日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア語1級作文練習 「現金vs電子マネー」

2015年08月09日 | イタリア語作文・二次対策
イタリア語1級作文練習:

Denaro contante vs denaro elettronico 現金vs電子マネー


con lo sviluppo della tecnologia il denaro elettronico sta gradualmente sostituendo il denaro contante. Adesso, nelle cassaforti delle banche, è custodito molto meno denaro contante di prima.



 徐々に電子マネーが現金に取って代わられている、テクノロジーの進化とともに。今銀行の金庫には以前よりも少ない現金がしまわれている。



  Da piccola mio padre lavorava come esattore, sempre in motocicletta, e portando una scatola continente denaro contante, perciò mi sembrava che lui fosse sempre stressato per la paura di venire derubato.
 


小さい頃父は集金の仕事をしていた、そしていつもオートバイの荷物ケースに現金を入れて走っていた、なので私には父が強盗の不安からとてもストレスを感じていたように感じられた

   Al contrario, negli ultimi anni, i denari elettoronici sono aumentati, per esempio, con gli aquisti su internet, le bollette addebitate automaticamente, le tessere magnetiche ricaricabili come la carta PASMO, le carte di credito, ecc… Che comodità che velocità!

 その判明最近では、電子マネーが浸食している、たとえばインターネットの買い物、自動引き落とし、PASMO等の自動的にお金が入金されるカード、クレジットカード等で… なんと便利でなんと速いことか!

  Allo stesso tempo, peró, sono aumentati i furti elettronici covuti ai password rubati su internet. Recentemente si è verificato anche il problema del blocco dei denari ipotetichi “Bit-coin".


それと同時にしかし、電子マネーをインターネットで盗まれたパスワードでもって「盗む」という犯罪が増加している。最近では「ビット・コイン」という架空マネーの凍結という問題が起きた。
  
“Con la diffusione dei bancomat nei negozi aperti per 24 ore su 24, la maniera di rubare i soldi è cambiata da furto a truffa” ha affermato to un ricercatore della SECOM, una compagania di sicurezza privata. (citato: “Mainichi Shinbun” 27 febbraio 2014)

 「24時間営業のコンビニエンスストアでのATMの普及により、お金を盗む方法が強盗から詐欺へと変わりました」とSECOMという警備会社の調査員は断言した。(出典: 2014年2月27日付「毎日新聞」)

   Così, un rischio è sparito, ma subito un altro è apparso. Forse i denari contanti, che non sono erano usati quotidianamente fin dall'antichità, ma avevano anche un ruolo costante come “bustarelle” o per frodare il fisco, non spariranno mai, neanche in futuro.

 このように、あるリスクが消え、しかし他のリスクが現れるのだ。たぶん太古の昔から日常的に使われてきただけでなく、「賄賂」としての役割、あるいは税金をごまかすという一定の役割をも担った現金は、将来もなくならないだろう。


219 parole (規定: 180~220 parole)

     *          *           *

日伊学院主催の作文・翻訳コンテスト(2014年2月)の1級作文課題を自分なりに書いたものを イタリア人に添削していただきました

問題文をさっと読むと 「お金(i soldi)は消えゆく運命なのか?クレジットカード、ATMカードや電話画面(でのお金)の侵略」とあり ついつい「お金の使い過ぎでお金がなくなるってことかな?」と考えてしまいがちなのですが 受賞作品をよく読んでみるとそうではなく 「電子マネーの普及により現金は消えてゆく運命なのか?」というテーマなのです いや~ん間違えそうでした(笑)

その時たまたまあの「ビット・コイン」凍結事件が発生し 「これだ!」とおもむろに起き上がり(笑) これを書いた2月27日(金)の夕刊でたまたま「コンビニATMの普及によりお金を盗むことが強盗から詐欺(おれおれ詐欺など)へと変化した」というSECOMの研究員の発言を読み 早速使いました(^^)/

というわけで書きあがりました一級作文!! とにかく作文大好きです!! 原文の束縛を受けずに自分の使える言い回しを使って自由に書けて(^^)/


mi sembrava che lui fosse sempre stressato per la paura di venire derubato.
接続法過去 そしてstressato(過去分詞/ストレスがたまった)かstressante(形容詞/ストレスを引き起こす)かで散々悩んだ伊検2級作文を思い出します(泣笑)
furto強盗と書きましたが venire derubatoとvenireを使った受動態に直していただきました!  

le bollette addebitate automaticamente自動引き落とし, le tessere magnetiche ricaricabili 自動的にお金が入金されるカード も覚えておいて損はない単語ですね
 
negozi aperti per 24 ore su 24,は 24時間営業のコンビニ です  mini-market, piccolo supermercato でもいいそうです(イタリアにはないので)

・(citato: “Mainichi Shinbun”) は (出典:「毎日新聞」)です il giornale di Mainichi とイタリア語に訳したのですが 日本語でそのままMainichi Shinbunでよいとのこと


* 2015年8月1日にビットコインの社長逮捕のニュースが流れ すっかり忘れていたこの作文をアップしました~(;'∀')

* 写真はうちにあるコダカラ草(セイヨウベンケイソウ) 葉っぱに小さな葉っぱがどんどんついて増えてゆくので お金に似てるなぁと思って(笑)←うちは増えてくれませんが(ーー;)




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