2024年4月23日(火)~4月29日(月・祝)[最終日午後6時終了]
2024年5月1日(水)~5月6日(月・振替休日)[最終日午後6時終了]
※イートインは各日午前10時30分から ラストオーダーは各日終了1時間前
グルメもファッションもアートも、PART1とPART2 どちらの会期も、どうぞお見逃しなく。
日本橋三越本店 本館・新館 各階
イタリアン・デザイン・デーの展示(3.23~4.1)とパネルディスカッション「イタリア、リサ愛クルしましょう デザインと循環経済」に参加しました(2022.3.24)@イタリア文化会館
桜も咲き始めたこの日 久しぶりにイタリア文化会館のイベントに足を運びました
九段下の駅から歩くと色々景色が変わっていました なつかしい方にもお会いできて行ってよかったです
まずは1階で展示「“Welcome, feeling at work”展 ‐サステナビリティを超えた建築におけるRe-generationという概念‐自然との共生の可能性を実現する」を見てから 地下のアニェッリ・ホールで開催された パネルディスカッション「イタリア、リサ愛クルしましょう デザインと循環経済」を聞きました
イタリアン・デザイン・デーの一環としてまずは展示ですが ミラノの旧リッツォーリ地区の再開発事業は 隈研吾建築都市設計事務所によってプロジェクトとなり発展してゆきました
サステナビリティの領域を超えて 再生しながら繁栄する「リジェネレーション」を目指す建築に注目が集まっていますが その例のひとつが「Welcome, feeling at work」プロジェクトとのこと
* * *
階段を下りてアニェッリ・ホールに向かうと ところどころにリサイクル素材で作った製品などの様々な展示がされており 目を見張りました
再プラでつくった玩具 パイナップルの革でできたバッグ
パイナップルの革のバッグ 初めて見ました!
オレンジピール由来や農業由来の布地
倒木や廃材などで作られた椅子
倒木等で作られた椅子
屏風 コーヒーからできたコーヒー色のコーヒーカップ
コーヒーでできたコーヒーカップもコーヒー色!
古着や繊維くずで作られた新しいリサイクル繊維
サボテン由来の革等…
サボテンから革を作る
みなregenerare (復活・再生)して 第2の生を受けたものばかりで 日本にあるだろうかと驚きました
出展者リストは こちら
* * *
次にパネルディスカッション「イタリア、リサ愛クルしましょう デザインと循環経済」が行われました
イタリアでは排出される廃棄物の79%がリサイクルされており これは欧州平均を凌駕し 6,300万トンの二酸化炭素削減に相当します
イタリアは循環型経済大国なのです
この日は伊日両国の建築家と専門家が インテリアデザイン 自動車分野 ファッション 都市計画など 多様な分野におけるリサイクル可能な素材の使用について 素材を使用せず完全にグラフィックな創造性に置き換える試みについて 研究課程と成果を語ってくださいました
大使の挨拶に続き 5人のパネラーがそれぞれ発表し質疑応答 同時通訳で聞きました
「文化的持続可能性」という概念についてお話いただきました
アフターライフ(Afterlife) 使い終わったモノで作られた新しいモノたちの紹介 (LANケーブルで作られた椅子 ペットボトル等の透明な材質を使い 光を取り入れた北海道の平屋の民家など)
そしてカーデザインの専門家による発表で驚いたのは ヴェネツィアの潟で使っていた杭(briccole)を再利用してフライス加工し 車のドアの裏等にはめ込んで新しい命を吹き込むというもので 10~20年たって虫くいもあるが それもデザインに取り入れているというものでした いかにもイタリアらしいですね! 第3の生を送る木材ですね
Dieselというジーンズで有名な会社が 文化服装学院とコラボして作られたUpcycling(創造的再利用)という概念で進められた新しいプロジェクトも興味深かったです
ジーンズ1本に必要なコットンを作るのに 1万リットルもの水が必要であり そういったエコロジカル・フットプリントも考慮しているそうです
文化服装学院の渋谷のお店で 生徒たちが作った セカンドライフの材料で作った服を売っているそうで スライドも紹介していただきました
最後は W.グロピウスの言葉で締めくくっていただきました
60年を迎えた今年6月開催予定の国際家具見本市 ミラノ・サローネのテーマは サステナビリティです
この日はデザイン関連分野の方々が多く来館されており 終了後はビュッフェもあり ひさびさにたくさんのイタリア人を間近に見て圧巻でした
パネルディスカッションは こちら
すばらしいイベントを開催してくださいましたイタリア大使館様に 心よりお礼申し上げます
ミラノの旧リッツォーリ地区の再開発事業は 隈研吾建築都市設計事務所によってプロジェクトとなり発展し 未来のバイオフィリック・オフィスモデルとして イタリア全土に再現可能なモデルを構築することを目指しています
気候 土壌 環境 生態系といったサステナビリティの領域を超えて 再生しながら繁栄するリジェネレーションを目指す建築に注目が集まっていますが その例のひとつが「Welcome, feeling at work」プロジェクトといえましょう
会期:3月24日(木)~4月1日(金)
月~金10:30~17:30 3/26(土)10:30~13:30 3/27(日)休館
会場:イタリア文化会館
イタリア企業によって 農業及び産業の廃棄物 あるいはポストコンシューマ材料を再生して製作された素材とデザイン製品が出品されます
3. パネルディスカッション「イタリア、リサ愛クルしましょう デザインと循環経済」
日時:3月24日(木)18:00
会場:イタリア文化会館ホール
イタリアにおける循環経済の現状 デザインと持続可能性 及び廃棄物を使用したデザイン製品に関するパネルディスカッションを開催します
3月24日のパネルディスカッションのお知らせは こちら
4.トーク “Welcome, feeling at work” ‐サステナビリティを超えた建築におけるRe-generationという概念‐自然との共生の可能性を実現する
日時:3月25日(金)18:00
会場:イタリア文化会館ホール
イタリアで昨年立ち上がった2024年完成予定の建設プロジェクト展覧会「Welcome, feeling at work -サステナビリティを超えた建築におけるRe-generationという概念‐自然との共生の可能性を実現する」と日伊オンライントークを開催します
*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
ミクロモザイク初体験!!(2021.11.6)@とんぼ玉とミクロモザイク体験海津屋
休会中の当サークルの活動再開となった初日が このミクロモザイク体験でした!!
Il Centro校から届いたメルマガに 見るも美しい緻密なミクロモザイクの写真があり その存在を初めて知り 早速会員さんと体験に行ってきました💛
イタリアでもまだあまり知られていないという このミクロモザイク
材料は色ガラス そして緻密なモザイク加工で ローマ発祥とのこと
今までヴェネツィアングラスのミルフィオーリや ラヴェンナのモザイクの体験はしてきましたが ガラス&モザイクの両方の特質を兼ね備えたミクロモザイクは初めて ヴァチカンが考えた技術とのことです
『18世紀の後半 ヴァチカンでは 染色したガラスを伸ばし サイコロ状にカットした「テッセラ」と呼ばれる素材を用い サンピエトロ寺院の壁画を制作するモザイク工房がありました
その技法を利用し 当時ローマを訪れる富裕層のイギリス人旅行客へのお土産や贈り物用として作られるようになったのが ミクロモザイクの始まりです』(il Centroメルマガより引用)
最初はローマへのグランドツアーの土産物として裕福な男性が買っていたのですが 19世紀に職人さんがいなくなったあとは フィレンツェで女性向けの花模様のアクセサリーに特化して栄えていったそうです
昔はそれこそ緻密なモザイクでしたが バブルの頃は大変な人気で 下の段のようなお土産がよく売れたそうです
私はさんざん迷った末 縦長のペンダントの枠を選びました
← 見本
季節柄クリスマスツリーの枠もありましたが 私はオレンジ系のグラデーションを生かした縦長のネックレスの枠を ネモフィラの花畑のようにわーっとお花が敷き詰められる様を思い浮かべながら 見本を見ながら それとはまた違ったデザインで詰めてゆきました
枠の中に小さなカットグラスをしきつめてゆくのですが 下に敷いてある粘土が実はミソで それこそ秘伝の味噌のように職人技で作り上げたものとのこと
私はてっきり ヴェネツィアングラスの時のように 色ガラスを並べた後でオーブン等で加熱するのかと思っていましたが この粘土が乾くまで2週間前後置くと自然に固まると知りビックリ!!
密に敷き詰めてゆかないとあとから欠けてしまうと伺い 細い色ガラスをせっせと 同じ高さになるように敷き詰めてゆきました💛
← 右が詰める途中の私の作品 左が見本です
色ガラスは伸ばして作るためひとつとして同じものとはゆかず すべて違うものが出来上がります
← 材料の色ガラス
あらかじめカットしてくださった同系色の色ガラスを 私はオレンジ系 会員さんはブルー系を選んでそれぞれの枠に敷き詰めてゆき 隙間にくまなく詰める細い細~い色ガラスを追加していただき詰めてゆきました
集中して作業しましたが 老眼なので細かい作業はつらいかもと思い 前日はよぉ~く寝てサプリも摂ったのでバッチリ!? (昔は近眼だったので 数年間は眼鏡なしで細かいものがよく見えるおまけつき!)
北区東十条の商店街の小さなスタジオで 会員さんと合流して イタリア話に花を咲かせつつ 貴重なミクロモザイクのお話を伺いながらのひっさびさに楽しいひとときを過ごしました💖
ようやくサークル活動が再開できて本当に嬉しかったです 情報をくださいましたil Centro様 海津屋さまに心よりお礼申し上げます
ミクロモザイク体験は こちら
海津屋は こちら
日本ミクロモザイク協会は こちら
西検3級も無事終わり ようやく普通の生活に戻り... ほっと一息(^◇^)
イタリア・デザイン・デー「デザインでめぐるイタリア」上映会に行きコンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」展(~3月13日)を見てきました(2018.3.2)@イタリア文化会館
スピーチコンテスト出場のインパクトが強すぎて(?) 再びイタリア文化会館を訪れると浦島太郎のような不思議な感覚に囚われるのですが(笑) 今夜はイタリア・デザイン・デーの展示と上映会に行ってきました♪
コンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」は Premio Compasso d'Oroというデザイン賞の受賞作の展示と 今までの受賞作のパネル展示でした
コンパッソ・ドーロ賞は1954年にジオ・ポンティの発案によって創設された イタリアインダストリアルデザイン協会が主催する歴史あるデザイン賞とのことで 今年の受賞作品9点が展示されていました
ライトや靴 コーヒーメーカー スタイリッシュな防音マット等色々ありましたが 中でも一番気に入ったのはISSEY MIYAKEの和紙で作った折り紙のような形のランプ♡
展示パネル24枚をすべて作品名と写真を突き合わせて見たのですが 昔のものは古くなつかしいフォルムのタイプライターやレジ等 大きくごついデザインに懐かしさを感じ 今の時代のものは作品タイトルもフォルムもスタイリッシュになり 時代の変遷を感じました
60年の歴史の中で約300点が受賞し 2004年にイタリア文化財・文化活動省の重要な歴史・文化財として認められているとのことです
* * *
さていよいよ「デザインでめぐるイタリア(Rassegna di documentari "Geografie italiane del design")」上映会 まずは館長挨拶に続き 2名の「ミラノ・デザイン・フィルムフェスティバル」代表者による紹介です
このミラノ・デザイン・フィルムフェスティバルは2013年に創設される ドキュメンタリー短編映画が主な映画祭で 毎年10月に開催され デザイナー スタイル 前衛運動の物語 社会的なテーマ等を取り上げています
生活にかかわるものはすべて設計とつながっているビジョンを普及させるため 映画だけでなく 多岐にわたって文化伝達・普及をするめの多機能的な場(プラットフォーム)でありたいとのこと
3月1日(木)の講演会「世界はデザインで満ちている」でも デザインとは何か?をテーマに語られ 空中に漂うデザイン ミクロからマクロまですべてのスケールで考え さまざまな方法で時代の変遷とともに変わり イタリア人のライフスタイル"Vivere all'Italia"の一環として デザインをとらえる試みがなされました また巨匠エットーレ・ソットサスの未発表のたいへん印象的な言葉も紹介されました
今年の受賞作10本が 世界中にあるイタリア文化会館で上映されますが 「イタリアの独創性の歴史と現状のプロフィール」ともいえるシリーズで 私はその1日目に行ってきました!
1日目(3月2日)上映作品:
1. ジッロ・ドルフレス コップの水の中に(Gillo Dorfles. In un bicchier d'acqua)
(フランチェスコ・クレリチ監督, 2017, 11分)
自らを語るなかで現れる お気に入りのものを通して見たジッロ・ドルフレスの肖像あるいは自画像 彼は 自身にとってかけがえのないものについて語る 歴史・芸術の文化と日用品 家族の遺品と未発表の彫刻 記憶と直感を織り交ぜながら
107才のジッロ・ドルフレス(Gillo Dorfles)の語りとともに現れるさまざまな自宅に置かれたものたち そしてやがて現れるドルフェス自身の姿 静かな部屋 「年とともに選ぶものが減り 自分の分身となってゆく」 「底知れぬ愛着を持つものは すべて物語を持っており 物(モノ)以上の価値を持つ」 との言葉に感銘を受けました
2. モッリーノ劇場(Teatro Mollino) (フェリペ・サングイネッティ監督, 2017, 8分)
多才な建築家カルロ・モッリーノ(1905~1973)はトリノが生んだ鬼才 この作品の主役は コンサートホールの傑作で イタリアオペラの伝統的なデザインを統合させるレージョ劇場(1965~73)と 1960年代末に作られたモッリーノのアパルトマン カーサ・モッリーノ 彼がそこに住んだことはない それは彼の純粋な想像力を具現化したものである
トリノのレージョ劇場(Teatro Regio di Torino) は1740年にできましたが火災により1973年にモッリーノにより再建された荘厳な劇場です 一方Casa Mollinoは 素晴らしい調度品に囲まれた 角がなく卵のような家具のある完璧なプライベート空間であるにもかかわらず 住んだことはなかったとのこと
3. ガラスの教会(La chiesa di vetro) (ジュゼッペ・バレージ監督, 2017, 45分30秒)
皆が“ガラスの教会”と呼ぶ。ミラノ北部、バランツァーテ(Baranzate)のノストラ・スィニョーラ・デッラ・ミゼリコルディア教会の2006年の修復プロジェクトのドキュメンタリー 近代的建設作業のメソドロジーや、建築作品を“上書き”するという考え方についての“映像による試論”となった
修復(restauro)の細かい過程をインタビューを交えて紹介するドキュメンタリー 上書きする(riscrivere)のは 最新の技術で再設計すること この教会は入る時に道を降りてゆき 中に入ると曇りガラスからの陽の光に包まれて ほんの少しの隙間から光が差し込み木々が見えます 工学とデザインの協調により生まれたX字型の構造物を使っています
デザイン立国イタリアの神髄に少しだけ触れられた気がしました 展覧会も上映会もまだやっています:
「コンパッソ・ドーロ賞受賞作品展「空中に漂うデザイン」」の展示は 2018年3月1日(木)~13日(火) まで
「デザインでめぐるイタリア」上映会は3月2日(金)~3月4日(日)まで(無料、要予約)
1日目(3/2)は こちら
2日目(3/3)は こちら
3日目(3/4)は こちら
素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
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ティツィアーナ先生のベネチアンマスク講座に行ってきました(2017.7.30)@スタジオサカミ
当サークルで イタリアスケッチ講座やヴェネツィアンマスク講座を担当されていたティツィアーナ先生が いよいよスタジオサカミにて「ベネチアンマスク」講座を開催!! というわけで行ってきました(^O^)/
← 講座のチラシ
まず2種類のマスクから好きな方を選びます 私は初体験のタイプを迷わず選択♪
← 2種類の白地のマスク
はじめに マスクの型を色紙に載せて線を引いてハサミで切ります これは吊り下げるためのリボンなどをあとから貼るための裏紙となります はみ出さないように...
← 様々なマスクの写真
次に 色々なサンプルを見ながらデザインを熟慮して 鉛筆で薄く下書きをしてから アクリル絵の具で塗っていきます
← これを見本にしました♪
私は「グラデーション」をやってみたくて sfumare(ぼかす)のやり方をまず教わりました
水彩だと水で薄めますよね? ところがこのアクリル絵の具の場合は 「白」の絵具を足してぼかしてゆくのですね!! いや初めて知りました(''◇'')ゞ
先生のサンプル作品を見ながら 3色でやってみましたが 2色で青系でまとめた方がよかったかな~ サイケになっちゃった!?
← 2色がよかったかも!?
次に 乾いたら顔を塗ります うすい色から 唇の深紅を塗る時は緊張しました~ はみ出したら最後!!
音譜を頬に描いている方がいらしてステキでした♡
彩色が終わったら いよいよデコレーションに入ります!!
切っておいた裏紙に 羽とシュシュと 吊り下げるためのリボンをボンドで貼りつけて乾かしてから 今度はマスクの裏側にもボンドを塗って 紙と貼り合わせます
この辺でようやく落ち着いてきて(笑) 他の方たちの作品を眺めたり写真とったりする余裕が...
← ティツィアーナ先生と
まずはビーズを選んで小皿に取ります 同系色のビーズを先生のアドバイスを受けながら選びましたが 一色じゃなくて2色選びました
また 額の真ん中には 薄紫の布のバラをどーんと貼ると 突然ステキに!!
そして頭の上のくぼみのところに2色のビーズを そして涙のビーズを貼りつけ 一番最後にラメを塗ってゆきますが これは乾くのに時間がかかるので一番最後の工程となります
こうして2時間でヴェネツィアンミニマスクが無事仕上がりました~(^O^)/
みんなの作品も一緒に♪
← 個性たっぷりの 世界にひとつのミニマスク
マスクは ヴェネツィアのカーニバルの時に被り 富むもの(ricchi)も貧しいもの(poveri)もマスクによって どこの誰かがわからなくなり 皆平等になることができ 一夜のカーニバルを楽しむというものです
様々なマスクのサンプルは 見ているだけでもうっとり...
← マスクの写真
素晴らしい講座を開いてくださいました㈱スタジオサカミ様に心よりお礼申し上げます
こちらでは2回程 ミルフィオリのアクセサリーを作りに来ています♡
講座のお知らせは こちら
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