日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「シチリアの奇跡 マフィアからエシカルへ」(島村奈津著、新潮社刊)を読みました

2023年06月17日 | イタリア関連の出版物

「シチリアの奇跡 マフィアからエシカルへ」(島村奈津著、新潮社刊)を読みました

 

「ゴッドファーザー」の島から オーガニックの先進地へ

諦めない人々の闘いのドキュメント! 本当のSDGsは 命がけ

 

映画「ゴッドファーザー」が象徴する“マフィアの島”が 今やオーガニックとエシカル(倫理的)消費の最先端へ―― 

みかじめ料不払い運動に反マフィア観光ツアー 有名ピザ屋が恐喝者を取り押さえ 押収された土地は人気の有機ワイン農場に姿を変えた――

『スローフードな人生!』の著者が 10年以上の現地取材で伝える 諦めない人々のしなやかな闘いのドキュメント

新しい地域おこしはイタリア発 シチリアに学べ!

 

     *   *   *

 

『スローフードな人生!』等を書いてきた島村奈津氏の最新刊シチリアの奇跡 マフィアからエシカルへ(2022.12.20発行)を読みました

シチリアで マフィア(コーザ・ノストラ)にみかじめ料を払わず エシカル(倫理的)なやり方で地域経済を担ってゆく 若くてしがらみの少ない人たちの勇気ある行動の数々が丁寧に描かれており とても感銘を受けました

マフィアから取り上げた土地にエシカルな農産物を栽培するという 最も真逆のものだからこそ イメージの払しょくもできるとのこと そのために 教育 市民活動 行政の 3つの立場から倫理観を高めてゆくことが大切なのですね

元孤児院に作られたCIDMA(チドゥマ)という展示施設には 命がけでマフィアと闘って亡くなった かのファルコ―ネ判事ボルセリーノ判事たちが書き上げたマフィア大裁判のための約7千枚の調書のコピーが パレルモ裁判所から寄贈されたそうです 

この調書は 映画「シチリアーノ 裏切りの美学」の主人公でもあるトンマーゾ・ブシェッタの証言とのこと 

 

マフィアの歴史について 第ニ章の「近代国家の申し子 マフィアとヤクザ」では ガリバルディの義勇軍の中から多くのマフィアが誕生したことが触れられていました ランぺドゥーサの小説『山猫』にも書かれているとのこと (映画は観ましたが 本も読んでみたくなりました)

1943年夏の連合軍のシチリア上陸作戦のあと 連合軍政府が終戦直後に マフィアの多くをシチリアの市町村長に任命し 蘇らせてしまったこと これも 映画(PIFの「愛の為に戦地へ(in guerra per amore)」)でも観ました 

また 2001年に長い裁判の末に有罪判決が下ったが その時に世論を大きく動かしたのは『ぺッピーノの百歩(I cento passi)』(2000年、マルコ・T.ジョルダーナ監督)という映画のロングランだったそうです それも観たくなりました 

 

第三章「故郷のために命をかけた二人の判事」では シチリア・マフィア大裁判を起こし 爆殺された二人の判事について書かれています まさに国を変える程の怒りと同様を引き起こしたこの事件を幼い頃に知った世代が 立ち上がったのですね

合法性(regalita')がキーワードであり 縁故主義(クリエンテリズモ)がはびこる中にあって 「合法性の船(nave della regalita')」という教育プロジェクトは 腐敗と無縁な世代を育てる一大プロジェクトであり 修学旅行などで毎年数万人がシチリアを訪れるとのこと

 

冒頭にあった みかじめ料の脅しに屈せず孤立したあげく1992年に暗殺されてしまったリーベロ(自由という意味)という経営者の死から30年 遺族たちはもはや孤独ではなく EU議員となって遺族や被害者の補償制度をつくっていったのですね

みかじめ料不払いの店のリストを作ったり 普段の買い物がマフィア撲滅につながることを示す数々の運動が 未来を変えてゆきます

2004年に生まれた「Addio Pizzo(さよなら、みかじめ料)協会」は (pizzoは俗語でみかじめ料)  島から出ずにエシカルな町おこしを続ける若者たちが支えています

リーベラ」というカトリック系の市民団体は 「さよなら、みかじめ料協会」とも連携して マフィアからの押収地で希少な食材を作ったり売っている店を運営しているとのこと 1996年に対策法案の改正が可決されたのです

 

勇気の出る試みが続けられていて 襟を正される思いでした ー

 

「シチリアの奇跡 マフィアからエシカルへ」は こちら

 

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「うそつき王国とジェルソミーノ(Gelsomino nel paese dei bugiardi)」(ジャンニ・ロダーリ作/山田香苗訳 講談社文庫)と原書を読みました 

2023年03月21日 | イタリア関連の出版物

「うそつき王国とジェルソミーノ(Gelsomino nel paese dei bugiardi)」(ジャンニ・ロダーリ作/山田香苗訳 講談社文庫)と原書を読みました

 

2022年12月23日の「イタリアの児童書ブックトーク」で ジャンニ・ロダーリの「うそつき王国とジェルソミーノ」のことを知り 読んでみました📖 

ジャンニ・ロダーリは 「キーウの月」に続いてこの「うそつき王国とジェルソミーノ」を楽しく一気に読みました 

うそつき王国にまぎれこんだ大声の主人公ジェルソミ―ノ(ジャスミンの花という意味)と 3本足の猫のゾッピーノ(zoppo=片足の不自由な) その他の登場人物の冒険譚にハラハラドキドキしつつ なんでもさかさまに言わなければ罰せられるという うそつき王国のできた訳とその結末に 思わずアイロニーを感じるとともに ラストは痛快でした 

最初はさかさまの意味を考え理解するのに戸惑いましたが(笑) 勇気ある人々のおかげでとうとう... 


また 荒井良二さんの可愛いイラスト 訳者の山田香苗先生のあとがきとトリビアは大変参考になりました ゾッピーノの名前の由来や 「手がムズムズする」という言いまわしの由来など... イタリア語でも読んでみたいと思いました📖 (イタリア文化会館の図書室にありますが 貸出できません 今度読みに行こうっと♪)

そして一気に読んだあとで イタリア語のブックトレーラーを探して聞いてみました 筋が追えました😊

登場人物の顔ってこんなだったんだ~ 字幕は何語かわからないけど(笑)

イタリア語のブックトレーラー:  Booktrailer Gelsomino nel paese dei bugiardi di Gianni Rodari (音が出ます)

「うそつき王国とジェルソミーノ」は こちら

そしてさらに イタリア文化会館の図書室で原書を借りてきて 対訳でじっくり読みました📖 時々辞書ひきながら... やはり頭に残りますね2回読むと 訳し方もとても参考になりました😊

"Gelsomino nel paese dei bugiardi"(原書)は こちら 

ストーリーは こちら

こちらはイラストが違うのですね イタリアらしい絵で気に入りました! 挿絵がたくさんあると理解を助けてくれます💕

 

今 あちこちの語学学校のレッスンで使われる本や映画は いちおうざっとチェックして 予告編を見たり 本のあらすじを検索して読んだりしています なかなかすべてのレッスンを追うのは難しいですが 今流行っているものの流れが掴めてとても有意義です😊

 


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単語帳の苦手な私にも楽しく読めた「使えるイタリア語単語3700」@ベレ出版

2023年01月15日 | イタリア関連の出版物

単語帳の苦手な私にも楽しく読めた「使えるイタリア語単語3700」(佐藤徳和+北野美絵子ジュリア著)@ベレ出版

 

ようやく読めました 「使えるイタリア語単語3700」📕

問題集の最後によくついている単語リストくらいならまだしも 単語ばかりが載っている単語集のたぐいは苦手で苦痛だった私にも 楽しく読めました😊

文例も 実際にあったことに基づいて書かれているものもあり 人名も色々バラエティ豊かで 伊検にもよく人名が出てきますが 慣れておくのにもちょうどよいですね😊 

(伊検のリスニングは 誰が何を言ったか 人名の頭文字だけでもメモすべし!! あとから 〇〇を言ったのは誰でしょう?なーんて聞かれるから!!)

特に 単語カードはわずか1冊で挫折してしまった 単語集の苦手な私には 文例がないとなかなか頭に入らないので 楽しく読めました!! 

レベルは5級から準2級まであり カテゴリー別に分かれています  

現実に基づいた例文というのは...

例えばteatroという単語の例文は "Il teatro 〇〇 è il più antico teatro d'opera ancora attivo in Europa. "「〇〇劇場は 今も現役のヨーロッパ最古の歌劇場だ」 などですね ←  ヒント:  ナポリにあります😊

   *    *    *

思えば 伊検3級を受けた当時(2012年) 当時出た「口が覚えるイタリア語」を10回くらいやりましたっけ... 付箋だらけ 書き込みだらけで もうこの本をめくることもできない位やりすぎてしまい(笑) 作者の森口先生に後日お会いする機会があった際に この中のベルリンの壁崩壊の文例を暗唱させていただいたのが 今も良い思い出です💕

あれから還暦もすぎ 緻密にノートを取るのも面倒な年齢になってしまいました  ← 白いノートはもう あらかた人にあげてしまったのです...山のようにある裏紙で充分(笑) 

年を取ると緻密なことがやれなくなってゆくのを 今実感しています 

なので 辞書の編纂も相当緻密な作業なので その大変さ完璧さに脱帽です😊

 

この本のセミナーを開催してくださったチェルビアット絵本店様 

著者の佐藤先生に心よりお礼申し上げます

 

使えるイタリア語単語3700」の本は こちら

 


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「ヤヌス国家イタリア 過去の隠滅と忘却の果てに」を読んで(京都大学学術出版会発行「七三一部隊と大学」収録)

2022年05月31日 | イタリア関連の出版物

「ヤヌス国家イタリア 過去の隠滅と忘却の果てに」を読んで(京都大学学術出版会発行「七三一部隊と大学」収録)

 

2022年4月に京都大学学術出版会から発行された「七三一部隊と大学」を図書館から借りてきました この本に収録されている「ヤヌス国家イタリア 過去の隠滅と忘却の果てに」(福田富夫 著)を 知人の勧めで読むためでした 

この本は 七三一部隊を大学としてどう受け止めるかというテーマで出された専門書で 私にはなかなかに難しかったのですが 中でもイタリアの戦後について書かれたこの章は 大変興味深いものでした

イタリアの歴史は撫でるくらいしか知らず マルザボットの虐殺は映画で知りましたが この本で初めて知ることも多く衝撃でした 

邪悪なドイツ人に対する  人のいいイタリア人というイメージの拡散は 戦争責任の自己免責のためでもあったこと等 読んでいてドイツのナチスの過去の清算とは違うなと感じ イタリア人のイメージが少し変わりました 

     *    *    *

CLN(国民解放委員会)に結集した反ファシズム勢力はレジスタンスを闘い ムッソリーニ率いるナチの傀儡政権を倒して 1945年4月末に全土解放を成し遂げ 1946年6月の国民投票によってイタリアは共和制となりました 

その後 反ファシズム・レジスタンス神話のもとで隠されてきた歴史修正主義が勢いを増し 2004の「追憶の日(Giorno del ricordo)」法(毎年2月10日)によって ついにはファシストの名誉回復までもが行われたのです

ちなみにタイトルにもある「ヤヌス神」とは ローマ神話の出入り口と扉の守護神で 前と後ろに反対向きの2つの顔を持つ双面神で 物事の内と外を同時に見ることができる神のことです そのヤヌス神のごとく レジスタンスとファシストをともに併存させた歴史をつまびらかにしてくれたのが この章でした

 

  1. ファシズム制裁

伝統的支配層の抵抗によって ファシズム制裁を妥協せざるをえなかったことについて述べられています

1943年9月8日 イタリア王国が連合国と締結していた休戦協定(Armistice with Italy)を発表して枢軸国から離脱  対独参戦によって イタリアは連合国に無条件降伏した敵国でありながら 共同参戦国ともなったのですね

(お正月ドラマで見た「潜水艦カッペリーニ号」でも少し描かれていましたね)

7月にシチリアに上陸したAMGOT(占領地連合軍政府)は ファシストの即座の一斉追放よりも島内の行政機関の再建を優先せざるをえず ファシストであっても任命する等弱腰でした 

そしてドイツは幽閉されていたムッソリーニを救出し 傀儡政権のサロ共和国を樹立させました 

(ダーチャ・マライーニの父 フォスコ・マライーニの物語「書くこと 生きること」(2014年来日講演)も  このサロ政権にまつわる思い出が語られました)

1944年のローマ解放後にようやく 反ファシズム諸政党からなるCLN政府が成立し ボノーミ政権による本格的なファシズム制裁が始まりましたが ファシストの大物が海外や北部に逃れていたり 宣伝効果を狙った不均衡な判決などがあったようです

 

2 戦争犯罪

ユーゴスラヴィアによる連合国戦争犯罪委員会への告発

イタリアによる戦争犯罪を最も厳しく追及したのはユーゴスラヴィアでした 特に イタリアによるDenationalisation(民族的アイデンティティの破壊)が最も厳しく 「未回収のイタリア」(Italia irredenta)にはスロヴェニア人やクロアチア人が住み 領土の争いや強制的イタリア化(italianizzazione)政策 スロヴェニア語の禁止や 姓名のイタリア語化の強制もありました

人道に対する罪

イタリア王国軍・ファシスト共和国軍の戦争犯罪が 人道に対する罪に該当するとして断罪されました

特に1942年8月のウスティア村全村焼き討ち事件は残虐で 「イタリア人=好漢(Italiani brava gente)」”神話”を打ち砕くものでした 

また 第二次エチオピア戦争(1935-36)での毒ガスや爆撃などの犯罪 のちにエチオピア北部でマスタード・ガスの武器庫が偶然発見されました 

ドイツ占領期間中のイタリアでの ナチとファシストの残虐行為は数千に及び 中でもアルデアティーネ洞窟の虐殺(L'eccidio delle Fosse Ardeatine)  サンタンナ・ディ・スタッツェーマ(Sant’Anna di Stazzema) マルツァボット(Marzabotto)の大量虐殺は衝撃的でした 

(マルツァボットの虐殺がテーマの映画「やがて来たる者へ」は忘れられません)

イタリア版”ニュルンベルク”の二様の意味 ―イタリア人戦犯の処罰と イタリア人に対するナチス・ドイツ戦犯の処罰 ―は分かちがたいものであったとのこと

また 関係書類が1994年の裁判まで“恥辱の書棚”として秘匿されていたとあり 様々な言論弾圧事件もようやく明るみに出ました

「イタリア人=好漢」”神話” すなわち「邪悪なドイツ人」に対する「人のいいイタリア人」というステレオタイプは イタリア(人)の戦争犯罪・戦争責任の自己免責であると述べています イタリアの残虐行為は 1943年9月8日(休戦協定)以降のナチ・ファシストによる残虐行為によって上書きされてしまったのだと

 

3 追憶の日(Girono del ricordo)

フォイベ(foibe)」 (狭義では殺害した死体を洞窟に投棄すること 広義では1943~45年のイタリア人の大量殺害)の犠牲者を記憶する追憶の日」(2月10日)が2004に制定されました 考察ではこの法が イタリアの歴史修正主義を国家によって公認したと述べています そして20 ~30万人にも及ぶesodo(集団移住)についても触れています

一方で2000に制定された「記憶の日(Giorno della Memoria)」法(アウシュビッツ解放の日である1月27日)との違いが細かく記述されています 

「追憶の日」には ファシストたちも犠牲者として叙勲を受けており またパルチザンの威信を失墜させもしました (どっちもどっちの理屈) 

そして ユーゴから告発された帰還兵が学校で体験を語ったり “フォイベの殉教者”の名前が広場や通りにつけられる等の歴史修正主義の例を述べています 

戦後イタリアは 負の遺産を清算するのではなく 清算を拒否しているのだと 

 

圧巻でした 難解でしたが読むことができてほんとうによかったです

 『七三一部隊と大学』(京都大学学術出版会)は こちら

 


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「CRONACA164号」はイタリアの民話特集でした(2020.6月)@(公財)日伊協会

2020年06月08日 | イタリア関連の出版物
「CRONACA164号」はイタリアの民話特集でした(2020.6月)@(公財)日伊協会


久々にうちに届いた「CRONACA164号」はイタリアの民話特集でした
ちょうど断捨離にとりかかっていたところに届きました~(笑) 

コロナ被害に苦しむイタリアへの募金の呼びかけを読んで また涙が...
イタリア大使館から医療物資のための募金をとの呼びかけでした

私は旅行関係の簡単な仕事をしてましたが それがなくなっちゃいまして( ;∀;) 
でもここしばらく交通費がかかってないから(笑)イタリアに募金します!! 
協会スタッフたちの顔が眼に浮かびました... イタリアのことを話すと涙ぐんでしまうけど ハグしたいくらいです

あの12月のスピーチコンテストが 夢のようです...人生最高の1日でした 
来てくださった10名以上の方々に 今あらためて感謝申し上げます


そして今回初めて読んだ「イタリアの民話」 
これは伝承する民話をひとつひとつ集めて 録音してまとめてくださっている方の貴重な記録で 
子どもに語る イタリアの昔話」という本にもなりました
お年寄りを訪ねてまわって 民話を聞き その時の貴重なエピソードも紹介されています

あとはコロナのニュース記事... ペストとヴェネツィア ロムルスの墓発見のニュース等...


そして同封されていた「日伊文化研究」第58号も 力作ぞろいでした
入会した頃は難しくて読めませんでしたが(笑) 十数年イタリアと関わってきたのでなんとか読めるようになりました~(笑)

中でも一番興味深かったのは 民主的言語教育をテーマに書かれた
近現代イタリアにおける言語状況と言語政策の展開 ―トゥッリオ・デ・マウロの民主的言語教育の創出まで」という記事です
なぜかといえば この言語学者マウロ教授の「基礎イタリア語新辞典-言葉の盛衰 Il Nuovo Vocabolario di base d'italiano: Parole emergenti, parole declinanti」という講演を イタリア文化会館で聞いたことがあったからです 
イタリア人の識字率 学校教育の普及 標準イタリア語と方言との関係など 大変興味深いものでした

素晴らしい会報を出してくださいました日伊協会様に心より感謝申し上げます 


断捨離は数日前から敢行してますが 昔のNHKテキストどっさり... 捨てようにも 習ってた先生の写真とか記事とか 
自分の投稿が載ったのとかさすがに捨てられません...
でも小さい字が読めなくなってきたので 古い本は捨てました 

まだまだ続きます...♪



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パオロ・ジョルダーノ著『コロナの時代の僕ら』26ヶ国で緊急出版(2020.4.25)@早川書房

2020年05月14日 | イタリア関連の出版物
パオロ・ジョルダーノ著『コロナの時代の僕ら』26ヶ国で緊急出版(2020.4.25)@早川書房




パオロ・ジョルダーノの著書『コロナの時代の僕ら』が4月25日に刊行された

1982年にイタリア・トリノで生まれた小説家のパオロ・ジョルダーノ
2008年に発表されたデビュー長篇『素数たちの孤独』は、人口六千万人のイタリアで200万部超のセールスを記録し、『ストレーガ賞』『カンピエッロ賞』新人賞など多数の文学賞を受賞した。物理学博士号をもつ。

27篇のエッセイからなる『コロナの時代の僕ら』は、イタリアでの感染爆発の予兆があらわれ始めた2月末から3月初旬に自らを隔離状態において執筆。

「今まさに私たちに求められている、極限の忍耐と、理性的な態度」や、災いが過ぎ去った後に「私たちにきっと課せられる、使命」について語られる。

既に26か国での出版が決まっているという。日本語訳は飯田亮介が手掛けた。
日本語版には後日談となる著者あとがきが追補された

著者は 印税収入の一部を医療研究および感染者の治癒に従事する人々に寄付することを表明している

コロナの時代の僕ら』の本は こちら


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『イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ「これから」の時代を生きる君たちへ』が緊急出版されました(2020.4.27)@世界文化社

2020年05月06日 | イタリア関連の出版物
『イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ「これから」の時代を生きる君たちへ』が緊急出版されました(2020.4.27)@世界文化社





新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)によって休校になったミラノの校長先生が生徒に向けてつづり
外国人や感染者の排斥 デマの拡散などを強く戒め話題になったメッセージを 日本の出版社が本にしました

新たに日本の子どもたちにあてた文章も収められ 「この痛みはいつか、皆さんの財産になる」と呼びかけています
2020年5月1日に緊急出版されたのは「『これから』の時代(とき)を生きる君たちへ イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ」(世界文化社、税別千円)

元になった文章は 2月25日 アレッサンドロ・ボルタ高校のドメニコ・スキラーチェ校長が
「生徒たちへの手紙」と題して同校のホームページに載せた

「混乱のさなかにあるいまこそ、この本をじっくりと読むことをおすすめします」と書き始め 
イタリアの中学教科書にも載る文豪マンゾーニの小説「いいなづけ」を挙げる
小説には、17世紀にミラノで流行したペストにより 街が打撃を受けた様子が描かれている

イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ「これから」の時代を生きる君たちへ」の本は  こちら 


コロナで世界最長封鎖のイタリア、制限緩和を開始」のニュースは こちら (2020.5.4) 9週間ぶりの制限緩和とのこと

明けない夜はない...


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「古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活」+「地図で読む世界の歴史 ローマ帝国」を読みました(2019年春)

2019年05月19日 | イタリア関連の出版物
「古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活」+「地図で読む世界の歴史 ローマ帝国」を読みました


高円寺ピアッツアイタリアで借りてきて読んだ 「古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

ちょうど今やっているトラヤヌス帝の時代の 古代ローマの一日を まるでタイム・スリップしたかのように臨場感あふれる描写で楽しめた一冊でした!!

日の出から夜までの一日の時間を区切って 早朝は小刻みの時刻で 夜になるにしたがってゆるやかな時間で描写してあります
庶民の住むインスラ(上の階程又貸しで下層民が住む)と 裕福な人々の住むドムスの描写 

トーガの着方(6メートルもあり一人では着られない)
女性のファッションや髪型について  長い名前について
マトローナとは名門既婚女性のこと クリエンテスは庇護民のことです
日の出から第一時 第二時...と時刻が刻まれてゆき 分や秒もなかった時代でした
子供達の遊びについて 
大人たちも居酒屋で サイコロを使った賭け事らしき遊びをしていましたね


子どもたちの学校の様子 読み書き計算を習いすぐに働き出しますが 
上流階級の子どもはラテン語やギリシャ語 修辞法等も習います
蝋引きの書字板を使っていたのですね 

面白かったのは 指を使って一万通りの数字を表せたこと!! 貨幣単位について 
そろばんの珠をカルクリー(calculi/小石)と言いますが それが計算(calcolo)の語源なのですって!
ローマの家賃は高かったそうです 人も多くて大変でした ローマの街角は人で溢れて歩けないくらいだったそうです 

そして奴隷市場について 首に 出身国や特徴等の書かれた札を下げて陳列され 売られます 
バシリカ・ユリアでの臨場感あふれる裁判の様子 元老院の様子 そしてコロッセオの生々しい命がけの競技...
各国の動物が減り 絶滅した種もあるといいます それくらい猛獣との闘いが繰り広げられていたのですね
公開処刑もありました
コロッセオは ネロ帝の時代の広大な敷地に作られた湖を ウェスパシアヌス帝がその水を抜いて 湖底をコロッセオの基礎としたのだそうです

公衆トイレの様子 何もついたて等なくて しゃべりながら用を足して あとは棒につけた海綿で洗って捨ててたのですね
それにしても下水道システムがちゃんとしていたのはすごいです 水道橋もありましたしね

出産の様子も描かれ 生まれた子をどう扱うかを主人(父親)が決めるのだそうです 捨て子になったり...拾われたり...

公共浴場は何トンもの木材を燃やしていて やはり多くの木々も伐られてゆきましたね 
発汗室(ラコーニクム)  温浴室(カルダリウム)  冷水浴室(フリギダリウム) について トゥニカはちゃんと払って預けないと盗まれちゃうぞ~

そして夕刻の饗宴の描写 トリクリニウム(食堂)は広く 馬蹄型の臥台に寝そべって古代ローマの豪華な食事を楽しみました
当時はフォークはまだなくて 主に手で食べていました テーブルマナーも自然で今とは色々違いましたね
ティベリウス時代のアピキウスというシェフが書いた「料理法」という料理本があったそうです 豚の乳房とかフラミンゴの舌とか...

そして夜の話まで色々と続きます 一気に読みました 面白かったです 映画を見ているみたいでした( `ー´)ノ
原書では 当時のラテン語と 今のラテン語の発音を 比較する箇所もあったそうです

著者は アルベルト・アンジェラ サイエンス番組の監修・キャスター 科学ライター等 
そして翻訳は関口英子先生です♡

古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活」(河出書房新社)は こちら
  

     *     *    *


さて次は「地図で読む世界の歴史 ローマ帝国」(河出書房新社) こちらは イタリアブックフェアで見つけました♪
こちらは 地図と写真満載の本です:

ローマ歴史講座を取っており 地図や細かいところが不明確なため この本を買ったところ 地図入り 
写真も豊富でとてもよく理解できました 

まずは入門レベルの本「知識ゼロからの古代ローマ帝国入門」で 大まかな流れをつかんでから 
この本をじっくり読んで頭に入れてゆきました 


「地図で読む世界の歴史 ローマ帝国」
(河出書房新社)は こちら

こんどの日曜(5/26)は 高円寺ピアッツアイタリアの ローマ歴史講座で 五賢帝の続きをやる予定です♪




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「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」(篠田謙一著/岩波書店)を読んで切支丹屋敷跡を散策(2018.6月) 

2018年08月02日 | イタリア関連の出版物
「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」(篠田謙一著/岩波書店)を読んで切支丹屋敷跡を散策(2018.6月)


イタリア人の宣教師シドッチ ご存知ですか? 実は鎖国時代の日本に単身乗り込んだ宣教師とのこと 
その遺骨が最近発見され DNA鑑定でシドッチだと認定されたという本「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」(篠田謙一著/岩波書店)を読みました

文京区にあった切支丹屋敷には 切支丹狩りで捕らえられた宣教師や信者たちが収容されており 生涯閉じ込められていたそうです 
その調べにあたったのが かの新井白石とのこと

シドッチの博学に舌を巻き 彼の地理文物にいたく感心を寄せた白石は 尋問をもとに「西洋紀聞」を書いたのだそうです

この遺骨がシドッチのものと判定されても 国際問題等を恐れて公開したがらず それでもこの発掘の成果が評判になり 公の展示も考えられているとのこと 
このシドッチの顔の復元図はとても威厳に満ちた表情で惹かれますね

本には 「シドッチ発見の意義」として こうありました:
DNA鑑定をして 高校教科書にも載るような歴史上の人物だとつきとめたが その意義は?
彼が実在し 荒井白石と話し 1714年に切支丹屋敷で亡くなったのも歴史上の事実であり 遺骨の発見はそれを裏付けるものだが 歴史を覆す発見というわけでもない 
それでも遺骨発見のニュースには心震わせるものがあるし また今回の発見から新たな謎(埋葬の状態から当時の状況を探る等)も生まれることとなった 


雨の中 この本を読んだ家族がこの文京区小日向界隈に散策に行き シドッチの人骨が出土した小日向一丁目東遺跡(小日向一丁目23番地、丸ノ内線茗荷谷駅から10分)を見に行きました ここは 東京都指定の史跡「切支丹屋敷跡」です 

   *     *     *

島原の乱(1637~1638)の5年後、イタリアの宣教師ペトロ・マルクエズら10人が筑前に漂着、すぐに江戸送りとなり伝馬町の牢に入れられた。
その後、宗門改役の井上政重の下屋敷内に牢や番所などを建て収容したのが 切支丹屋敷の起こりである。
寛政4年(1792)の宗門改役の廃止まで続いた。
鎖国禁教政策の下で、宣教師や信者を収容した。
宝永5年(1708)イタリアの宣教師ヨハン・シドッチが屋久島に渡来し、切支丹屋敷に入れられた。
徳川6代将軍家宣に仕えた新井白石はシドッチを尋問し、『西洋紀聞』にまとめられた。

切支丹屋敷跡(文京区HPより) 

江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」は こちら
(解剖学的な記述が多い本です)

* 長崎の教会群とキリスト教関連遺産が世界遺産になった年に こうした発見があるのも何かの縁ですね...
 

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日伊協会会報「Cronaca」146号は イタリアの島めぐり3&イベント情報!!@日伊協会

2015年08月05日 | イタリア関連の出版物
日伊協会会報報「Cronaca」146号は イタリアの島めぐり3&イベント情報!!@日伊協会


日伊協会会報報「Cronaca146号 島めぐり第3弾のリポートは イタリアでコーディネーターとして縦横無人に大活躍中の 村本幸枝(アッティコ)さん!!
場所はそしてランペドゥーサ島 あの映画「Terraferma(海と大陸)」よく覚えています... 

タフな島だとあります アフリカから来たエネルギッシュな昆虫や植物が生息する志摩 そう映画の中でもごつごつの岩山を上まで登るシーンがありましたね 都会育ちの子たちはへばっていました

空飛ぶ船」 (これカラーで見たかった~)の写真 条件が揃って最後には写せてラッキーでした!!
難民が押し寄せる島というイメージが観光業に影響しているとあり 旅行客が難民に遭遇することは全くないとのこと (ナポリに昨年秋に行った時もゴミの山には遭遇しなかった)

そして ターラント旧市街の記事では 永遠の愛を誓うジレヴォ―レ橋の金網にかけられたたくさんの錠が...

オルティージャ島はシラクーザの旧市街で 新市街とサンタ・ルチア橋で結ばれています だんだんと観光地化されているようです 

また 来年来日予定のカラヴァッジョ展ですが 絵画史入門50はやはりカラヴァッジョの なかなか迫力ある「ユディトとホロフェルネス」の絵について 旧約聖書「ユディト記」の主題から 初めて見た時はこの絵が怖くて...(ーー;) 

「素顔のイタリア」はタイムリーな話題「移民の海がイタリアにもたらすもの」でした 移民の到来はマイナスばかりではない 硬直したイタリアの文化や社会にダイナミズムを生む好機でもある との主張には目からウロコでした 

また「イタリアで花開く日本文化」では ミラノ万博で日本館がいかに人気か よくわかりました リピーターも多いようですね


「Cronaca」146号 詳しくは こちら

そしてイベントが目白押しです:

9月28日(月) 13:00~14:00 「イタリア料理の皿を読む」 食文化セミナー

10月3日(土)16:30~18:00 「イタリア まだ見ぬ国を求めて」 同時通訳特別セミナー

その他 詳しくは こちら

写真は 昨年秋に行ったアマルフィ海岸です♪

*情報をいただきました公益財団法人 日伊協会様に心よりお礼申し上げます

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日伊協会発行Cronaca 145号の特集は永遠の名車FIAT500(2015年4月)@日伊協会

2015年05月12日 | イタリア関連の出版物
日伊協会発行Cronaca 145号の特集は永遠の名車FIAT500(2015年4月)@日伊協会


この4月末に発行された日伊協会会報誌Cronaca 145号の表紙を飾るのは あのFIAT(Fabbrica Italiana Automobili Torino)500 (Cinquecento)です!!

なんと可愛いスタイル アニメのルパンⅢ世にも登場するあのボディ そしてトリノ自動車博物館の名車たち チンクェチェント博物館訪問記 イタリアの若者が皆こぞってスクーターのvespaを駆っていたことはレッスンでも聞いてましたが ローコストで大量生産が可能な国民車として戦後のイタリアに普及したFIAT500 その歴史がわかりやすく紹介されています

FIAT NEWSは こちら


関係ない話で申し訳ないのですが...写真を見てふと思い出したんですが... 1989年のベルリンの壁崩壊の後に行った旧東ドイツで トラバントTrabant(通称トラヴィ/Trabi)に乗せていただくチャンスがありましたんですが...排気ガスがなんか車内までほのかに臭いし... きつきつに狭いし...雨漏りしそうだし...車体はアルミ製だし...それでも何年も何年も待ってようやく手に入れた愛車だとのことだし...そんなことを思い出してしまいました!! ←ドイツネタでスミマセン 国民車であることや その小ささがちょっと似ている感じなんです~(;'∀') 今のFIATはいや~ぴかぴかですね!! 

     
他にも カラヴァッジョの原点 素顔のイタリア 小さな村の大きな人生 狂言にチャレンジしたイタリア人学生(雑巾がけの動作ができないって...文化が違うから??) その他楽しく読ませていただきました!!

Cronaca 145号 詳しくは こちら

      *      *       * 

また同じく発行された「日伊文化研究 第53号」の中にあった「新しい学習者としての移民」を 大変興味深く読ませていただきました

移民がテーマのイタリア映画に出てくる 移民たちの話すたどたどしいイタリア語は 生きるために必要不可欠なツールであり 私たちのようなイタリアへの憧れ等からくる学習熱とはまったく次元が違うと常々思っておりました 

新しい学習者としての移民の置かれた状況を考慮した上でのシラバスは 文法事項を順番に教えてゆくのではなく 今必要なシーンですぐに使えるものであること また学習者の母国での教育レベルを考慮する必要もあるとのことです

その中でのCILSの果たす役割 その求められるレベル 移民の多い北部での様々な形態のクラス等など 大変興味深い内容でした このような貴重なテーマについて知ることができて何よりです

ドイツ語検定の過去問をやっていても同様のテーマ あるいは年代別に見る第二言語習得度の違いなどが出てくることがあります 

* 素晴らしい会報を発行してくださいました 公益財団法人日伊協会様に心よりお礼申し上げます

*今年の「第4回春のフェスタ2015」は 6月13日(土)です 詳しくは こちら


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日伊協会会報「CRONAKA 144号」は 「EXPO2015 ミラノ再発見」特集です(2015年1月)@日伊協会

2015年02月24日 | イタリア関連の出版物
日伊協会会報「CRONAKA 144号」は 「EXPO2015 ミラノ再発見」特集です(2015年1月)@日伊協会


日伊協会会報CRONAKA144号(2015年冬号)は いよいよこの5月から始まる「EXPO2015 ミラノ万博」をはじめとする ミラノ再発見です!! 

トラムを使ったスローなミラノ観光」と称して トラムの利用について詳しく述べられています 

ミラノ万博は2015年5月1日(金)~10月31日(土) 184日間の開催となり 2000万人の来場者が見込まれており 「地球に食料を、生命にエネルギーを」がテーマとなっています

日本館は お箸をモチーフにしたシンボルマークで 「共存する多様性」をテーマに 日本の取り組みや食文化の魅力を発信します



また 連載「小さな村の大きな人生」は 父親の存在が人生の大きな指針になる というメッセージで心打たれました 実直に生きてきた父親の背中を見て育ってきた兄弟の 時間と手間ひまをかけて育ててきたものを受け継ぐ生き方にエールを贈りたいと思います

その他 イタリアのサッカーでの心温まるサプライズともいえるエピソード 円熟のイタリアNo.1ロックスターの「リガブエ ついに来日公演!!」の記事にわくわく

また アクア・アルタに悩みながらもなぜか水不足に悩まされるヴェネツィア事情  その他のいろいろなイタリアのニュース いつもながらとても興味深いものでした

日伊協会HPでの連載「ミラノの街角から」(ミラノ万博まであと〇〇日!)は こちら

ちなみに 2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」については こちら


CRONAKA144号」は こちら

*情報をいただきました公益財団法人日伊協会様に心よりお礼申し上げます

*今日は このブログ開設4周年であります(*^^)v




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第1回須賀敦子翻訳賞授賞式開催のお知らせ(2014.11.13)@イタリア文化会館アニェッリホール

2014年11月03日 | イタリア関連の出版物
第1回須賀敦子翻訳賞授賞式開催のお知らせ(2014.11.13)@イタリア文化会館アニェッリホール


第1回須賀敦子翻訳賞の授賞式が開催されます 

イタリア文化会館で開催される第14回世界イタリア語週間の中のイベントです:


2012年1月から2014年6月
に出版されたイタリア語から日本語への翻訳書のなかから、最も優れた作品に賞が授与されます。

日程:  2014年11月13日(木) 18時30分~
場所: イタリア文化会館 アニェッリホール( B2F)
主催: イタリア文化会館

予約: 必要。 「第1回「須賀敦子翻訳賞」授賞式」を件名として、参加者名、参加希望人数、電話番号をご明記のうえ、corsi.iictokyo@esteri.itまでメールをご送信下さい。

詳しくは こちら

*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

*「須賀敦子の世界」展開催中です:
2014年10月4日(土)~11月24日(月振休) 9:30~17:00
休館日 月曜 (10/13,11/3,11/24は開館)
於 県立神奈川近代文学館 
詳しくは こちら


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日伊協会会報「CRONACA142号」はイタリア地ビール特集&イタリアサッカーの歴史です(2014年7月発行)

2014年07月27日 | イタリア関連の出版物
日伊協会会報「CRONACA142号」はイタリア地ビール特集&イタリアサッカーの歴史です(2014年7月発行)

日伊協会会報Cronaca142号は イタリアの地ビールの特集も面白かったけど なんといってもワールドカップの後だけにイタリアサッカーの記事をしっかり読んでしまいました!(^^)!

ドイツ語のレッスンでもW杯開催中はだいたいこの話題でレッスンが始まるし(笑) W杯がテーマの新聞記事も配られたし 皆さんすごかったです...(#^.^#)

実はサッカーには疎い私は大変でした(笑) ドイツとイタリアがサッカーのライバル国同士であることは知ってましたが この特集記事を読んでさらにその感を強くしました やっとイタリアサッカーの歴史をざっとおさらいできて胸のつかえが取れた感じです

イタリアがワールドカップで優勝したのは 1934年(イタリアで開催) 1938年(フランスで開催) 1982年(スペインで開催) そして2006年(ドイツで開催)の4回でしたが それぞれについてどんないきさつがあったのかが この「素顔のイタリア イタリアの歴史を刻んできたサッカー代表チーム」の記事に詳しく書いてあり とても興味深かったです 

当時のムッソリーニ政権の影響を強く受けていた戦前の2大会 そして1982年の宿敵ドイツを破っての優勝 2006年のフランスに勝ったPK戦のこと そして1970年(メキシコで開催、準優勝)のドイツに勝った準決勝 いかにサッカーがイタリア人の魂に根付いているかを知りました

ちょうどワールドカップの時にドイツ語やイタリア語のレッスンに毎週通うというラッキーな
巡り合わせに感謝しています(#^.^#) ←実はハラハラしていた(笑)

    *         *         *

イタリアの地ビールの生産は1990年半ばから本格化したそうで ブームは2005年とのこと 
ワインに比べるとより安価で楽しめる地ビールは若い人たちに広まり 様々なチャレンジがなされています 

その他にも イタリアには指圧が(発音が面白いよ!)流行っているとか 絵画に小さな村にイタリア料理 イタリアンポップスにニュース等盛りだくさんです

CRONACA 142号は こちら

すばらしい会報を届けてくださいました公益財団法人日伊協会様に心よりお礼申し上げます



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日伊協会『Cronaca』141号はイタリア島めぐり特集第1号です(2014.4月)@日伊協会

2014年05月04日 | イタリア関連の出版物
日伊協会『Cronaca』141号は イタリア島めぐり特集第1号です(2014年4月発行)

先日届いた日伊協会『Cronaca』141号イタリア島めぐり特集第1号でした 

ストロンボリ島は 以前噴火シーンをテレビの特集番組で見たことがあり脳裏に焼き付いていたので よくこんなところに登ったなぁと思いながら読んでいたら なんと「ハッキリ言ってコレは人生最大の危機である」と(笑) イタリアに着いた翌日にもうこんな噴火口見学のトレッキングツアーに行くなんて!!3つの島めぐりの記事の中でもそのためか強烈に印象に残っているのです 遠くから聞こえる噴火音の再現まで... いやとても私には無理...(-_-;)

また 『巨人』が守る緑の島 イスキア島 ナポリ湾に浮かぶ海底火山が隆起してできたこの島の歴史 映画の舞台にもなっており 伝統料理も紹介されています

魔法の島マレッティモは 人生のスピードを落とす練習にもってこい との言葉の通り 漁師の島で のんびりした白い馬や犬が悠々と... そして猫も!

そしていつもの連載記事も楽しめました レンツィ新首相の記事 生け花ブーム ティントレット ソチ・オリンピックの二人の主役ecc...

   *            *             *     

また 同封されていた「日伊文化研究」五十二号には 日頃お世話になっている先生の玉稿が掲載されており 一生懸命読ませていただきました 

他にも移民特集はこの問題を考える上でとても参考になりました ダ・ヴィンチの「アンギアーリの戦い」についての原稿は レオナルド・ダ・ヴィンチの映画で見た通りの大きな絵を仕上げるあの時代なりの様々な苦労が描かれたシーンが思い出されました 

新刊紹介や図書目録も 少しずつ分かるようになってきた気がします 「孤独な天使たち(io e te)」は映画も見たので 原作について知ることができてよかったです

GWはゆっくりと日本語でイタリアについての本を読めてよかった(^_^)


詳しくは こちら

*情報をいただきました公益財団法人日伊協会様に心よりお礼申し上げます



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