず 前に話していた言葉を忘れてしまったり 里親と言葉が通じなくて苦労したり それでもホロコーストを生き延びた親元で苦痛を受けながら暮らすよりも 同じ境遇の子どもたちとともに施設で暮らしていた時の方がよい思い出となった というくだりには色々考えさせられました 

その施設もやがて閉鎖されると 自分の還るところがなくなってしまうのですが...

 

またやがて子供たちが長じて ホロコーストの生き残り「幼年時生存者」としてインタビューに応じるようになった時の様々な問題についても触れていました 

長じては自分の体験を語る時に困難が伴い 質問の仕方によって答え方も答える方の感情も様々に変化するのに 画一的な質問で神経を逆なでされたり インタビュアーの要望を察して過去を捏造したり  答えようにも親の名前も記憶もないので非常に戸惑ったりと...

そういった様々な最年少生存者たちの告白に衝撃を受けました 


やがてトラウマの概念や影響の長期化も明らかになってゆき(ベトナム戦争などで)  1978年にアメリカで放映された「ホロコースト 戦争と家族(Holocaust)(これは私も日本で放映された時に観て 本も買って何度も読みました)や「ショア/Shoah 」の上映などで 次第にホロコーストの実情が社会に明るみに出てくるようになってきました 

それまではホロコーストのことはあまり知られていなかったのですね...  

重い本でしたが 貴重な歴史の一角を知ることができ 本当によかったです 

本は こちら


追記: 

このアメリカのテレビドラマ『ホロコースト 戦争と家族Holocaust – Die Geschichte der Familie Weiss は 1979年にドイツでも放映され 以下のような影響をドイツ社会に与えたそうです:

「80年代になると、ホロコーストをテーマとした米国発のテレビドラマが公開された影響などで、社会にナチズム、とりわけユダヤ人に対する犯罪行為の歴史と向き合おうという機運が生まれ、学校内外の教育機会の発展に貢献した。 」(2025.8.21 「極右と移民が投げかけた歴史教育の課題 ドイツの有名学者の苦悩 | 毎日新聞 」)


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第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし(2025.8.13~8.31)に行ってきました@板橋区立中央図書館

2025年08月16日 | イタリアの本・絵本・雑誌
第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし(2025.8.13~8.31)に行ってきました@板橋区立中央図書館
  
今年も暑い中 地元の「ボローニャ・ブックフェアinいたばし」に行ってきました   
  
 
既に絵本翻訳大賞の授賞式は初日に行われました


 新着絵本

 
 新着絵本
 
新着絵本のリストは こちら
  
 
ラガッツィ賞のコーナーでひときわ目を惹いた1冊の絵本 
Per mille camicette al giorno(For a thousand Blouses a Day)」 
(ノンフィクション部門受賞作) 表紙が素晴らしい 
 
内容も 実際の事件を元にしたものです 
ニューヨークの大規模な縫製工場では多くの若い女性(移民)が
働いていた 1911年のある日火事が起きて 多くが窓から飛び降りて亡くなり...
 
 
 
Per mille camicette al giorno(For a thousand Blouses a Day)」 は こちら
本は こちら
記事は こちら 
オーディオブックは こちら (イタリア語)
 
    *     *    *  
 
今年のブックフェアでは 4冊の抄訳を担当しました 
(長年  絵本の抄訳ボランティアを続けています)
 
ドイツ語は 私のお気に入りのセーターという絵本です
小さい頃におばあちゃんに編んでもらったお気に入りのセーター おばあちゃんのお葬式ではみんな黒い服を着ていたけれど 私はこのおばあちゃんの編んでくれたセーターを着た きっと喜んでくれると思う...
 
スペイン語3冊は 待つのが嫌いな大きなカメのアルトゥーロがイモムシのイサドラと出会い 眠りについた彼女のために人生で初めて待つという絵本  
 
それと 月に住む女の子が地球に遊びに行く絵本と お隣に引っ越してきた女の子と仲良くなって1年が過ぎたという絵本です
 
もうじき「わくわく外国語おはなしまつり」の本番2回がやってきます 
連チャンの里帰り家族のおもてなしも無事終わり🍺🍷🍴🍱 
本番に向けてエネルギーをためておこうと思います 
 
第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 開催のお知らせは こちら

 
 

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噴火後も300年間人々が暮らしていた? ポンペイで通説を覆す新発見(2025.8.15)@イタリアのニュース

2025年08月15日 | イタリアのニュース
噴火後も300年間人々が暮らしていた? ポンペイで通説を覆す新発見(2025.8.15)@イタリアのニュース


ポンペイ考古学公園が行った最新の発掘調査で、ヴェスヴィオ山噴火後のポンペイで人々が再び生活していた事が分かったと8月6日に発表された。エルサレムポストが伝えた。

発表によると、新しい発掘区画で、噴火後、残された住居に少なくとも5世紀まで人々が暮らしていた痕跡が見つかった。
人々は、火山灰で埋まった住居の破壊された2階部分から出入りし、地下となった1階部分にオーブンや臼を設置して台所や倉庫として使用していたようだ。
 
考古学者たちは、これらの住人は、他の場所で生活を立て直す手段を持たない被災者たちと、灰の下に埋もれた貴重品を見つけることを期待した移住者であったと考えている。人々の居住は5世紀まで続き、別の大規模噴火によって最終的に放棄されたという。(後略)

ニュースは こちら

 
Pompei fu riabitata dopo essere stata distrutta dall’eruzione del Vesuvio: nuove prove emergono dagli scavi(2025.8.5)
は こちら  
 
l'imperatore Tito vi inviò due ex consoli con il compito di "curatores Campaniae restituendae"; tuttavia, il progetto di rifondazione della città non andà a buon fine e, come detto, l'area venne definitivamente abbandonata nel V Secolo.

これによると ティトゥス帝(噴火当時の皇帝)が2人の元執政官を修復のための都市観察官として派遣したが 街の再興はうまくゆかず 5世紀には決定的に打ち棄てられた とあります
 

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イタリア映画「Tre fratelli(3兄弟)」(1981年Francesco Rosi監督作品)のDVDを見ました

2025年08月10日 | イタリア映画・映画

イタリア映画「Tre fratelli(3兄弟)」(1981年Francesco Rosi監督作品)のDVDを見ました


1981年 Francesco Rosi監督作品 「Tre fratelli」のdvdをイタリア語字幕で見ました

テロ事件の起きる「鉛の時代(anni di piombo)」のイタリアに生きる3人の兄弟たちに 母親の訃報が届き 南イタリアの故郷に集います

職業も年齢も様々な3兄弟を待っていたのは 母の死とともに それよりもつらい 20年もの間離れて暮らしていた兄弟との確執でした

長男Raffaelleは ローマの判事(giudice) テロリストの裁判に関わる50代 妻はテロリストからの脅迫におびえて過ごす


二男Nicolaは ナポリの少年院の助手(assistente in un riformatorio)


三男Roccoは トリノの工員(l'operaio) 離婚した妻との間の まだ幼い娘マルタ(Marta)を一人で育てている


このマルタがなんとも可愛らしい💕 田舎を知らない北イタリア暮らしの孫マルタと 南イタリアの農家暮らしのおじいちゃんとのシーンが印象的でした

この3人が故郷で母の葬式のために集うのですが 長男と三男の政治にまつわる討論シーンが圧巻...といってもイタリア語字幕なので 実はあまり把握できませんでしたが...

長男が村の酒場に行き "condoglianza"とお悔やみの挨拶言葉をかけられながらも 村人たちの もしテロリストが自分のそばにいたらどうするか との問いかけに応えるのですね

そして年老いた父は 孫である三男の娘マルタと数日間をともに過ごします 
妻の遺体を寝かせた部屋では黒衣の女たちが弔いの歌を歌う中で...

回想シーンでは 三男Roccoがまだ子供の頃に戦争が終わり 米軍の戦車に両手を挙げたまま歩み寄る一家...

「おじいちゃん 目覚ましをかけないの?」と孫に聞かれて 「田舎では鶏の鳴き声とともに起きるから目覚ましは必要ないんだよ」と答えるおじいちゃん 

そのおじいちゃんが若い頃 新婚の妻と海に出かけた際に 結婚指輪を砂の中に落としてしまった妻とともに ようやく指輪を探し当てた彼は今 亡き妻の結婚指輪を 自分の指輪と重ねてはめるシーンで終わるのです...

母親の訃報を受け取るシーンで 離れ離れの家族が集うというのは「ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)」と似ているな~と思ったのですが 色々調べてみたら ありました~ 
同じG.トルナトーレ監督の 「シチリア!シチリア(Baarìa)」の 主人公ペッビーノが息子を駅に付き添うシーンで この映画のチラシ(locandine)がちらりと写っていたとのこと💕

場所は Altamura(プーリア州) Cassano delle Murge Gravina in Puglia Murgia (いずれもプーリア州) Matera(バジリカータ州)で撮影されたそうです 
南イタリアのなんともいえない古びた田舎町... 風情がありましたね~

"Tre fratelli"は こちら


trailerは こちら 


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「イタリア、本土とシチリア島結ぶ世界最長つり橋の建設計画を承認」(2025.8.7)@イタリアのニュース

2025年08月07日 | イタリアのニュース
「イタリア、本土とシチリア島結ぶ世界最長つり橋の建設計画を承認」(2025.8.7)@イタリアのニュース
                        

イタリア政府「メッシナ海峡大橋(il ponte sullo Stretto di Messina) 」の建設計画を承認 


イタリア政府の「経済計画および持続可能な開発のための省庁間委員会(CIPESS)」は6日、同国本土と南部シチリア島を結ぶつり橋「メッシナ海峡大橋」の建設計画を承認した。

全長3.7キロで、完成すればトルコのダーダネルス海峡に架けられたチャナッカレ大橋を抜いて世界最長となる。

メッシナ海峡大橋の建設計画は、所得の低いイタリア南部を開発する手段として少なくとも1960年代終盤から議論されていたが、環境問題や財政面の懸念から何十年にもわたり先送りされてきた。

だがメローニ政権は建設計画を優先事項に掲げ、橋および関連施設の建設に向こう10年間で135億ユーロ(156億3000万ドル)の資金を割り当てた。

メローニ首相はローマで開かれたCIPESSの会合で「これは容易な任務ではないが、イタリアの現在および将来への投資になると考えている」と述べた。

計画を推進するメッシナ海峡会社によると、建設は2032年に完了する見通し。


ニュースは こちら

イタリアのニュース"Via libera al Ponte sullo Stretto di Messina, un’opera tra mito e realtà"は こちら

Deutsche Welle の"Hängebrücke nach Sizilien kann gebaut werden"(2025.8.7)は こちら

Il progetto del ponte più lungo al mondo とのこと😲 賛否両論あるようですが...




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イタリア語のオノマトペを「チェ―ザレ・ボルジア」対訳でまとめてみました

2025年08月02日 | イタリア語
イタリア語のオノマトペを「チェ―ザレ・ボルジア」対訳でまとめてみました


酔狂な…とは思いますが(笑) 日本のマンガ(MANGA)をイタリア語に訳す時に オノマトペはどう訳すのかなと不思議でした
英語はリストがあるみたいですが ネットで探しても見つからなかったので ひとつひとつ照らし合わせてみました

別に自分が訳すわけでもないのですが… 響きがステキで辞書にも載っていないのでとても新鮮でした💕
翻訳をされている方はリストを自分で作ったりされていらっしやるのでしょうか?😲 



「チェーザレ・ボルジア 破壊の創造者」より
Cesare  il creatore che ha distrutto

第1巻:

Doooon  Doooon                  カーン  カーン   (鐘の鳴る音)
Anf  anf                                    はぁ  はぁ (走る時の息遣い)
Slap    Hiiii    Clop  Clop       ピシッ  ヒヒーン  ガッ
                                             (愛馬レムスが暴走)
Flup   Urgh  flop  gnam         ポトッ むきっ(むきになって)  
                                                ポト  パクッ
 (アンジェロがジョヴァンニの夕食会で出されたパスタを食べるシーン)

Ugh    coff  coff                      グッ  ゴホ ゴホッ 
            (ジョヴァンニに突然話しかけられてむせる)         

Tup                                           カチャ (フォークをテーブルに置く音)
Psst  psst                                ヒソ ボソ (内緒話)
Slam                                      バン (アンジェロがドアのところで  
                                                   マリアとぶつかる音)
Thump                                   ドサ    (アンジェロが  愛馬レムスから                                                         落ちる音)    ドン(ぶつかる音)
Sdom                                      ドッ (アンジェロが地面に落ちる音)
Mpf                                           プッ (それを見たミゲルが噴き出す)
 
Sdong                                ドン           (居酒屋でぶつかる)
Crash                                 ガシャーン(ワイングラスが床に落ちて 割れる)
Sput                                   プッ  (ジョヴァンニが噴き出す)
Grab                                 ガシャン(フランス団がアンジェロを つかまえて)
Thump                          ガタッ (スペイン団とフィオレンティーナ 団が   一斉に机を立つ音)
Flip        ガタン(チェーザレに止められて椅子に座り直す)
Buah Ahahah          プッ  ドッ (フランス団が一斉に笑い出す)
Thump   Sock      ガッ (ナイフを叩き落す)  ガッ(殴る音)  
Uargh!   Splash     うわぁっ  ザッパーン(フランス団が川に落ちる音)
(splash は 他にも ガボ ガボッ 等 泳げないアンジェロが川でもがく音に使われます)

Zock  agh!   カッ ぎゃあああっ(仮面にナイフが刺さり 逃げる)
Thud Thump    ドン ドォ(アンジェロがニッコロにぶつかり倒れる)
Flip                       ヌルッ (ニッコロの手には血がついていた)
Crik   Splotch     ぐいっ ベシャッ (チェーザレが熟れた木の実を掴むと落ちる)
Wush              そーっ(皆が気づかぬ隙にアンジェロは宴会を抜け出す)
Vrush              バサ (チェーザレがアンジェロに古着を投げてよこす)

つづく...?

イタリア語版を貸してくださいました友人に感謝申し上げます💕

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『チェーザレ 破壊の創造者』と『Cesare Il creatore che ha distrutto』を対訳で読んでいます

2025年07月29日 | イタリアの本・絵本・雑誌
『チェーザレ 破壊の創造者』と『Cesare Il creatore che ha distrutto』を対訳で読んでいます


イタリア語仲間がたまたま『チェーザレ 破壊の創造者のイタリア語版を持っているというので せっせとお借りして対訳で読んでいますイタリア語版『CESARE Il creatore che ha distrutto』📚 

日本語版を読んだのは2回目ですが 日本語版を読んだあとで読むとたいへんわかりやすいですねイタリア語版!  もう夢中になって読んでいます たまに辞書引きひき...


 *   *   *

日本語版「チェーザレ 破壊の創造者は こちら


 以下は 拾った単語です:


cardinale                        枢機卿 
vescovo di Pamplona    パンプローナ司教(チェーザレ・ボルジア)
arcivescovo di pisa        ピサ大司教(ラファエーレ・リアーリオ) 
la congiura dei Pazzi  パッツィ家の陰謀事件(ロレンツォ・ディ・メディチの実弟が殺害された事件)


第1巻 

Sua eccelenza Messer Giovanni  ジョヴァンニ猊下
 (messer よりも丁寧な言い方 枢機卿になる方なのでmesserでは失礼にあたる)

salma  遺体 亡骸 (cadavereよりも丁寧な言い方)

Be', il fatto che sia docile e facile da trattare è di certo una virtù...
...Eppure si dice che si provi un gusto particolare nel cercare di ammansire un tipo difficile da trattare.
確かに 従順で扱いやすいというのは美徳だな
だが 手のかかる物をあえて飼い慣らすのも また格別な味わいがあると言うもの
(フランス団がチェーザレの馬レムスを愚弄した時に チェーザレが答えた言葉)

Ě diventato cardinale graie a mio zio che era papa, e dopo la sua morte ha continuato ad acquisire potere grazie agli enormi proventi del commercio con l'oriente.
Questo era mio padre.
叔父の教皇の力で枢機卿になり その死後は東方との貿易で得た莫大なで 権力を買い続けた 私の父は そういう男だ
(チェーザレが 父のロドリーゴ・ボルジアのことをアンジェロに話すシーン)

          *   *   *

第2巻
(チェーザレの怒りの言葉) I Domenicani si limitano solo a dar loro un pezzo di pane ogni giorno, e questo lo chiamano aiuto.  Si vantano di quella misera elemosina definendola grazia di dio... e vorebbero persino ottenere riconoscenza!
そんな彼らにドメニコ会は 救済といって日にひとかけらのパンを与えるだけだ  そのわずかな施しを神の恩恵などと嘯(うそぶ)き 感謝しろという 

システィーナ礼拝堂のイラスト:  1491年当時、ミケランジェロによるフレスコ画「天地創造」「最後の審判」はまだ描かれておらず、天井には星が描かれていた ← この描写が建築物の歴史を色々調べた上で描かれたもので大変すばらしいです

ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレがラファエーレ・リアリオ(親戚)を叱責:
ジュリアーノ:   Perché pensi che gli abbia permesso di vivere nell’arcivescovado di Pisa?  Non doveva forse essere un piano per stringere intenzionalmente rapporti di amicizia coi Borgia per poi prenderli alle spalle quando meno se l’aspettavano?
何のために奴(チェーザレ)をピサの大司教邸に住まわせていると思っているのだ 故意にボルジアと友好関係を結び 油断させたところで寝首を掻き切る手筈であったろう

ロドリーゴ・ボルジア(チェーザレの父)と側近サヴィオのセリフ:
サヴィオ: Mi sono solo attenuto al vostro credo, messer Rodrigo... quello di non badare mai a ciò che si investe qualora si presenti l’occasione di risultare vittoriosi.
勝機ある時は投資を惜しむなというロドリーゴ様の新年に従ったまでのことです   (non badare 投資を惜しむな)

ロドリーゴ・ボルジア:  Approfittare della minima occasione per risultare vincitori e passare all’attacco... Ě questa la tattica dei Borgia!
わずかでも 勝機ある時は攻めに徹する これがボルジアのやり方だ (ラファエーレを手なずけるために高価な砂糖を用意しろと命じた時のセリフ)

「神曲」研究の第一人者ランディーノ教授の講義: 
ランディーノ:  Era il 1288 e il luogo dell’accaduto fu l’edificio oggi chiamato Torre della fame, in Piazza dei Cavalieri.
1288年 ピサのカヴァリエーリ広場にある 今日「飢餓の塔」と称される建物での出来事だ
(中略)
Sebbene abbastanza mortificante, Dante considera lo stupido atto del conte come uno tra i peccati più gravi, quindi lo punisce, inserendolo nel cocito, il livello più basso dell’inferno.
ウゴリーノ伯の無念ながらも愚かな行為(塔の中で生き延びるために孫や息子が自らの命を差し出して伯が半年生き延びた)を ダンテは最悪な罪の一つとし 伯を地獄の最下層(コキユートス)に落とし 罰している

砂糖の積み荷を運んできたクリストバル・コロンボを チェーザレがアンジェロに紹介する:
Cesare:  Angelo, lui si chiama Cristobal Colon(Cristoforo Colombo) ed è un marinaio genovese.  Pare che l’anno prossimo salpi per il Jipangu(Cipango).
チェーザレ:  アンジェロ、彼はクリストーバル・コロン(1451~1506)といって ジェノヴァ出身の船乗りだ 来年ジパングに向けて出港するらしい

ミケロット(ミゲル)がアンジェロに  幼少時にチェーザレの付き人になった時の事を打ち明けた時:
ミケロット:  Non è Cesare che mi tiene legato a lui.   Forse sono solo io a voler stare ala suo fianco!
チェーザレが僕を縛っているわけではないんだ 多分 僕がチェーザレのそばにいたいだけなんだ

チェーザレがラファエレに ピサに織物工場を作る計画を明かした時の言葉:
チェーザレ:  Per il momento è necessario dare l’impressione che noi Borgia non abbiamo niente a che fare con episodi di nepotismo, per cui non possiamo agire dando troppo nell’occhio.
今の時期はボルジア家が親族登用(ネポティズモ)と無縁であることを印象づけておかねば だから表立って動くことはできません

ラファエーレ・リアーリオが極秘でチェーザレにドメニコ・デッラ・ローヴェレ枢機卿(ライバルのジュリアーノの実弟)の懐柔策を伺う(このあと高額の砂糖をチェーザレが見せる):
ラファエーレ:   Ě posibile conquistarsi...Domenico della Rovere
ドメニコ・デッラ・ローヴェレ... 落とせますか?
チェーザレ:  Be’, un modo per accattivarselo... ci sarebbe!      懐柔策 なくもないですが...?


チェーザレがメディチ家で初めてレオナルド・ダ・ヴィンチに会った時の言葉:
チェーザレ:  Mi piacerebbe molto vedere coi miei occhi una statua equiestre equivalente a ben cento cannoni.
しかし 大砲100門にも及ぶ騎馬像* この眼で見てみたい気もするがな
(* ルドヴィーコ・スフォルツァ/イル・モーロの父をモデルにした 青銅3万リブレを要する巨大な騎馬像)


第2巻には 用語解説 ダンテ「神曲」について 対談も収録されており イタリア語版には”Come leggere un manga”という 日本のマンガは右から左に(ヨーロッパとは逆方向)読むという紹介があります とても充実した巻ですね😊

まだまだ読みます...📖📖📖

日本語版「チェーザレ 破壊の創造者は こちら

イタリア語版  "CESARE Il Creatore che ha distrutto" は こちら
アマゾンでは 現在在庫切れのようです 貴重ですね~


 

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ドナテッラ・アランプレーゼ コンサート「エヴァの声」に行ってきました(2025.7.23)@イタリア文化会館

2025年07月24日 | イタリアの歌・音楽
ドナテッラ・アランプレーゼ コンサート「エヴァの声(Le voci di Eva)」に行ってきました(2025.7.23)@イタリア文化会館


10年ぶりのイタリア文化会館でのお二人のコンサートに行ってきました 来日は4回目とのこと 妹さんもみえられていました
私も久しぶりのイタリア文化会館のコンサートで この猛暑で蓮が生い茂っていた千鳥ヶ淵を通って会場に向かいました

案内文より:
エヴァの声」は、音楽と詩に刻まれた過去と現在の女性たちの声を、歌と語りで伝えるコンサートです。
言葉と文化の交差から生まれる本コンサートでは、地中海からヨーロッパ、日本からアルメニアそしてアメリカ大陸までを渡り、時間や空間、国境を越えて心に深く響く場所を巡ります。

アレクサンドリアのヒュパティアや、シビッラ・アレラーモアルダ・メリーニのようなイタリアの女性詩人たち、アランプレーゼの故郷であるバジリカータ州の女性たち、さらには与謝野晶子から、エディット・ピアフをはじめ象徴的な生涯を送った女性まで、重要な女性たちは人類の歴史や進化にその足跡を残してきました。

音楽と言葉は、深い響きと交わりをとおして、私たち現代の女性すべてに、私たちの声や感情に、そしてまた私たちが夢や憧れを実現するために日々直面するあらゆる暴力や偏見との戦いにつながります。
 
ドナテッラ・アランプレーゼ/Donatella Alamprese(語り、歌)
マルコ・ジャコミーニ/Marco Giacomini (ギター)
 

    *   *   *

プログラム
Malena (Demare / Manzi)
スペイン語の歌です 会場のうしろから現れ 歩きながらステージに向かうステキな演出でした💕

La canzone di Marinella (De Andrè) 
16世紀に生きた女性です

Alfonsina y el Mar (Luna / Ramirez)  (「アルフォンシーナと海」)
アルゼンチンの女性で 歓びを歌います 

朗読  “Brucio la mia vita” (Sibilla Aleramo)

Xundai Dzar – Il Melo (アルメニア民謡)
アルメニアの女性と自然の関係がテーマの歌です

Garça Perdida (Amuedo / Mendonca)

朗読 「みだれ髪」(与謝野晶子)より「きのふをば千とせの前の世とも思ひ…」

宵待草(竹久夢二/多忠亮)
宵待草(Yoimachi gusa)」の つややかな声に聞きほれました🎤

Si le femmene purtassero la spada (ナポリ民謡)
ナポリ民謡で 強い女の歌 歌声も力がこもります

Nia Nia (P. Basentiniによるバジリカータ州の子守歌)
彼女の出身地であるバジリカータの子守歌が続きます

ここでベネデッティ大使が到着~♪

Mare maje (アブルッツォ民謡)
vedova(未亡人)の嘆きを歌った15世紀の歌です

Cu ti lu dissi (R. Balistreri)
シチリアの歌 私を捨てるなら 私は死ぬ という激しい歌

朗読  “Amore getta la lenza” (Alda Merini)

Caverna d’ombre (Alamprese / Riviello / Vergelli)

I’ te vurria vasà (Di Capua) 
ナポリのカンツォーネ 私も大好きです

Caruso (Dalla)

朗読  “Ho portato” (Lorenza Colicigno)

Non, je ne regrette rien (Dumont / Vaucaire) (「水に流して」)
泣かない女 音楽を通じて困難を乗り越えた女性歌手エディット・ピアフ(Edith Piaf)のシャンソン ハスキーで力強い声までそっくり😲

Bocca di rosa (De Andrè)

そしてアンコール2曲のあとに さらにチリのgracias a la vidaで締めくくられました

感極まったドナテッラさんが 自分のスマホでスタンディングオベーションの客席を写し 会場とステージが一体となった 感動に包まれたコンサートでした👏👏👏 

インタビュー記事「世界で活躍するイタリア人アーティスト、 Donatella Alamprese(ドナテッラ・アランプレセ)さんインタービュー」は こちら ← 歌も少し聴けます🎤

前回2015年のコンサート: ドナテッラ・アランプレーゼコンサートは満席のスタンディングオベーション!!(2015.9.4)@イタリア文化会館 - サークル 日伊文化交流会 は こちら

コンサートのお知らせは こちら

素晴らしいコンサートを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます

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第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展が開催されます(2025.8.13~8.31)@いたばしボローニャ絵本館

2025年07月19日 | イタリアの本・絵本・雑誌
第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展が開催されます(2025.8.13~8.31)@いたばしボローニャ絵本館


世界最大の児童書の見本市ボローニャ児童図書展」に出展され、その後板橋区に寄贈された世界各国の絵本を紹介する「ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」を開催します

開催概要
日時: 2025(令和7)年8月13日(水)~8月31日(日)まで
午前9時~午後8時まで
場所:  板橋区立中央図書館 1階図書館ホール
費用: 入場無料です。当日、直接会場にお越しください。


イベント  わくわく外国語おはなしまつり:

期間中日替わりで、いろいろな外国語による絵本の読み聞かせを行います。
日時:8月17日(日)~8月31日(日)計15回
       午後2時から午後2時30分まで
場所:板橋区立中央図書館1階 おはなしの部屋
申込:不要


中井はるの先生(翻訳家)翻訳体験ワークショップ

子どもの本の翻訳で考えたいこと〜ボローニャブックフェアから
2ひきのわるいねずみのおはなし』など~

絵本の翻訳に関する講演  および外国語絵本を使用して実際に翻訳をしてみるワークショップをしていただきます。

日時:8月11日(月・祝) 午後3時~午後5時まで
場所:中央図書館1階 図書館ホール
定員:24名 事前申込(先着順)
申込:7月18日(金曜日)午前9時より電子申請にて受付開始

展示:
いたばしボローニャ絵本館 2025ボローニャ入選2人展
2025年ボローニャ国際絵本原画展で入選された、うめだよしの氏、神鳥海南江氏 2名の作品を展示します。

新着絵本コーナー
世界最大の児童書の見本市「ボローニャ児童図書展」より、今年も出展された絵本の一部を寄贈していただきました。現地から届いた世界各国の絵本をお楽しみください。

2025年ボローニャ・ラガッツィ賞コーナー
ブックデザインの優れた児童書に送られるボローニャ・ラガッツィ賞の2025年の受賞作品を展示します。

いたばし国際絵本翻訳大賞コーナー
板橋区が1994年より実施している外国語絵本の翻訳コンテスト。
会場では、第31回(令和6年度)受賞作品と、これまでの課題絵本や出版された大賞受賞作品を展示します。

第33回ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展は こちら

    *   *   *

今年もやってきました~3ヵ国語絵本の読み聞かせ📚 
絵本も多くの中からようやく選び終えて練習開始♪ 

同じ絵本は2度と読まないというジンクスが昨年から破られましたが 夏の定番の絵本 これっきゃない!というのもあるのでね😊


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第47回世界遺産委員会でイタリア61件め&サルデーニャ2番目となる世界遺産「ドムス・デ・ジャナス/Le Domus de Janas 」が登録されました(2025年7月)@第47回世界遺産委員会

2025年07月16日 | 各国の世界遺産・せかけん
第47回世界遺産委員会でイタリア61件め&サルデーニャ2番目となる世界遺産「ドムス・デ・ジャナス/Le Domus de Janas」が登録されました(2025年7月)@第47回世界遺産委員会

パリのユネスコ本部2025年7月に開催された第47回世界遺産委員会にて誕生した イタリアとドイツの世界遺産について:

1.  イタリア 61件め/サルデーニャ2番目の世界遺産 ドムス・デ・ジャナス/Le Domus de Janas  

 登録に際して 名称が「先史時代サルデーニャの葬礼伝統 - ドムス・デ・ジャナス」(Funerary Tradition in the Prehistory of Sardinia – The domus de janas / Tradition funéraire dans la Sardaigne préhistorique – Les domus de janas)となった

ドムス・デ・ジャナスについては こちら
*サルデーニャ1番目の世界遺産は ヌラーゲ(i nuraghi )です (1997登録)

抜粋:  申請 2021年 (暫定リストに記載)
紀元前5000年代から紀元前3000年代に渡って「妖精の家(case delle fate)」と呼ばれる部屋のような岩窟墓が築かれました
その技術から高度な文明が存在していたことを示しています

登録基準(ii)←ICOMOSの勧告 
 紀元前5000年代から紀元前3000年代のヌラーゲ文明以前の特徴である記念碑と装飾芸術は  島に住む人々と地下墓所のシステムを持つヨーロッパ大陸で暮らしていた人々の巨石文明の相互作用と交流が見られるという点

登録基準(iii)
 構成遺産は 中期石器時代から鉄器時代 青銅器時代までの長い期間のサルデーニャ島の文化が見られ ヨーロッパの先史時代の文明よりも地下墓所は早く出現し その数から高いレベルの芸術であったということ

登録基準(vi)
 ドムス・デ・ヤナスは 島では「妖精の家(case delle fate)」と呼ばれていたというほどに親しまれ  それは14世紀頃のサルデーニャ語の文献にも記載があり 歴史や考古学的価値だけでなく この地域のアイデンティティでもあるという点

→ 決議では登録基準(iii)のみでの登録となったそうです
 

Unesco, le Domus de Janas sono Patrimonio dell’Umanità(2025.7.12)
のニュースは こちら (イタリア語)

抜粋:  文字通りに「妖精の家(case delle fate)」と言われるサルデーニャのドムス・デ・ジャナス(le Dous de Janas)が イタリアの61番目の世界遺産に登録された 

Domus de janas (Wikipedia)について:
Le domus de janas sono tombe preistoriche scavate nella roccia tipiche della Sardegna prenuragica.   Si trovano sia isolate, che in grandi raggruppamenti formati anche da più di 40 tombe.  
A partire dal Neolitico recente fino all'età del bronzo antico (4400–2000 a.C.) queste strutture contraddistinguevano tutte le zone dell'isola, ad eccezione della Gallura.
ドムス・デ・ジャナスは サルデーニャのヌラーゲ先史時代(Sardegna prenuragica)の典型的な岩に掘られた先史時代の墓である。単独のものや、40以上の墓とともに形作られた大きな集団もある。最近の新石器時代(neolitico)から古代青銅器時代(età del bronzo antico)つまり紀元前4400~2000年において、これらの建造物はサルデーニャの島のガッルーラ(Gallura)を除くすべての地域を際立たせている(contraddistinguere)。

Ne sono state scoperte più di 2.400, circa una ogni 10 chilometri quadrati in media, e si ipotizza che molte rimangano ancora da trovare.  Sono spesso collegate tra loro a formare dei veri e propri cimiteri sotterranei, con in comune un corridoio d'accesso (dromosed un ingresso a volte molto spazioso e con un soffitto alto.
2,400を超えるものが発見されており、平均で10平方kmあり、まさに地下墓地(cimiteri sotterranei)と、dromosというアクセスのための回廊と、そして時にはとても広く高い天井のある入口とともに、まだ他にも存在するのではという仮説が立てられている。

  Domus de Janas 

第47回世界遺産委員会 - Wikipedia は こちら   2025年のすべての登録・不登録遺産等のリスト

UNESCO World Heritage Centre - 47th session of the World Heritage Committee は こちら

ユネスコのサイト Funerary Tradition in the Prehistory of Sardinia – The domus de janas - UNESCO World Heritage Centreは こちら

  
「2025年7月の第47回世界遺産委員会でのイタリアの候補はサルデーニャ島の先史時代の芸術と建築 (ドムス・デ・ヤナス)/Art and Architecture in the Prehistory of Sardegna -The domus de janasです」  は こちら

Fairy houses, in the heart of Sardinia(Sardegna Turismo/観光情報) は こちら

情報照会から登録に至った件は他にもいくつかあります 決まりやすくなったのでしょうか??
アラブ首長国連邦の物件などは「不登録勧告」なのに「登録」なのです😲 


    *       *        *

ドイツの「バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮城群: ノイシュヴァンシュタイン、リンダーホーフ、シャッヒェン、ヘレンキームゼー(The Palaces of King Ludwig II of Bavaria: Neuschwanstein, Linderhof, Schachen and Herrenchiemsee)」がようやく世界遺産に登録されました:
Schloss Neuschwanstein

The Palaces of King Ludwig II of Bavaria: Neuschwanstein, Linderhof, Schachen and Herrenchiemsee/UNESCOのサイトは こちら

ようやく決まりましたね~ノイシュバンシュタイン城🏰 今まで決まらなかったのが不思議なくらいですが バイエルン州は四半世紀前から取り組んでいたそうです😲 
これでドイツの世界遺産は55件となりました

      *       *        *

2025年7月6日~16日にかけて開催された第47回世界遺産委員会が無事終了し 新規に26件 危機遺産リストからの除去 3件

特にイタリアは現在61件 中国60件 ドイツ55件 日本は新規遺産なし26件  合計で現在1248件の世界遺産が登録されています

リスト:  UNESCO World Heritage Centre - World Heritage List は こちら

47th session of the World Heritage Committee UNESCO, Paris6-16 July 2025 は こちら

というわけで~イタリアは今年もトップ維持🎊


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「2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行って「新しいポルトガルの絵本」の講演会を聞きました(2025.7.12)@板橋区立美術館

2025年07月13日 | イタリアの美術館・博物館
「2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に行って「新しいポルトガルの絵本」の講演会を聞きました(2025.7.12)@板橋区立美術館

突然涼しくなったので 朝に行こうと決めて予約して パーッと行ってきました原画展😊 
涼しいとたくさん動けて助かりますね...

まずは 「新しいポルトガルの絵本」の講演会を聞いてから 館内を観てまわりました:

ポルトガルは1974年に独裁政権が終わるまで 西ヨーロッパ最貧国と呼ばれる貧しい国でした 
1974年4月25日の「カーネーション革命は秘密裡に進められ この前日の夜中にラジオでカーネーションの歌が流されたのを合図に始まり 静かに終わった無血の革命だったとのこと
(1989年11月9日の「ベルリンの壁崩壊」も無血の革命でしたね 国境警備兵の銃口にカーネーションがささった写真を現地の新聞で見たことを思い出しました)
それ以前はポルトガルの子どもたちはあまり絵本に触れたことがなかったそうです 

 ポルトガルの絵本いろいろ

21世紀ポルトガルを代表する絵本出版社は Planeta Tangerina  Patò Logico (2010年創設/論理的なアヒルという意味)  Orfeu Mini の3社とのこと

また2012年に初めてポルトガルがボローニャブックフェアでの招待国になりました ナショナルブースはその後継続せず 上記3社がブースを出し続け ようやく2024年にナショナルブースが再設されました 
SERPA国際絵本賞を隔年で設けていますが これは新人作家賞のようなものです

Yara Kono というサンパウロ生まれのイラストレーターとの出会い 『100このタネがとんでった(イザベル・ミニョス・マルティンス 文、河野ヤラ雅枝 絵/邦訳版は岩波書店刊、2025年夏刊行予定)について等...

アンドレ・レトリアが2010年にPatò Logicoを創設した時のエピソード これはイラストレーターは薄利なので独立を考え 出版社が過去の彼のイラストを廃棄していたことを知りその賠償金で設立したそうです😲 
また サッカーの絵本を出したが全く売れず マーケティングの大切さを学んだとのこと そして蛇腹の小さな絵本がPatò Logicoを立て直してくれたとのこと...  「Mar」(海)という教育絵本 ポルトガルは海に囲まれており 流れ着いてくるプラスチック問題も深刻ですね 

そして戦争は、アンドレ・レトリア 絵、ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 文/邦訳版は岩波書店刊)についてのお話を聞かせていただきました 
 「戦争は、」

3年前に即興で訳して読み聞かせた時の会場の反応 戦争がテーマで売り方がわからないと言われ続けた中で 戦争が起きて世の中が変わり出版に至ったが複雑な気持ちであること イラストレーターのアンドレ氏の「戦争は絶対になくならない」との言葉 ハッピーエンドにしなかったこと この絵本は目覚まし時計のようなもので 1回読んで もう見たくないと思ってくれればそれでよい テレビを消せば現実に起きた戦争は目の前から消えるが この絵本の恐怖は意識の底に突き刺さり 人は考え始めるのだ...との言葉に 目を背けてはいけないのだと深く考えさせられました 
父の ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 氏はポルトガル作家協会の会長 で 息子のアンドレ氏が詩の書き直しを父にお願いした貴重なエピソードも胸に残ります...

「戦争は、ただ一つの物語を強制する 画家・アンドレ·レトリアさん は こちら

講演会「新しいポルトガルの絵本」(2025.7.12)は こちら

    *      *      *

講演会のあとは ゆっくり原画展示を観ました

 展示会場


 まん中には絵本も

 特別展示 シドニー・スミス

シドニー・スミス氏「ぼくは 川のように話す」 「おばあちゃんの にわ」のミニスケッチなどが展示されていました 人物の輪郭が白く塗られているのが印象的ですね

今年の原画展のチラシのイラストはシドニー・スミス氏によって描かれましたが なんと「板橋」が舞台なのです😲
"I will remember Itabashi" (ぼくは 板橋を忘れない) とあります...
 原画展のチラシ 舞台は区立美術館となりの 赤塚城址公園でしょうか

翌日7/13の彼の講演会は満席でした 

 気に入った原画😊

成増駅~区立美術館の間を 1時間に2本くらいしかないバスに乗って帰りました🚌...

2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が開催されます(2025.6.27~8.11 )@板橋区立美術館 は こちら

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第31回世界の書棚から「Picturebooks from the USA」に参加しました(2025.4.29)@板橋区立中央図書館

2025年07月11日 | イタリアの本・絵本・雑誌
第31回「世界の書棚から」: 「Picturebooks from the USA」に参加しました(2025.4.29)@板橋区立中央図書館


今回のアメリカの児童文学の現状については危機感を抱きながら聞きました

アンデルセン賞の審査員・審査員長も務められた 国際児童図書評議会(IBBY)の一部であるUSBBY(The United States Board on Books for Young People) 会長による 今のアメリカの児童文学・絵本についてのリポートです

アメリカで出された絵本は割とすぐに日本でも翻訳出版され時差はそうない しかしここ5~6年 保守的な人々による絵本の世界での大きな変化があり さらについ先週のこと...と アメリカの現政権により今まで積み上げてきた「多様性(diversity)」を受け入れる試みが分断されてゆくまさに変化の瞬間である と危機感を滲ませており 日本への影響も考えながら聞きました


Kirkus Reviews (カーカス・レビュー)の21Cのベストブックスでは 多様性を描いた作品が受賞することが多かった 
 
教育的な本を学校の図書館が買いあげることで出版も続けられるが 以前はLGBTQの本に文句をいう親もいたが 最近になって国がそのタイプの本にNoを言うようになった パパが2人いるペンギンの家族の話 黒人の子ども 金髪白人ではない童話のお姫様(シンデレラや白雪姫など)の本が締め出されつつあること


審査基準(criteria)については クリティカルリーディング 文章を深く読む   理解・分析(analyse) 内容を理解・分析する  そして クリティカルリテラシー 読書体験を世界の見方に反映させることだそうです

インクルージョン: 多様性 親切 思いやり 感情的知性について伝える本

A place inside me 」等のように 意図的にダイレクトにメッセージがわかるような本が増えている 

Where the wild things are (かいじゅうたちのいるところ)」は 意図的に教えるところはなかった

Officer Buckle and Gloria」は 言葉はなくても絵でさりげなくメッセージが伝わってくる




続く質疑応答では 日本の教科書に「スイミー」が載っているように アメリカの教科書にも絵本が載っているが 形が変わってしまっており 絵本ならではの伝わり方がしずらくなっていることがあるとわかりました めくりながら読むのではなく 短いページ数に詰め込むことにより 絵は小さくなり絵本ならではの楽しみ方がしずらくなりました

また 学校の図書館の役割について 子供が小さい頃は家庭で絵本を読み やがて図書館に行くようになり 学校に入ると学校の図書館に通いますが そこでの職員はプロで 教員資格を持ち様々なアドバイスもできますが 最近は予算の削減により ただ本の貸し借りをするだけのスタッフに替わられる現状等

LGBTQや多様性をテーマにした本を 学校の図書館が買わなくなってしまったら 出版もできなくなります 特に日本よりもアメリカでは 書店売りよりも学校売りが多いそうです 
また 何年も読まれない本は どんなに良い本でも廃棄処分となること 

日本はミッフィ等の人気の絵本のキャラクターのグッズがよく売れますが アメリカではそんなことはないそうです 日本はキャラクターグッズ販売では世界トップのランキングのようですね😲

質問者の方から紹介された本 「絵本戦争 禁書されるアメリカの未来 」の本は こちら 

2025年1月に発売となった本です: アメリカではいま、保守派による禁書運動が暴走している
黒人、LGBTQ、アジア系、アメリカ先住民…マイノリティを描いた絵本がなぜ禁書されてしまうのか
NY在住ライターが禁書となった数々の絵本を通して見る、アメリカの姿 

これからも目が離せませんアメリカの出版事情...


次は 中東です



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「高畑勲展 日本のアニメーションを作った男。(Takahata Isao Exhibition)」に行ってきました(2025.7.7)@麻布台ヒルズギャラリー

2025年07月08日 | アニメーション・漫画
「高畑勲展 日本のアニメーションを作った男。(Takahata Isao Exhibition   The man who planted Japanese Animation)」に行ってきました(2025.7.7)@麻布台ヒルズギャラリー

イタリア人の先生から教えていただいた「高畑勲展」に行ってきました😊
Sono andata alla mostra di Takahata Isao 😊

会場に入るとなつかしいアニメの主題歌が聞こえてきて...思わず心が浮きたちました💕

 
麻布台ヒルズから 東京タワーが見える  

会場を入ってすぐに 東映動画(現 東映アニメーション)の原稿用紙に書かれた高畑勲監督の それはそれは丁寧な字で書かれた文章が... 驚き😲 
これは高畑氏が演出を手がけた太陽の王子 ホルスの大冒険(1968)のメモでした  
検討台本とか 脚本準備ノートというもので 他のスタッフ達があれこれ意見を出して検討の土台にしたものも展示されており 東映動画の当時のスタッフたちが情熱をもって取り組んだこの作品の誕生過程が見て取れるようです (NHK朝ドラ「なつぞら」(2019)にもありますね)

ちなみに ホルスが作品後半で「迷いの森」に迷い込みもがくシーン これは日本画家東山魁夷氏が北欧で書いた樹木の絵画をモチーフとしたとあります 知らなかった😲

また ホルスが怪魚を倒して再び魚が川に戻ってきて 村人たちが祝いの踊りをするシーンは 実写で写した映像を元にしたとのことでその写真も展示されていました これはロトスコープでしょうか

アルプスの少女ハイジ (1974)この作品で初めて高畑氏は「レイアウトシステム」を始めたのですね 宮崎駿と出会い 週1作のアニメを作るために 完成後をイメージしてからレイアウトを決める 「絵を描いてしまってからこれは違うとなると 描いたものが無駄になってしまう それを避けるために」とのインタビュー 
そしてハイジではテレビアニメ初のロケハン(10日間)を行いました  


母を訪ねて三千里/Marco - Dagli Appennini alle Ande (1976)」 では 背景に椋尾篁(むくお たかむら)氏が起用されました 
彼が採用される前にロケハンが行われてしまい 写真等を参考に素晴らしい背景画を描かれたとのこと 

「マルコの世界(il mondo di Marco) 小田部羊一と「母をたずねて三千里」展&小田部氏トークショーに行ってきました(2016.12.10)@イタリア文化会館 は こちら


赤毛のアン」(1979)   これは 演出の高畑氏の過酷なリクエスト「やせて ギョロ目で オデコで ソバカスだらけで 骨格から将来は魅力的で知的な美人となるような顔」を要求されたとのこと 
何種類ものキャラデザインの案が...(どの作品もそうですが パイロットフィルムを見ると キャラの顔が全然違うということがありますよね!!試行錯誤の極みですね~)

じゃりんこチエ」(1981)は 日本の情景を舞台にしたアニメですね

セロ弾きのゴーシュ」(1982)は 美術監督が椋尾篁氏 やはり海外の背景画は秀逸ですね~

そしてジブリアニメ「火垂るの墓(1988) あぁもう哀しくて観られない.... 
背景は美術監督山本ニ三で 主人公の清太少年が妹節子を失い失意のどん底で駅にへたり込んでいる (まだ息はあるが) その駅の写真も展示されていました 

色指定(保田道世)については 普通のアニメよりも彩度を押さえた新色を多く創り 様々なシーンに応じた色見本がありました 空襲の時の色... 火垂飛ぶ夜の色... 昼間の色...  私はこのアニメは辛くて観られません 創る人はどんなに大変だったろうか... 

スタジオジブリ「おもひでぽろぽろ」(1991) 20代後半の主人公のタエ子の顔を克明に描写し また原作とは構成も変えました

スタジオジブリ「平成狸合戦 ぽんぽこ」(1994) では 「たぬき通信」という企画ノートが展示されており 当時の様子が紹介されています 背景も今までは克明に描き込んできたが メリハリをつけた省略の描き方を試みたのですね 変身シーンには今も惹かれます!  親子で観てました😊

ホーホケキョ となりの山田くん」(1999) そして「かぐや姫の物語」(2013) これは背景と一体化したアニメスタイルを取りましたが 高畑氏が敬愛するフレデリック・バック(「木を植えた男(1988)」)を参考にしたとのことで 彼からの感謝の手紙も展示されていました💕
「森と日本人、そして『木を植えた男』」 は こちら
私は個人的には イタリアのNeopittorico(新絵画的)ジャンルイジ・トッカフォンドもこれに並ぶのではないかなと感じています

いよいよラスト近く... 1990年代から 自然主義的なリアリズムが行きつくところまで行き 観客の創造力の余地を奪っているのではないかとの思いを抱いた高畑氏は 「山田くん」では単純化された動画を また「かぐや姫」ではラフスケッチの方が線に勢いがあるので それを生かしたとのこと 
私も漫画を描いていましたが ラフスケッチ 絵コンテの方がはるかにのびのびと勢いのある線が出せましたね~ 

会場にはアニメの仕事をなさっていたらしいシニアの方 外国からのアニメファンの方たちも多く 高畑勲監督がいかに愛されていたか伺い知ることができてよかったです 

「勲おじさん😊」と いつも慕っていた姪御さんは 若い頃の職場の友人でした 元気にしてるかな~😊

 チラシ類
パンダコパンダ展は 角川武蔵野ミュージアムで2025.7.19~8.31 


イマーシブ・シアター 新・Japonism展(東京国立博物館/2025.3.25~8.3) 
宇宙戦艦ヤマト 全記録展 (なんばスカイオ/2025.7.19~8.3)
* チラシ裏面には「日本の「アニメ」は、半世紀前の1974年10月6日に放映された「宇宙戦艦ヤマト」から始まりました。」とありますが 正しくは「第2次アニメブームは 宇宙戦艦ヤマトから始まった」です 
日本のアニメ 特に第1次アニメブームは 1963年のテレビアニメ第1作「鉄腕アトム」から始まりました 
ヤマトは夜明け前に並んで観に行きましたね~


「高畑勲展 日本のアニメーションを作った男。」 (2025.6.27~9.15)  は こちら

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「PARTHENOPE」ロードショーのお知らせ(2025.8.22~)

2025年07月06日 | イタリア映画・映画
「PARTHENOPE」ロードショーのお知らせ(2025.8.22~)

2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
2024年製作/136分/イタリア・フランス合作
原題または英題:Parthenope

trailerは こちら 
紹介記事・予告編は こちら


ゴルディアーノ・ルピ作 – ベルナルド・ベルトルッチやアントニオーニの詩学に近い、フェリーニのインスピレーションを受けた詩的で勇気ある映画。

1950年、南イタリア・ナポリで生まれた女の子は、人魚の名でナポリの街を意味する“パルテノペ”と名付けられた。
美しく聡明で誰からも愛される女性に育ったパルテノペは、兄のライモンドと深い絆で結ばれていた。年齢と出会いを重ねるにつれ、さらに美しく変貌を遂げてゆくパルテノペ。

だが彼女の輝きが増すほど、対照的に兄の孤独が暴かれていく。そしてある夏、兄は自ら死を選んだ……。
彼女に幸せをもたらしていた<美>が、愛する人々に悲劇を招く刃へと変わる。
それでも人生を歩み続けるパルテノペが果てなき愛と自由の探求の先に辿り着いたのは……。 

美しさは時には罪...
主演女優Dalla Portaについては こちら


PARTHENOPE」は こちら


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