2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展の初日に行きエレーナ・パゾーリさんの講演「ブックフェアと原画展」を聞きました(2024.7.2)@板橋区立美術館
えっもう7月! というわけで行ってきました~ ボローニャ国際絵本原画展(2024 Bologna Illustrators Exhibition)初日の エレーナ・パゾーリさんの講演会!!
長年必ず観に行っておりますが 作品はどれもレベルアップしており 深い世界観に触れてきました
右がエレナ・パゾーリさん 左が森泉文美さん
エレナさんは2003年 2019年に続き3度目の来日です🛫
ボローニャブックフェア(BCBF)は 1964年に始まり 昨年(2023)60周年を迎え 2024年には 31,735人のビジター 100か国の参加等...とたいへん大きく育っています
最初はPalazzo Re Enzo(レンツォ宮殿)で開催され やがては見本市会場に移りました
版権売買というビジネスの場であるだけでなく 文化の発信の場でもあるのですね
Bologna Book Plus という新しいイニシアティブは 絵本だけでなく一般的な版権売買も扱い また2025年からはトレーニングの為のコースやセミナー等も予定しているそうです
Guest of Honour Country ゲスト国として 2024年はスロベニア 2025年はエストニア 2026年はノルウェー 2027年はニュージーランドが決まっているそうです
BCBF Visual Identity Workshop システム化された形で 1人のイラストレーターを抜擢して合宿等で一緒に作り上げる試みだそうです
2019年ロシア 2020年リトアニア 2021年フランス 2022年メキシコ 2023年は60周年ということで10年間から20名のコラージュを実現 2024年は ポルトガルとのこと
ラガッツィ賞は 2024年の特別部門はImmerse yourself 海がテーマで 展示作品には海に沈んだ屍の話がありました🐟
無名作家の登竜門ではありますが 有名作家もエントリーできますし その人たちが入選しないことも起きるそうです😲
SM賞 35才以下に限定されています 韓国と中国にも巡回します 賞金や出版 個展等のチャンスがあります
2024年は A. アンテノ―リ “Solo una noche(ある夜に)”がSM社より刊行されました
SM出版賞受賞作品 Solo una noche
また イラストレーターのサバイバルコーナーが大変な人気だそうです! 7,8年前からできたそうで 5千人のイラストレーターにポートフォリオのレビューやワークショップを行い(オオノマユミさんも講師を務められました) オンライン登録は1~2分で満席になるそうです😲
Publishing Excellence これは出版社の賞ですね
The Braw Amazing Bookshelf 100冊の絵本をぶら下げて閲覧できる試みで 2,3年前から始まりました📖
ボローニャの街にもコンテンツを展示し 世界に発信し こうして一年中 少人数で忙しく動いていらっしゃるのですね😲
そして上海にも進出しています コロナ禍で2年間オンライン開催となり ライブ版復活のためのグランドツアーを敢行し各国のメンバーに逢いに行ったとのこと
マルコポーロ700年にちなんだイベント ファッションと子供(上海) マンガのフェスティバル(フランス)等 そして日本でもこの10月にイタリア文化会館とのコラボにより イラストレーター展が開かれるかもしれません!?
また デジタルサービスも充実しYou tubeもやっています デジタルバージョンで年間通して版権のやりとりを可能にしました
Building Bridges 平和を考える場所でもあり 人権憲章を扱います
原画展のポスター
いただいたブックフェアのバンフ類
2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展(2024.7.2~8.12)@板橋区立美術館は こちら