日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナ (– I Solisti di Verona)コンサートに行ってきました(2024.4.26)@イタリア文化会館

2024年04月27日 | イタリアの歌・音楽
イタリア文化会館コンサートシリーズNo.10 イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナ コンサート(Concerti di Tokyo Kudan Minami nr. 10 – I Solisti di Verona)に行ってきました(2024.4.26)@イタリア文化会館

 アニェッリ・ホールは本日も満席!


イタリア文化会館コンサートシリーズNo.10 イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナ コンサート:

指揮者ガエタノ・デスピノーザ氏監修によるイタリア文化会館コンサートシリーズ第10弾は、イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナによるコンサートです。

プログラムのパラフレーズトランスクリプションは、オペラや交響曲のレパートリーの傑作を室内楽として演奏したいという、イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナのピアニスト、ロベルト・コルリアノの願いから生まれたものです。

 プログラム


Per la prima volta sono andata al concerto di "I Solisi di Verona" a IIC(Istituto Italiano di Cultura).
イタリア文化会館での「イ・ソリスティ・ディ・ヴェローナ」コンサートには初めて行きました

アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団(l’Orchestra dell’Arena di Verona)のメンバーによる室内楽 
ヴァイオリン(violino) クラリネット(clarinetto) チェロ(violoncello) ピアノ(pianoforte) の4名による パラフレーズ(le  parafrasi) トランスクリプション(le trascrizioni) の演奏です

ビゼー「真珠採り」 グノー「ファウスト」 ヴェルディ「椿姫」 リストの交響詩「前奏曲」ecc.

中でも心うたれたのは レオンカヴァッロ「道化師」の壮大なチェロとピアノのためのパラフレーズ (Leoncavallo/Corlianó  Parafrasi per violoncello e pianoforte dall’opera “Pagliacci”)   チェロのソロ演奏は悲劇的なフィナーレを迎え 会場にその音色がすみずみまでいきわたり 心がふるえました

ラストのボロディン「イーゴリ公」より「ポロヴェツ人の踊り(Borodin/Corlianó  Trascrizione delle “Danze Polovesiane ”)の 四重奏のためのトランスクリプション 
このいつまでもまわり続けるメリーゴーラウンドのような劇的なメロディーは 昔見たドイツ映画「嘆きの天使」で聞いたことがあるような... 映画の中で聞いた音楽は記憶に残りやすいのかも


この日本初演の場に居合わせたことを幸せに思います
Sono felice di poter essere alla sala di loro prima esecuzione in Giappone.

ヴェローナの人びとは人なつこく 私たち聴衆に向かって何度も手を振り別れを惜しむかのように 最後は投げキッスまで💕 なんと4曲もアンコールをしてくださったのです♪
I veronesi sono amichevoli, loro ci hanno  agitato le mani tante volte, anzi, alla fine hanno gettato un bacio💕 Adirittura, hanno fatto 4 volte Bis

キャンセル待ちでしたが行かれてよかったです😊
Ero in lista dell'attesa, ma che fortuna😊

開催のお知らせは こちら


 

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ジョヴァンニ・ピリアルヴ(Giovanni Piliarvu)氏の写真展「消えゆく日本の守護者 / ライカと共に過ごした時間」にて先生にバッタリ! 夜はイタリア文化会館でデ・キリコの講演会へと

2024年04月25日 | イタリアの美術館・博物館
ジョヴァンニ・ピリアルヴ(Giovanni Piliarvu)氏の写真展「消えゆく日本の守護者 / ライカと共に過ごした時間」にて先生にバッタリ!
夜はイタリア文化会館でデ・キリコの講演会へと


会期ラスト近くになってようやく 銀座3丁目で行われているGiovanni先生の写真展「消えゆく日本の守護者 / ライカと共に過ごした時間」に行きました📸

今回は閲覧順が決まっているとのことで ゆっくり作品を眺めていると 数名のイタリア人とともに先生にバッタリ😲 

雨の中来てよかった~💕  

一番気に入った作品の前で写真を撮らせていただくことになり   「鶯谷にある 日本最古の居酒屋さん(taverna più vecchia in Giappone a Myogadani)」の作品の前で写しました

先生とは9年のお付き合いになります 個展にはほぼ毎回行っています📸
作品は Sicri (シチリアのシクリ)の写真を持っています🖼

 Giovanni先生と

この古い時代物の看板(targa molto vecchia)すごいですね😲 
よく田舎町の古いお店等に残っているような... 

イタリアの写真家が 知られざる日本の隅々に残っている風景や働く人々を ライカ(Leica)で写し残してゆく...

嵐山 梅田 博多 菱掘 立石 再開発によって消えゆく街々...  
日本人なのに知らなかったことを教えていただきました

今日(4/25)が会期ラストです 

会 期 2024.4.17[水]-25[木]     OPEN 11:00-18:30
    ※21[日] 定休日 / 最終日は17時まで
会 場 CO-CO PHOTO SALON
    東京都中央区銀座3-11-14 ルート銀座ビル 4F
展示作品はオンラインからもお楽しみいただけます。


    *     *     *

夜はこのあと イタリア文化会館で開催された講演会「『永劫回帰』/永遠の前衛」 (Eterno ritorno/eterna avanguardia)を聞きに行き 4/27から開かれるデ・キリコ展(mostra di Giorgio De Chirico)について 準備でご多忙な中  学術的・専門的なお話を伺いました 



対談や質疑応答もあり その中で 驚くべきことも伺いました😲 

貴重な講演会でした...

開催のお知らせは こちら


 


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三越イタリア展2024&イタリアフェア2024が開催されています(2024.4.23~5.7)@日本橋三越本店

2024年04月24日 | イタリア製品
三越イタリア展2024&イタリアフェア2024が開催されています(2024.4.23~5.7)@日本橋三越本店

イタリア展 2024

PART1
2024年4月23日(火)~4月29日(月・祝)[最終日午後6時終了]

PART2
2024年5月1日(水)~5月6日(月・振替休日)[最終日午後6時終了]
日本橋三越本店 本館7階 催物会場

※4月30日(火)は会場準備のため終日閉場いたします。
※イートインは各日午前10時30分から ラストオーダーは各日終了1時間前
 
本展のために来日するイタリア人シェフが 会場内の厨房で腕をふるうイートインメニューから、ご自宅で手軽に味わえる人気店のデリやドルチェ、いつもストックしておきたいイタリア食材や調味料やワイン、初夏にぴったりなファッションや雑貨、アルチザンの芸術的な創作までが一堂に。

グルメもファッションもアートも、PART1とPART2 どちらの会期も、どうぞお見逃しなく。

オンラインストアは こちら

詳しくは  こちら


 そして... 同時開催されているのが:

イタリアフェア 2024
2024年4月24日(水)〜5月7日(火)
日本橋三越本店 本館・新館 各階
後援:イタリア大使館 貿易促進部

本館7階 催物会場での「イタリア展」と時を同じく、各階では「イタリアフェア」を開催。
日本橋三越本店が全館をあげて、イタリアの衣食住の最新をクローズアップします。旅するようにのんびりと、魅惑のイタリアをご満喫ください。 

 

詳しくは  こちら


 

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初代ローマ皇帝の別荘か イタリアで遺構発見 東京大などのチーム(2024.4.18)@イタリアのニュース

2024年04月21日 | イタリアのニュース
初代ローマ皇帝の別荘か イタリアで遺構発見 東京大などのチーム(2024.4.18)@イタリアのニュース


イタリア南部のベズビオ山北麓にある遺跡から 初代ローマ皇帝アウグストゥスの別荘とみられる建物の遺構が見つかったと 東京大などのチームが17日発表した

ベズビオ山南側のふもとにある都市ポンペイを壊滅させた 紀元後79年の大噴火で埋もれたとみられる

遺構の規模や構造が明らかになれば 貴族が話し合う「共和政」から皇帝中心の「帝政」に移り変わる古代ローマで 皇帝がどう権力を振るっていたかを知るヒントになるかもしれない
またベズビオ山噴火の実態解明も進むと期待される

チームは、2002年からイタリア南部のソンマ・ベスビアーナ市にある古代ローマの遺跡を調査
歴史書に書かれている場所とほぼ一致することから アウグストゥスが人生最後の時間を過ごし 紀元後79年の噴火で埋もれた別荘とみて発掘を進めた

柱や壁 彫像を見つけたが 周囲の地質の分析から より新しい時代のものと分かった

その後さらに深い場所に別の建物があることが判明
同じ深さの地層にある軽石の成分を分析すると 79年の噴火の噴出物と一致したという
建物はさらに以前からあったと考えられ アウグストゥスが生きていた時期とも重なる

昨年までの発掘で ワインなどを入れるつぼ(アンフォラ)風呂を沸かすかまとみられる設備が見つかった

屋根瓦が著しく破損しており 火山灰やガスが高速で流れる「火砕サージ」に襲われた可能性がある

発掘調査を主導する東京大の村松真理子教授は「火山の噴火による破壊や復興のサイクルに関する新たな知見が得られる。発掘が新たな段階に入った」と話している。(共同)

ニュースは こちら ← アンフォラが発見された写真も見られます 


 


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サイボーグ009旧作「太平洋の亡霊」56年を経てのコミカライズ発売!&芹さん(芹沢有吾監督)のインタビューの思い出

2024年04月20日 | 造形・スケッチ
サイボーグ009旧作「太平洋の亡霊」56年を経てのコミカライズ発売!&芹さん(芹沢有吾監督)のインタビューの思い出
Un eposodio di "Cyborg 009" è uscita come fumetti dopo 56 anni  & il mio ricordo della intervista a Seri-san (regista Yugo Serizawa)

写真:  雑誌と特別付録の脚本  サイボーグ009パーフェクト・メモワール(リイド社/1980年発行)


旧作サイボーグ009太平洋の亡霊」(オリジナルエピソード)が  秋田書店チャンピオンRED 6月号(4月19日発売)にてコミカライズされた
Un'episodio di Cyborg 009 (1968/bianco e nero): 「L'anima di defunto dell'Oceano Pacifico」(l'episodio originale) è uscita nella rivista ricentemente.

脚本家 辻真先先生のFacebookのページで知り 早速買った
L'ho letto su Facebook del sceneggiatore Masaki Tsuji, l'ho comprato subito.



19才くらいの頃 「サイボーグ009ファンクラブ」(当時会員1,000名超)の本部スタッフとして 旧作(白黒)サイボーグ009の芹沢有吾監督(通称芹さん)のインタビューをさせていただいた
Quando avevo circa 19 anni, ho fatto un'intervista a Seri-san (regista Yugo Serizawa) come uno staff centrale di Cyborg 009 fun-club (a quell tempo c'erano più di 1,000 membri!).

芹さんはこの旧作009の代表作である「太平洋の亡霊」(第16話)のラストで出てくる平博士の息子の名は 監督ご自身の亡くなられた息子さんの名前だとおっしゃった 
Seri-san mi ha confessato che il nome del figlio del professore Taira (colpevole) deriva da suo figlio morto.

脚本家の辻真先氏はこう語っている:
「同作は「映画秘宝」誌上で テレビアニメ・オールタイムベストワンの評価をいただきました。
反戦テーマに振り切って書いたシナリオが、ますますキナ臭くなった令和の今どう受け止められるのか。
読者のみなさんの未来を占うかもしれません。関心をもってご愛読くださいますように。」(脚本家 辻真先氏のFBより)
Sceneggiatore Masaki Tsuji dice:   Quest'opera viene apprezzata il TOP di tv-anime all-time best 1, ecc.
Come sarà accetata questa sceneggiatura contro la guerra in questo tempo più vicino alle guerre? 

      *        *        *

自分にとってこの旧作009(1968年4/5~9/27NET系現テレビ朝日にて放映)は「幼児体験」というべきものでもあり 私の人生行路は ここから始まった 
まだ8才で ビデオもなく たった1度しか観ていないのに 自主上映会が開催される高校生になるまで 記憶は強烈で鮮明に残っていた 
Per me Cyborg 009 (1968/bianco e nero) fu come l'esperienza nell'infanzia, da cui fu cominciata la mia strada...
Avevo 8 anni, senza video, l'ho vista solamente una volta, ma la memoria fu rimasta così forte.

それが今 脚本家ご存命中に この争いの絶えない今の時代に蘇る... 
私は 大切な我が子が独り立ちして歩き出すのを はらはらと見守るような気持ちだ 
009が自分のルーツであることは 大切すぎて  そうそうは人に言えずにいたくらいだったから...

Adesso è ritornato come fumetti in questi tempi piena di confritti e le guerre mentre il sceneggiatore è vivo...

Io personalmente mi sento molto inquietata come se un mio neonato  cominciasse a camminare da se stesso, perché finora non ho potuto confessare facilmente che la mia strada risale a Cyborg 009...

ありがとう
Grazie


ー 『サイボーグ009』生誕60周年の この年に ー 
ー nell'anno 2024, il 60o anniversario della nascita di "Cyborg 009" ー 


写真:  雑誌  サイボーグ009パーフェクト・メモワール(リイド社/1980年発行)



サイボーグ009パーフェクト・メモワール(リイド社/1980年発行) 白黒アニメ「太平洋の亡霊」紹介ページ


チャンピオンRED 2024年6月号 | 秋田書店 (akitashoten.co.jp) 
詳しくは こちら
  
サイボーグ009 旧作」 Amazon Primeで観られます 


 

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イタリア映画祭2024が開催されます(2024.5.1~5.6)@有楽町朝日ホール他

2024年04月17日 | イタリア映画・映画
イタリア映画祭2024が開催されます(2024.5.1~5.6)@有楽町朝日ホール他

今年のイタリア映画祭は 2023年以降に製作された日本初公開の新作13本に加えて 今年の2月に92才で亡くなったパオロ・タヴィアーニ監督を追悼して タヴィアーニ兄弟の代表作を上映します


A.人生の最初の日
[2023/121分] 原題:Il primo giorno della mia vita
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ Paolo Genovese
出演:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、マルゲリータ・ブイ
 
B.アモーレの最後の夜
[2023/124分] 原題:L'ultima notte di Amore
監督:アンドレア・ディ・ステファノ Andrea Di Stefano
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、リンダ・カリーディ

C.美しい夏
[2023/123分] 原題:La bella estate
監督:ラウラ・ルケッティ Laura Luchetti
出演:イーレ・ヤラ・ヴィアネッロ、デヴァ・カッセル

D.僕はキャプテン
[2023/121分]原題:Io Capitano
監督:マッテオ・ガッローネ Matteo Garrone
出演:セイドゥ・サール、 ムスタファ・ファル

E.ルボ
[2023/180分]原題:Lubo
監督:ジョルジョ・ディリッティ Giorgio Diritti
出演:フランツ・ロゴフスキ、クリストフ・セルメ、ヴァレンティーナ・ベッレ

F.そう言ったでしょ
[2023/100分]原題:Te l’avevo detto
監督:ジネヴラ・エルカン Ginevra Elkann
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ヴァレリア・ゴリーノ、アルバ・ロルヴァケル

G.あなたのために生まれてきた
[2023/113分]原題:Nata per te
監督:ファビオ・モッロ Fabio Mollo
出演:ピエルルイージ・ジガンテ、テレーザ・サポナンジェロ

H.まだ明日がある
[2023/118分]原題:C'è ancora domani
監督:パオラ・コルテッレージ Paola Cortellesi
出演:パオラ・コルテッレージ、 ヴァレリオ・マスタンドレア

I.ヴォラーレ
[2023/100分]原題:Volare
監督:マルゲリータ・ブイ Margherita Buy
出演:マルゲリータ・ブイ、アンナ・ボナユート

 マルゲリータ・ブイ監督作品です🎥

J.信頼
[2024/136分]原題:Confidenza
監督:ダニエーレ・ルケッティ Daniele Luchetti
出演:エリオ・ジェルマーノ、ピラル・フォリアーティ、ヴィットリア・プッチーニ

K.グローリア!
[2024/106分]原題:Gloria!
監督:マルゲリータ・ヴィカーリオ Margherita Vicario
出演:ガラテーア・ベッルージ、カルロッタ・ガンバ


L.別の世界
[2024/114分]原題:Un mondo a parte
監督:リッカルド・ミラーニ Riccardo Milani
出演:アントニオ・アルバネーゼ、ヴィルジニア・ラッファエーレ

オープニング作品
X.潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断
[2023/122分]原題:Comandante
監督:エドアルド・デ・アンジェリス Edoardo De Angelis
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ

特別上映
Y.父 パードレ・パドローネ
[1977/114分]原題:Padre padrone
監督:パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ Paolo e Vittorio Taviani
出演:オメロ・アントヌッティ、サヴェリオ・マルコーニ

文盲だったサルデーニャ島の羊飼いが 親元を離れ教育を身につけ のちに著名な言語学者になった実話に基づく映画です 厳しい自然描写が忘れられません

イタリア映画祭2024は こちら

作品情報は こちら

      *     *     *

2023年5月イタリア映画祭2023で 「今世紀最高の俳優」と言われるトニ・セルヴィッロ(Toni Servillo)が初来日され イタリア文化会館で 朗読劇『ダンテの声“Le voci di Dante”』 一夜限りの日本初上演をしてくださり 友人と聞きに行った 

まさか生のトニ・セルヴィッロを舞台で観られるとは思わなかった😲 

Nell'2023 Toni Servillo, l'attore famosissimo italiano è venuto in Giappone per la prima volta, lui ha fatto la recitazione di "Le voci di Dante" nella sala Agnielli dell'Istituto Italiano di Cultura, ci sono andata anch'io con una mia amica.

Incredibile, non ho mai pensato di vedere Toni Servillo dal vivo😲

トニ・セルヴィッロ朗読劇「ダンテの声 “Le voci di Dante”」に行ってきました(2023.5.5)@イタリア文化会館 - 日伊文化交流会 (goo.ne.jp) 」は こちら

今年はどなたが来日するのでしょうか... 要チェック💕




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『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』に行ってきました(2024.4.12)@パナソニック汐留美術館

2024年04月13日 | イタリアの美術館・博物館
『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』に行ってきました(2024.4.12)@パナソニック汐留美術館

テルマエ展』にようやく行ってきました!  
汐留と新橋の近くにあるパナソニック汐留美術館は 上野に比べて割と小さくて チケットもあまり高くないし 人も少なめでゆっくり観られて お土産も買えました💕 ずうっと観ていたかったです😊


今回は 私も訪ねたことのある「ナポリ国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di napoli)」から《恥じらいのヴィーナス》(Statue of Venus) や《アポロとニンフへの奉納浮彫》など 30点以上が来日しています! 

この博物館には50万点が所蔵され 5万点が常設展示されているそうです😲 私も行った時は半日かかりました~🖼


まずは 入場前にビデオを観ました📺

ポンペイにもテルマエ(terme/温泉)が5カ所あるとのこと  Baiaも温泉地でしたが 紀元前1世紀に古代最古の温泉が作られたそうです😲

床下暖房(ヒュポカウストゥム/hypocaustum)もあり 3メートルもあるヘラクレス像が飾られ ヴィーナスも多く描かれ クラウディウス水道から水をひいてきたり 5千ヘクタールもの森林から火を起こしたのだそうです

    *   *   *
  1.  序章 テルマエ/古代都市ローマと公共浴場

ローマ市で最初のテルマエは 初代皇帝アウグストゥスの右腕 アグリッパ*によって紀元前25年に建設されました。
 *高校の美術室に必ずといっていい程 その彫像が置いてあるアグリッパ💕

今も地上に遺構がよく残っているのは カラカラ浴場(217年)と、ローマ市で最大のディオクレティアヌス浴場(302年頃)です。
(チラシの写真は カラカラ帝です  ひげのある皇帝は少なかった) 

大規模なテルマエの運営には 水道の管理・維持に加え 大量の燃料と奴隷を必要としました。そのため古代ローマの風呂文化は、中世には消え去ってしまいました。

ギリシャ語で「熱」を意味する「テルモス」が テルマエの語源とのこと


第1章  古代ローマ都市のくらし

古代ローマ人は、古くは質実剛健を旨とし、農業こそが富の正しい源であると考えていました。しかし、地中海に勢力を拡大して圧倒的な富を手に入れると、その生活も変容していきます。

帝政初期には、ごく一部の特権階級と「大衆」の格差はかつてないほどに広がりました。皇帝たちは大衆の不満を解消すべく、食糧の施与や、剣闘士試合、演劇を含む見世物など娯楽の提供という施策をおこないました。
テルマエも大衆からの人気獲得に大いに役立ちました。庶民たちのくらしは特別な日の見世物と、毎日の仕事の後のテルマエによって彩られていました。

古代ローマの市民たちは 水道や台所もなく 居酒屋に食べに行ったりしていました 最近発掘されていますね😊


第2章 古代ローマの浴場

公共浴場のルーツには、自然の温泉のほかに、古代ギリシャの運動施設の水風呂や、医神の神域の入浴施設がありました。
ですがそれを大衆の娯楽のために、驚くほどの規模へと発展させたのは古代ローマ人でした。
ギリシャでは若者たちは肌に油を塗り、全裸で運動したため、運動後にはストリギリス(肌かき器)で汚れを落とし、水で身体を洗う必要がありました。
ギリシャでは女性の入浴の場は自宅に限られていましたが、ローマでは女性もテルマエに通うことができました。
水や湯をふんだんに使用するテルマエは、水道をはじめとする高い建築・土木技術に支えられていました。

 ストリギリス(肌かき器) ← 痛そう~😢

軽く運動をしてから 冷却室(フリギダリウム/frigidarium ) 温浴室(テピダリウム/tepidarium) 熱浴室(カルダリウム/caldarium)の順に入ってゆき マッサージ等をします 
また 温泉のあとは 朗読会や図書館などもあり 階層を越えた市民交流の場でもあったのですね
混浴はなく 午前は女性 午後は男性と分けるところもあったそうです 

また 古代ギリシャのギュムナジウム(運動施設)も ルーツの一つだったそうです 
そして 医療と健康の神 ギリシャのアスクレピウス信仰が始まりました
展示では 古代ギリシャの女性たちの装いとして キトンという衣装に ヒマティオンというマントを被っていたそうです これは トーガの原型とのこと  ←これが個人蔵とは😲

エトルリア製の鏡もあり ピュクシス(pyxis)という小物入れの断片に 裸体女性の浮彫が描かれていました 
当時使われていた 水道のバルブや ライオン頭部の形をした吐水口も興味深かったです😲  


第3章 テルマエと美術

テルマエは、大衆が美術品を間近に見ることができる場でもありました。床には水に強いモザイクが敷かれ、1〜2世紀には白黒モザイク、それ以降は多彩モザイクが好まれました。
 ローマの大規模なテルマエには数多くの大理石彫刻も飾られました。皇帝や浴場の建設者の肖像のほかに、神々の像や古代ギリシャの有名作品のコピーが、壁面のニッチや円柱の間の台座の上に並びました。
浴場のルーツのひとつであるギュムナシウム(運動施設)にちなんだアスリート像や、それを守護するヘラクレスの彫像など、浴場にふさわしい主題が選択されました。

ヴィーナスの絵や像 ヘラクレスの像もたくさんありました


第4章 日本の入浴文化

本展の最後の章では、国内に残される地方色豊かな温泉文化にも触れながら、日本のお風呂の歴史を概観します。
日本において入浴の習慣が定着したのは江戸時代、家庭内の風呂が当たり前になった現在でも、東京だけで約700軒もの公衆浴場が存在しています。温泉地へ旅することや近年のサウナブームも、日本人がお風呂好きな民族であることに起因するのでしょう。

『テルマエ・ロマエ』の主人公・ルシウスが、浴場を通して日本とローマを往復したように、古代ローマと日本のそれぞれの入浴文化を体感ください。

 日本の銭湯の模型展示

最後の章は日本です 
日本書紀には 最初の温泉の記述が残っていること 仏教による入浴の功徳 穢(けが)れ意識に起因して温泉が発達したこと そして江戸時代に入って入浴の習慣が定着し 1591年に初めての銭湯ができたことなどが 貴重で今日深い展示とともに紹介されていました

ヤマザキマリさんと青柳正規先生の対談は即満席で行かれませんでしたが 「ヴェスヴィオ火山噴火10月説」も紹介されたようです😲 ← 辞書の書き換えにもつながる大発見😲

    クリアファイルをお土産に😊


『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』展(2024.4.6~6.9) は こちら

みどころは こちら




 
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「Giorgio De Chirico デ・キリコのMetafisicaの世界」のセミナーに参加しました(2024.3.13)@LCI

2024年04月09日 | イタリア関連の催し
「Giorgio De Chirico デ・キリコのMetafisicaの世界」のセミナーに参加しました(2024.3.13)@LCI

今年のイタリア関連の展覧会は ジョルジォ・デ・キリコですね🖼
吉祥寺のLCIのオンラインセミナーに参加しました💻


ジョルジォ・デ・キリコ(1888~1978)   はギリシャ生まれ 父は鉄道技師 母は男爵夫人で コスモポリタン・ファミリーでした😲
弟のアンドレアはアテネ出身 のちにAlberto Savinioと名を変えます
1905年 キリコが17才の時に 父(62)が亡くなります 
1903~06年に アテネで絵画を学び  1906~09年に ミュンヘンの美大に通います

マックス・クリンガーMax Kringer(1857~1920)は ドイツの象徴主義(simbolismo)* シュルレアリスムの先駆として  デ・キリコらにも多大な影響を与えました 
 * 象徴主義:   記号や寓話を用いて 神秘的でスピリチュアル 濃い色を用いた夢のような雰囲気の絵画

またアーノルド・ベックリンArnold Böcklin(1827~1901)も象徴主義の画家ですが 20世紀のシュルレアリスム絵画にも大きな影響を与えました

デ・キリコの作品にはニーチェのモットー(謎以外の何を愛せようか)が刻まれています 
1909年 19才で母と弟のいるミラノに移ります
(1909~1919年の作品が最も知られています)

     *     *       *

メタフィジカ(la metafisica/形而上絵画) フィレンツェ、パリ、フェッラーラ

1910年にフィレンツェへ移ります
ベックリンの時代が終わり 初期のメタフィジカ絵画*が生まれるのですが 健康に問題が生じます

 * メタフィジカ:  絵画の表現方法(遠近法、明暗、色彩)を使って現実を越える何かを表現できるようになり、無意識に属す夢や原子を描写する 写実的な風景であっても 場違いな要素があるため夢のような雰囲気を感じさせる


1911年にパリへ  イタリア広場(piazza d’Italia)をテーマとして形而上絵画を描き始めます
光と色の明確なコントラスト 空間の協調 人がいないかとても小さく描かれていますね😲
遠近法に則っておらず 柱廊はアーチ状 古典的な像 孤独感が漂います
(私はイタリア文化会館のレッスンで使っていたテキストで 初めてデ・キリコの絵画を観たのですが 衝撃的でした😲)

イタリア広場(Piazza d'Italia) 様々なバージョンがあります


ニーチェの影響  

ニーチェはトリノを愛していました
1911年に再びパリへ ピカソとアポリネール(最前線でこめかみに流れ弾を受けた)はデ・キリコを称賛したそうです

前衛的芸術のギャラリーを運営していたポール・ギョーム (画商) と 初めて絵画の売買契約を結びます😊 

1915 第一次世界大戦が勃発!!  弟とイタリアへ帰国します
1917年 神経疾患で入院中に カルロ・カッラと出会います 
彼は未来派(futurismo)および形而上絵画の画家で デ・キリコと接して形而上絵画を描くようになりますが のちに形而上絵画というアイデアを巡ってデ・キリコと対立することとなりました

ここでメタフィジカが誕生しますが 未来派と 形而上絵画は対局にあるとのこと

デ・キリコにとって フェッラーラは最も幾何学的でメタフィジカな都市でした 
ルネッサンスの完全な対称形ですね

メタフィジカの起源はアリストテレスに遡り 物理的なものを超越すること 目に見えないものの存在を意味するのですね


形而上絵画の特徴は  人間の一般的な感覚では見えない現実 神秘、幻覚、夢を表現、 幻想的な空間等です

    *        *       *

Gli interi metafisici 形而上学的インテリア

フェッラーラの街のゲットーとその店への関心  ビスケットにはメタフィジカの側面があり そのため ゲットーの店から刺激を受けて フェッラーラ伝統の菓子やパンを使った絵画を制作しました

ここでクイズ:   フェッラーラの伝統的なお菓子は?  
   答えは  Coppietta ferrareseです😊 

絵の中の絵  ミケランジェロへのオマージュ
ここで 「ダビデの手」のある形而上的室内の絵を描きます


マヌカン i manichini

1917年に フェッラーラでは マヌカンシリーズが始まります 
ギリシャ彫像のかわりに 顔がなく平べったい顔面のマヌカンが登場するのですね😲でもマヌカンには生命がないのです

  マヌカンシリーズ (i manichini)

ここで カルロ・カッラの作品との違いを見てゆきました

室内 顔が小さく信ぴょう性が薄い等です

 *        *       *

Lo sviluppo degli anni ‘20 dalla metafisica al clasicismo
20年代におけるメタフィジカと古典主義の発展

1920~24年 ローマ・フィレンツェ 
ルネッサンスの作品に刺激を受けており ラファエロの愛人の絵
la fornarina」と デ・キリコの絵はポーズもよく似ていますね😲 
こうして デ・キリコは ラファエロの作品 「アテネの学堂」等をモデルとして活用してゆきました

イタリア広場(1950)の作品にも ラファエロの影響が見られます

放蕩息子』(1922)にも メタフィジカの要素と 古典的要素が混在していますね
息子はデ・キリコ 父は古典的伝統を表すとのこと😲

アルゴナウタイ(Gli algonautai)にもメタフィジカの要素があり 古代ギリシャ関連の要素を含んでいます

1925~27年 再びパリへ  光のメタフィジカを研究します
地中海の神話』 この背景は海岸のメタフィジカですね
解剖ヌードと形而上学的インテリア等 デ・キリコにとっては
嵐の海よりも 穏やかで平らな海の方が厄介でした

1925~27年 シュールレアリスム芸術運動との論争 

ここでは デ・キリコの新しい作品を称賛せず 他の新しいテーマを発展させていました 
マックス・エルンスト(M.Ernst)などがそうで デ・キリコとは相いれないのですね
  
1930年に ライッサ・カルツァと結婚しますが すぐに離婚 その後 イザベラ・ファーとフィレンツェで暮らします
神秘的な浴槽』という作品では ワックスで光っていた床に着想を得て 寄木細工の床を描きました
浴槽に沈む人々は ファシズムに適した人々を指すそうです
1973年のミラノ・トリエンナーレにも この浴槽の作品が出品されていますね 

第3部
1940~68年 ネオバロック(il neobarocco)

1939年イタリアへ帰国し  1944年 ローマを終の棲家とします  スペイン広場トレヴィの泉の近くに住んでいました😲 テラコッタの作品を作り 1946年 イザベラとようやく結婚💒 
  
静物画(natura morta)」は 1800年に登場しますが デ・キリコによるとむしろ近代の絵画を表現しています
ドイツ語での「Stilleben」英語での「still life」の方が 物体の穏やかで静的な状態を指すというデ・キリコの表現と合っているのですね (死mortaではなく生Leben!)

1800年代中頃から絵画の衰退がはじまります

衣装を着た肖像画が描かれますが その衣装のディテールは非常に細かいですね😲
彼はインタビューにも劇場の衣装を着て現れたとのこと

 
ネオバロック時代のメタフィジカ

「現実は地球上に存在しないので 絵画の中にも存在しない」「人間は真実でないことが好き」とのこと😲
ミューズ」の作品も上野で展示されています

‘68~’78年 ネオメタフィジカ 形而上絵画

ここで彼は 今までのメタフィジカ作品を手直ししてゆきます
色と静寂さ 「イタリア広場」でも 1924年と1974年では 孤立感から解放感へと変わっていますね

燃え尽きた太陽のあるイタリア広場(Piazza d’Italia con sole spento)」(1971)など 2つのテーマをまとめています 太陽と月がひもでつながっています

最後に 上野のデ・キリコ展に展示されているメタフィジカの作品についてみてゆきました:

瞑想者(il meditatore)』 『オィディプスとスフィンクス』の謎解き等😊

オデュッセウスの帰還(il ritorno di Ulisse)』は 室内のメタフィジカを描いた80才の作品ですが 過去の記憶から離れて新しい探求を始めるのですね
 
1978年11月20日 ローマにて90才で死去 遺骨はローマのトラステヴェレの サン・フランチェスコ・ア・リパ教会にあるそうです⛪ 

デ・キリコ展は こちら 

LCIのセミナーのお知らせは こちら


追記:

日伊協会の終了証授与式(3/30)で聞いた特別セミナー『20世紀初頭から今日までのイタリアの芸術        ― イタリア人アーティストの世界観の推移(通訳付)
こちらでは 未来派(futurismo)    シュールレアリスム gruppo 1900という運動 
アルテ・ポヴェラ(Alte povera)という運動 高価な素材を使わずごみや日用品も排泄物すらも使ったそうです😲
   
 現代美術 (arte contemporaneo)のざっとした流れについてお話いただきました 
自分の視点から自由な解釈にまかせること またイタリアの美術館ではよく話すそうです  イタリアでの開かれた美術教育についてもご紹介いただきました 


 

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イタリアン・デザイン・デー講演会「東洋的発想 イタリアン・デザインと日本の関係史」に参加しました(2024.3.14)@イタリア文化会館 

2024年04月06日 | イタリア関連の催し
イタリアン・デザイン・デー講演会「東洋的発想 イタリアン・デザインと日本の関係史」に参加しました(2024.3.14)@イタリア文化会館 


久しぶりにイタリア文化会館に行ってきました この時はまだ千鳥ヶ淵の桜🌸は咲いていませんでした

講演会要旨: 
この講演会のテーマは、長きにわたり、数々の実りをもたらしたイタリアン・デザインと日本との関係です。この講演会の会場であり、ガエ・アウレンティによって生み出された建築物であるイタリア文化会館を出発点に、マルコ・サンミケーリはミラノ・トリエンナーレ国際展示会での日本パビリオンの展示を紹介します。そのなかには、蓮池槇郎や細江勲夫のように、イタリアで高い評価を受けたプロフェッショナルもいます。

20世紀後半には、日本に足を運ぶことで想像力と感性を育んだイタリア人デザイナーたちが現れました。たとえば、マックス・フーバーや葵・フーバー・河野、河野鷹思と交流のあったブルーノ・ムナーリ、あるいは倉俣史郎や梅田正徳、高濱和秀と友情をはぐくんだカルロ・スカルパやエットレ・ソットサスなどです。また、現在活躍するデザイナーとして、武内経至や後藤司、菰田和世、デザインユニットMist-Oも挙げなければならないでしょう。

この講演会は、イタリアン・デザインの巨匠のなかでも、最も日本的であったアンジェロ・マンジャロッティへのオマージュで締められます。

     *    *    *
  
会場には  2023年10月に参加した『アルファベット・マンジャロッティ』の映画上映会でお見かけした マンジャロッティのお弟子さん方も見えていらして懐かしかったです😊

そう この日の会場であるイタリア文化会館こそ ガエ・アウレンティが設計した建物でありイタリアデザインのシンボルなのですよね💕


 イタリア文化会館にあったポスター

2025年第24回のミラノ・トリエンナーレのテーマは「不平等(Inequalities as unbalance)」とのこと

Museo del Design Italianoには 300を超えるセレクションが展示されています 
ここのGiancario De Carlo gardenという庭園では 今春 上野で展覧会が開催されるデ・キリコ作の「奇妙な浴槽 (The Mysterious Baths)」という即品が展示されています 
 
また ミラノのリナーテ空港でも トリエンナーレの作品が見られるそうです🛫 

2025年の大阪万博でもイタリアのパビリオンが予定されています

引き続き 日本人デザイナー達の作品もご紹介いただきました 

1960年の第12回ミラノ・トリエンナーレでは 日本パビリオンに竹と家電を融合した工業デザインが現れました

1988年の第17回では 未来都市がテーマとなり(The Cities of the World and the Future of the Metropolis) 当時あまり受けなかった「情報化社会」が今は注目されています

1996年の第19回には阪神淡路大震災が起き クライシス 大都市の匿名性の危機 公共空間の回復等がテーマとなりました(Identities and differences. Integration and plurality in today forms. Cultures between ephemeral and durable)

Carlo Scarpaは日本愛好家でもあり 永遠を日本文化から学んだそうです 背もたれで体を受け入れるカーブの椅子など

1947年のマックス・フーバーの作ったポスター等もご紹介いただきました

そしていよいよ アンジェロ・マンジャロッティの登場です 彼はもっとも日本的なイタリア人デザイナーであり お弟子さんや協力者には日本人が多く この会場にもいらしていました 
重力のみではめ込むテーブルや ひじ掛け椅子 時計等 興味深かったです 

最後に質疑応答に移りましたが この日は同時通訳で(私の尊敬する先生の!)  講演は原稿があるものの質疑応答はフリーハンドで 話者の難解で早口の解答を聞きながら訳すという 人間業とは思えない同時通訳を聴いてドキドキしながら終了時間を迎えました😲

素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます

開催のお知らせは こちら





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