日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「放射能という"津波"」出版記念イベントに行ってきました(2011.6.29)

2011年06月30日 | イタリア関連の催し
「放射能という"津波"」出版記念イベントに行ってきました(2011.6.29)
Presentazione del libro”Tsunami Nucleare" di Pio d’Emilia



このイベントは ここ数年私が参加してきたイタリア文化会館アニエッリ・ホールでの催しの中でも 最もエキサイティングなものかもしれません(昨年のソフィア・ローレン来日の時よりも!) 折しもその前日に東電株主総会が開かれましたが、この日も日本在住のイタリア人の間で緊張した質疑応答が繰り広げられました
 
また会場にはさすがにイタリア人の姿が多く 日本在住のイタリア人の著名な方々 各国大使 そしてなんと着物姿のご婦人は誰かと思いきや 管信子首相夫人とのこと 
開始直後にはそして管首相からの電話まで入りました(!) 民主党の若手議員も来ていました


SkyTg24のリポーター、元イル・マニフェスト紙(日刊紙)の特派員ピオ・デミーリア氏が 災害地の最前線で過ごした30日間の記録をイタリアで出版
外国人記者で唯一 福島原発正門までたどり着いた氏は 事故を過剰に伝えて本国の人々の恐怖心を煽る傾向のあったイタリアのマスメディアの修正役を務めたという 日本に長いジャーナリストです 日本語版は近々出版予定

ペトローネ在日イタリア大使の挨拶に続き 放映されたデミーリア氏の取材レポート映像では あの地震の時の映像 津波 爆発する福島第一原発 黒澤明監督の映画「夢」での原発が爆発するシーン ガイガーカウンターを向けられる子ども 避難する住民 原発の正面玄関前 鳴り続ける放射線探知機 そして中でも(殺処分命令が出る前の)餓死してゆく家畜たちの悲惨な映像…日本ではあまり報道されていないものでした 氏は地震直後 大使の避難を勧める電話にも動じず取材を続けた方です

続きデミーリア氏の同僚ジャーナリストScilla ALECCI氏が 「情報のツナミ」と題して パワーポイントで発表 大手マスコミ(東電により支配され真実を伝えきれていない) インディペンデントメディア(フリージャーナリスト等) ソーシャルメディア(SNS等) そして外国メディアの4つの特色に触れ 誤った情報が伝わるリスクや それを正す試み 真実を伝える在日イタリア人のグループ"Shinjitsu"の紹介と続きました

 続くパネルディスカッションは 著者のピオ・デミーリア氏/Pio d’EMILIA (SkyTg24リポーター)、田口ランディ氏 (作家) Randy TAGUCHI、桜井勝廷氏(南相馬市長) Katsunobu SAKURAI 、ウンベルト・ドナーティ氏(イタリア文化会館館長) Umberto DONATI の4名によって行われました

「今もまだツナミの最中にいる」と訴える南相馬市の桜井市長は 昨日の東電株主総会で脱原発に賛同 元酪農家であり 水よりも安い牛乳を絞って生きている人々がどんな思いで殺処分を受け入れたか 誰かの犠牲のもとに命が繋がれているということを話されました

 「ふくしまキッズ」プロジェクト(この夏に700人の福島の子どもたちを北海道のロングサマーキャンプに出すという5年プロジェクト)を立ち上げたことを紹介する 作家の田口ランディ氏 彼女は続いて なぜ被爆国である日本が原発を導入してしまったのかについての 当時の詳細な分析を話しました これはこの本にも紹介されているとのこと

これに続く質疑応答はなかなかに緊張したものでした 質疑を遮ったイタリア人が「原発は危険であり 地震国日本には合わない これが真実だ」と訴えた時 残念ながらトラブルのためか同時通訳が入りませんでしたが 必死で聞き取りました(;^_^A
「日本のジャーナリストはその役割を果たしていない 国とグルになっている」と発言したデミーリア氏は これから本の続きを考えているとのこと 


それにしても ものすごい早口でまくしたてるイタリア語を同時通訳するのは 本当に至難の業だと思います すべてを訳しきれるものではなく 途中自分の聞き取りで補完しながらなんとか意味をつかもうと必死でしたが 3時間あまりのこのイベントを逐次通訳でやるとなると 6時間はゆうに超えてしまうでしょう…本当に主催者の皆さま お疲れ様でした!!

会場には 著書のみならず福島プロジェクトのバッジや物品販売なども行われ ラストは南相馬市への募金の贈呈セレモニーで無事閉会となりました 
急いで家路につきましたが あのあとビュッフェがあり そこではまた討論の続きが行われていたのでしょうか…

つたない紹介で不備もあるかと思いますがご容赦ください こんなすごい場所に来てしまった…という気持ちです 緊張しました~(>_ふくしまキッズ/  http://fukushima-kids.org/
イタリア文化会館/
http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo

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「第1回イタリア広場」開催のお知らせ(7/16)

2011年06月27日 | イタリア留学
「第1回イタリア広場」開催のお知らせ(7/16)


イタリア広場  イタリアとつながろう-交流&留学

イタリア文化会館では、イタリアやイタリア留学に関して具体的な情報交換の場を提供するために「イタリア広場」を開催いたします。

「イタリア広場」とは・・・?

1.イタリアを知る 「イタリアって、どんな国?」初心者でも安心、さまざまな角度からビデオやアニメーションを使って、楽しくイタリアを紹介します!

2.日本に留学中のイタリア人学生によるトーク イタリア人学生から、イタリアや日本での留学生活の話が聞ける!
交流タイムもあるので、イタリア人と交流ができるチャンスです。

3.イタリア留学経験者の体験談が生で聞ける

出発前の準備やイタリア現地での生活、困ったことや、楽しかったこと。役立つ情報がいっぱい!

4.イタリア留学を活かして、活躍している人たちの話 留学の経験をどう活かしているのか? イタリアの食文化を伝える仕事や、ファッション会社で働く人、プロのオペラ歌手として活動している人の話が聞けます。

<プログラム>
第1部15時30分~
イタリア文化会館の紹介
イタリアの紹介(イタリア各地のビデオやアニメーションを使って紹介します。)
イタリア人留学生からのメッセージ
16時20分~35分 :休憩

第2部16時35分
留学経験者の話 (語学・オペラ・食文化・スポーツ・高校生・大学英語コース)
交流会 (在日イタリア人、留学経験者との交流会)飲み物とフィンガーフードをご用意します。
18時30分:終了予定

日時:2011年7月16日(土) 15:30-18:30(開場15:00)
場所:イタリア文化会館 アニェッリホール 
※参加ご希望の方は、7月14日(木)までに電話またはメールでご予約下さい。
ご予約・お問合せ: イタリア文化会館 語学コース
TEL:03-3262-4500 /  E-mail:corsi.iictokyo@esteri.it


* イタリア広場は楽しみにしています 今は地震で中断された"Momento Cafe"が再開され イタリア語フリートークの時間を楽しんでいます
このMomento Cafeはイタリア文化会館の生徒限定サーピスで 研修生たちによるフリートークの時間でした 大人気でしたが 一時中断しており この度再開となり嬉しく思います

* また 今イタリア文化会館へ行くと 入口で見られる紹介ビデオに 生徒たちがイタリアの歌を歌うシーンが紹介されています ←実は私も映っております(笑)
お願い あまりアップにしないで~ (*_*)

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第2回「イタリア統一150周年記念連続文化セミナー」に行ってきました(6/23)

2011年06月24日 | イタリアの歴史

第2回「イタリア統一150周年記念連続文化セミナー」に行ってきました(6/23)


6月23日(木)夜 公益財団法人日伊協会で開催された 第2回「イタリア統一150周年記念連続文化セミナー」に行ってきました

第2回は「リソルジメントをめぐるイタリア映画」と題して イタリア統一運動(リソルジメント)を題材にして描かれた3本の映画を一部鑑賞しながらのセミナーで 監督の意図や他作品との比較 音楽や俳優について 映画の特徴などについて話してくださいました

山猫」(ヴィスコンティ監督)「副王家の一族」 (ファエンツァ監督)そして今年上映された「我々は信じていた」(マルトーニ監督)について紹介され セミナー参加者のほとんどがこの3作品をすでに観ており熱心に聞いていました

「副王家の一族」のラストシーンでは 主人公の貴族の息子が(最初は父親の権力に抵抗していたが 父親の死後その権力をこそ求めるようになり 議員となる)晩年語るセリフが「イタリアは統一したが イタリア人はまだ成っていない」というようなセリフで これがまさに今回の連続セミナーのテーマ「イタリアは成った、イタリア人を創らねばならない」を象徴するセリフだったことがあらためて分かりました

ヴィスコンティ監督は19世紀文化の最後の後継者であったとのこと
ネオリアリスモの作品の中には「もしすべてがこのままであってほしいのならば すべてを変えなきゃいけない」というセリフがあるそうです 
このことは貴族であるファエンツァ監督の「副王家の一族」でも共通しています 貴族にとっては今での栄華が失われるかもしれないという激動の時代でしたから 
ここで描かれる貴族はシニカルかつグロテスクです この貴族の娘の悲恋のエピソードは見ていて悲しくつらい...

3作品の中では最も最近紹介された「我々は信じていた」は イタリア人にとっても難解な作品で それでもその迫力は時代背景がつかみ切れなくとも身に迫るものがあり 惹きつけられます
リソルジメントの立役者の一人であるジョゼッペ・マッツィーニが出てくるシーンが紹介され 実はイタリア映画には歴史物が少なく ましてやガリバルディが出てくる映画は実は作られていないのだそうです 

日伊協会のセミナーはいつも たいてい時間延長で熱心な話が続きます 聞きごたえあり(*^_^*)
ちなみに 第3回のイタリア統一150周年記念連続文化セミナーは 「アルベルト憲章(イタリア王国憲法)から共和国憲法へ」というテーマで開催されます(7/28)
明治維新とイタリア統一との比較 今回話題となったイタリアの国民投票は 実はこのイタリア統一の時からあったそうで それについても分かりやすく語ってくださるそうです 会場は今回も満席で 時節柄暑かった~(;^_^A 


そして実はこの同じ日に 公益財団法人 日独協会では 川口マーン恵美の「ドイツの選択 ~脱原子力を推し進める力~」というセミナーが開催されました 
日伊協会のセミナーを早々と申し込んであったので こちらには夫のみが参加 私も実は聞きたかった~(>_公益財団法人日伊協会HP: http://www.aigtokyo.or.jp/
公益財団法人 日独協会HP: http://www.jdg.or.jp/


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ピオ・デミーリア著「放射能という“津波”」(Tsunami nucleare)出版記念イベント のお知らせ(6/29)

2011年06月18日 | イタリア関連の催し
ピオ・デミーリア(Pio d'Emilia)著「放射能という“津波”」(Tsunami nucleare)出版記念イベント のお知らせ(6/29)



SkyTg24のリポーターで、元イル・マニフェスト紙(日刊紙)の特派員ピオ・デミーリア(Pio d'Emilia)氏が 東日本大震災の被災地の最前線で過ごした30日間の記録をイタリアで出版したのを機に、出版記念のイベントを行います。

パネルディスカッションには南相馬市長桜井勝廷氏や、本書に一文を寄せた田口ランディ氏も参加します:

日時:6月29日(水)18時30分(開場18時)
会場:イタリア文化会館アニェッリホール
入場無料(要予約)、日伊同時通訳付

参加希望の方は、お名前、電話番号、同伴者人数を記入の上メール (eventi.iictokyo@esteri.it)
または Fax(03-3262-0853)にてお申し込みください。


*情報をいただきましたイタリア文化会館にお礼申し上げます

*イタリア文化会館は南相馬市と交流があり 様々なイベントでもドナーティ館長自らが募金箱を持って呼び掛けていた姿が目に焼き付いています 


以下はチラシ内容です(転載許可済み):

L’11 marzo 2011, un sisma di magnitudo 9.0, seguito da uno tsunami, ha sconvolto il Giappone causando oltre trentamila vittime. In un diario di trenta giorni trascorsi al "fronte", Pio d’Emilia corrispondente da Tokyo per Sky Tg24, e storico collaboratore de il Manifesto, racconta gli eventi che hanno sconvolto il destino di una nazione e modicato l’assetto economico mondiale.
La cronaca del giornalista, l’unico ad essere arrivato davanti ai cancelli della centrale nucleare di Fukushima, si alterna allo sguardo dell’uomo nel tentativo di delineare le prospettive di un paese interamente da ricostruire e minacciato da un altro possibile "tsunami", quello nucleare, i cui danni sono tutt’ora imprevedibili.

2011年3月11日、マグニチュード9.0の大地震が東日本を襲いました。
それに続いて大津波が各地で発生し、1万5000人を超える方が亡くなりました。あの日から3か月が過ぎましたが、避難所で生活する人
10万人をふくめ、それ以上の住民の方々が被災地で困難な毎日を送っています。
この度、SkyTg24のリポーターであり、元イル・マニフェスト紙(日刊紙)の特派員ピオ・デミーリア氏が災害地の最前線で過ごした30日間の記
録をイタリアで出版したのを機に、出版記念のイベントを行います。外国人記者で唯一、東京電力福島第一原子力発電所の正門までたどり
着いたデミーリア氏は、本の中で、大災害の混乱の渦中にあって、動揺しつつも非常事態に立ち向かい、難局を乗り越えようとする人々の姿と
ともに、未だに被害の拡がりが予測できない放射能という新たな"津波"に対しての恐れを描いています。
本イベントでは取材レポートの映像を上映し、その後講演や「放射能という"津波"」をテーマとしたパネルディスカッションを行います。
南相馬市長桜井勝廷氏のほか、本書に一文を寄せた田口ランディ氏もパネラーとして参加します。


プログラム Programma
挨拶 Saluto
◎S.E. Vincenzo PETRONE (Ambasciatore d’Italia in Giappone)
ヴィンチェンツォ・ペトローネ (駐日イタリア大使)
DVD上映 Proiezione lmati
◎Servizi di SkyTg24 (24 min.)
 SkyTg24の現地取材レポート (24分)
講演 Interventi
◎"Giappone tra incubo e speranza" Pio d’EMILIA
 「悪夢と希望の日本」 ピオ・デミーリア
◎"Lo tsunami dell’informazione" Scilla ALECCI (giornalista)
 「情報の津波」 シッラ・アレッチ (ジャーナリスト)
パネルディスカッション Tavola rotonda
 ピオ・デミーリア (SkyTg24リポーター) Pio d’EMILIA (giornalista SkyTg24)
田口ランディ (作家) Randy TAGUCHI (scrittrice)
 桜井勝廷 (南相馬市長) Katsunobu SAKURAI (Sindaco Minamisoma)
 ウンベルト・ドナーティ (イタリア文化会館館長) Umberto DONATI (Direttore dell’Istituto Italiano di Cultura)


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国民投票で脱原発を決めたイタリア(6/12、13)

2011年06月15日 | イタリアのニュース
国民投票で脱原発を決めたイタリア(6/12、13)


「原子力発電」という単語を日伊の辞書で引いてみると 「イタリアでは廃止」と但し書きがしてあります 
そう 1986年4月のチェルノブイリ原発事故の翌年の1987年に イタリアは国民投票で原発廃止を決めたのです (そのためイタリアの電気料金はとても高い)
その再開の是非を問う国民投票がこの6月12、13日に行われ 投票率は54・79%、原発再開への反対票は94・05%に達し 国民投票は成立しました
イタリアは 脱原発を決めたことになります

投票率が50%を超えないと無効となるため ベルルスコーニ首相が国民投票のボイコットを呼びかけましたが 彼自身に対する不信任投票の意味もあったのではないでしょうか
今までにも様々な問題で国民投票が行われてきたイタリアが また大きな決断を下しました ドイツやスイスも脱原発に動きました (フランス イギリスは原発推進)

各報道は以下の通り:

毎日新聞(6/13)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110614k0000m030085000c.html

朝日新聞(6/15)
http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201106140106.html

日テレ(6/14)
http://www.news24.jp/articles/2011/06/14/10184468.html

ウォール・ストリート・ジャーナル(6/14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000001-wsj-int

読売新聞(6/14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000531-yom-int


*あの地震から3カ月めの6月11日(土) イタリア語レッスンのあと 重いテキストを抱えたまま代々木公園のエネルギーシフトパレードに参加しました 
千人は超えていたでしょうか 渋谷の沿道では外国人も多く 目と目で頷き合いました 飛び入り参加の方もいてビックリ!  

幼稚園の放射線を測っているというシニアの方 震災のチャリティ公演中の専門学校の若い生徒さんたち 皆が道路の向こうから声援を送ってくれました 


ちょうど今 イタリア語のレッスンでは「条件法過去」を習っています 「~だったらよかったのに、でも今となっては...」という「実現できなかった過去」を表す表現方法です(;^_^A

自作の文例:
・「福島第一の方があの日 定期点検中だったらよかったのに… (でもより新しい福島第二の方が たまたま定期点検中で止まっていた)」

・「100億も費やしたというSPEEDIのデータを もっと早く開示していればよかったのに…」

・「危険なもんじゅに金をつぎ込むのをやめて 代替エネルギー開発に もっと前から金をかけていればよかったのに…」

・「1986年のチェルノブイリ原発事故は 実は地震によるものだったという報道もあるらしい もしこれがもっと早くに究明されていれば こんなことにはならなかったのに…」

・「福島第一のECCS(緊急炉心冷却装置)の 安全装置(蒸発系の冷却システム)を8年前にはずしていなければ ここまでひどいことにはならなかったのに… (ECCSがあるから絶対安全!と20年前から聞かされてきた)」

でもこれからは 未来形「~であろう」や 先立未来(英語でいう未来完了) 「~の時には ~しておくよ」で行きたいですね!! 


*公益財団法人 日独協会では 6月23日(木)に「ドイツの選択 ~脱原子力を推し進める力~」(川口マーン恵美)という文化セミナーが開催されます 残念ながらもう満席でキャンセル待ちです(;^_^A

http://www.jdg.or.jp/event/03seminar/seminar_44/20110623j.html

写真: 6月11日(土)の渋谷のエネルギーシフトパレード 



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イタリア文化会館横浜校 開校記念コンサートのお知らせ(6/18)

2011年06月13日 | イタリアの歌・音楽
イタリア文化会館横浜校 開校記念コンサートのお知らせ(6/18)


イタリア文化会館の横浜校が6月18日(土)に開校となります
そのオープニングイベントとして 横浜インターナショナルスクールで コンサートが開かれます
イタリア文化会館講師のCostanza Rufo先生Flavio Parisi先生が ピアノとサックスでイタリアの名曲、ニノ・ロータ、エンリオ・モリコーネ等の曲を披露してくださいます:

日時:6月18日(土)18:30開演 開場:18時
場所:横浜インターナショナルスクール オーディトリアム
      〒231-0862   神奈川県横浜市中区山手町253
   ホームページ:http://www.yis.ac.jp/page.cfm?p=13
   みなとみらい線 元町・中華街駅より 徒歩5分
入場:無料
問い合わせ:
イタリア文化会館 イタリア語コース受付 
E-mail:corsi.iictokyo@esteri.it
HP:www.iictokyo.esteri.it

*Flabio先生は 実は私も代行で何回かレッスンを受けました(*^_^*) 日本語堪能で話題の豊富な方で ラジオジャパンにも出られているそうですが 実は音楽家だったのですね~!! 先生方は皆さん多彩な方ばかりで驚きです(^o^)/
イタリア文化会館の横浜校の開校 おめでとうございまーす!!\(^o^)/


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「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」を観てきました

2011年06月10日 | イタリア映画・映画
Villa Torlonia (トルローニァの別荘)


「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」を観てきました



レディースディの水曜日に 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女(Vincere)」(Marco Bellochio監督)を観てきました
女性よりもシニアの方が多かったようです なかなかに重厚な映画でした

ムッソニーニの愛人は数多い中 歴史に埋もれ ムッソニーニ自身の手によってその存在を葬られようとしていたイーダ・ダルセルと その息子ベニートの物語
他の愛人たちのように影の存在としてうまく立ち回っていれば あんなにも過酷な運命を受け入れずにすんでいたのだろうに… 一途なまでの愛と信念を貫く女の強さを見た思いです 
途中からムッソニーニにまったく逢えなくなってから ただ新聞や映画でしかその姿を追うことができなくなり(代わりに実在のムッソリーニの映像が使われています) また息子ベニートは 全く父親に逢うことも叶わぬまま…

イタリア未来派」という20世紀最初の前衛芸術運動の手法も映画に取り入れられていて  また私が通っていたローマの語学学校の課外活動で見学したTorlonia のvilla(別荘)も出てきました(語学学校からすぐ近くにあります!) 
「これはムッソニーニの別荘でした」との説明に驚いたものですが こんな使われ方をしていたのですね

若き頃のムッソニーニの野望を 全存在をかけて支えたひとりの女 イーダ… 実在した彼女の物語は その故郷トレントでは多くの人がそれをまだ知っており その手紙の多くがまだ残されているそうですが 結婚証明書の類はいまだに発見されていないそうです…

「プッチーニの愛人」が「静」なら こちらは「動」の映画というところでしょうか…

ムッソリーニhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B
http://en.wikipedia.org/wiki/Benito_Mussolini

Villa Torlonia (トルローニァの別荘/Roma)
http://en.wikipedia.org/wiki/Villa_Torlonia_(Rome)
映画「Vincere 愛の勝利を」: www.ainoshouri.com
シネマート新宿で5/28から公開中!

*フォトアルバムは2008年10月に訪れたローマのVilla Torloniaです



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せかいの えほんが あつまる ところ (いたばしボローニャ子ども絵本館)

2011年06月07日 | イタリア関連の催し
せかいの えほんが あつまる ところ (いたばしボローニャ子ども絵本館)


みてごらん ちいさい こどもたち
ここには いろんな くにの えほんが おいてあるよ
いろんな いろの  いろんな ことばの 
いろんな かたちの えほんが  せかいのくにから あつまった

はいってすぐの おへやには   くにごとの えほんの ほんだなが あって
おくの ちいさな おへやでは  すわって えほんが よめるんだ
アメリカ イギリス カナダ ドイツ スイス イタリア スペイン フランス 
オランダ チェコ ポルトガル ギリシャ ベルギー ブラジル メキシコ ロシア
オーストラリア アフリカ ポーランド アラビアのくに  まだまだ いっぱい

この としょかんの ある まちが イタリアの ボローニャという まちと おともだちに なって 
それで この としょかんが できたんだ

わたしの あだなは たいようの むすめ という イタリアご
ここの えほんを じしょを つかって ねんに1かい にほんごに なおしています
いちど きてみてごらん 
いろんな くにの いろんな えほんを てにとって みてごらん

どようと にちように ときどき えほんの よみきかせも やっているよ!

いたばしボローニャ子ども絵本館http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/002/002177.html

写真:  いろんな くにの えほんの ほんだなと ちきゅうぎ


* 撮影にあたり「いたばしボローニャ子ども絵本館」のご協力をいただきました


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ワタリウム美術館 「驚くべき学びの世界展」(The Wonder of learning)に行ってきました

2011年06月04日 | イタリアの美術館・博物館
ワタリウム美術館 「驚くべき学びの世界展」(The Wonder of learning)に行ってきました


北イタリアのレッジョ・エミリアで生まれた 世界最高水準の教育実践レッジョ・アプローチ その展示が今 ワタリウム美術館で開催されており ようやく行って来ました

地下2階から4階まである小さな美術館に入ると 長い巻紙のような紙に展示されており 最後まで読もうとすると巻いた紙の中に入って読むことになるという 工夫を凝らした展示方法でした

映像ではここの保育所の様子や 教育実践の風景 1才くらいの子供たちが光をつかまえようとしたり 円柱のまわりを走り回ったり 作品では 音を絵に描いたり立体で表したりしたもの 色々な素材を使って斬新な創作をしたり また 子供たちがそれを作る時に発した言葉などが書きとめられていて 興味をそそられました 

「筋肉のついた字」という 太ったレタリングや 字ともいえないその子だけの生み出した独創的な「字」のレタリング…  場所との対話 モノ(素材)との対話 書くことの魅力 光線 などのプロジェクトは 2000年以降にレッジョ・アプローチが取り組んでいるものだそうです

このレッジョ・アプローチは 第二次大戦直後の北イタリアのレッジョ・エミリアで 村の人々が手づくりで始めた学校でした 
0歳児からアートを始めるという 子供の可能性を最大限に引き出すこのレッジョ・アプローチの展示を見ているうちに 決められた結論のために一斉に学ぶのではなく 子供も教育者もともに新たしい発見に遭遇するということに 新たな驚きを感じました 
小さな子供連れの方や若い方が観に来ていました 地下1階はグッズ販売 地下2階はカフェがあります 

子どものためのワークショップ(アート・一日幼稚園、一日小学校)や 子ども教育研究会などの色々なワークショップがありますが このレッジョ・アプローチには不可欠な「アトリエリスタ養成コースが 日本で初めて開催されます: 
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1104reggio/1104images/index.html#wo

「驚くべき学びの世界展」(The Wonder of learning)
2011年4月23日(土) ~ 7月31日(日)
ワタリウム美術館(銀座線 外苑前8分) http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html
大人 1,000円 学生 800円

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イタリアン食材の通信サイト Vera Italia

2011年06月01日 | イタリア料理・イタリアン食材
イタリアン食材の通信サイト Vera Italia



4月のイタリアブックフェアの時にここのお店のブースが出ていて カラブリア産黒オリーブのペーストを買ったら あまりの美味しさについついワインが進みます(*^_^*)

ブルスケッタによし 魚料理によし(オリーブオイルでソテーしたカジキに乗せてよし) とうとうパスタにからめて食べたらそれだけで美味しいこと!! いや 一びんのサイズが大きいのでどんどん使わないと…(;^_^A 
写真はクラッカーに乗せた簡単なカナッペです

この日は10%が義援金に回されていました Vera Italiaでは6月中まで10%義援金キャンペーン中です:
www.veraitalia.jp
これがブラックオリーブペーストです:
http://www.veraitalia.jp/products/detail112.html



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