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日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

Giovanni先生のサルデーニャ講座に参加してサルデーニャをたっぷり感じてきました(2025.4.20)@高円寺ピアッツァイタリア

2025年04月27日 | サルデーニャ・シチリア
Giovanni先生のサルデーニャ講座に参加してサルデーニャをたっぷり感じてきました(2025.4.20)@高円寺ピアッツァイタリア


Giovanni Piliarvu先生のサルデーニャ・セミナーに出るのは3度目です 今回はイタリア語仲間たちと3人で参加してきました

4月11日(金)の(公財)日伊協会主催オンラインセミナー日本に魅せられたイタリア人 1 写真で見る日本の懐かしい風景」にも参加しました😊 ← シリーズで全5回申し込みました♪ 


サルデーニャセミナー 開催のお知らせ:
“Sardegna”  ~伝統、芸術、自然を巡る旅~

サルデーニャ出身のGiovanni先生と魅力溢れる島の探索をしましょう。
サルデーニャは、古代の儀式、人気ある祭り、千年前の歌に伝統が現れている島です。地中海の影響を受けたサルデーニャの工芸品、壁画といった芸術は、創造性と深いアイデンティティを物語っています。

透き通った海、緑豊かな山々、多くの希少種の動植物が存在する自然が、サルデーニャを真の楽園へと位置付けます。
画像や映像を通して、この魅力的な土地に浸り、サルデーニャの人々と環境との絆を発見する仮想の旅に出かけましょう!

     *   *   *

今回のセミナーは先生の写された写真をふんだんに使って サルデーニャをたっぷり感じることのできるセミナーでした

 セミナーのチラシ

まずは人口170万人の島であり シチリア キプロスに次ぐ地中海で3番目に大きな島 四国くらいの大きさですね
ルネッサンスがなく中世が長く続き 植民地として孤立(isolamento)していました ラテン語と似ているサルディーニャ語(sardo)を話しますが 今はイタリア語も話されています

青銅器時代(età del Bronzo (1700 a.C. circa)   鉄器時代(l'età del ferro)   ローマ時代(L'eta di Romani)へと
アラブは入らず サルデーニャ王国(Regno di Sardegna) までの歴史をざっとおさらい (第2回の時はここが一番ボリュームがあった)  
 
今回は手工芸品(artigianato)をメインにイタリア語で紹介していただきました   

    *   *   *

Le mani e la materia  手仕事そして材料

カステルサルドの籠(cestini Castelsardo)  
 

小麦粉を作る時などに使います
母から娘へと引き継がれ 男性は籠を編む技術を教えられることはありません   藁(paglia)で作られます
魚を捕る筌(うけ)nasseにも使います
葦(canne)は 特別な許可を得て沼で収穫します 
それを乾かすと強くなり ふるいにかける(setacciare)のに使ったり フィリンデゥ(Filindeu)という細いパスタもこれで作るそうです 


オリスターノの船(barche) 立てかけて乾かします 

伝統衣装 男性は白と黒のシンプルな服 女性は色々な飾りの多い(decorativa)装飾があしらってあります 主にお祭りや結婚式等の特別な日のために使います

羊🐑の牧畜(pastorizia delle  pecore) 

機織り(telaio)でもって作られた小絨毯(scendiletto)は ベッドから降りる時に下に敷くものです 
 scendiletto

振り分け背負い袋(bisaccia)は 二つの(bis)ポケット(sacco)という意味で 移牧(trasmanza)で2~3か月家を空ける時に食糧(パーネ・カラザウ等の保存できるパンなど)を入れるそうです サルデーニャには危険な動物はいません

ふるい(setaccio)は  ニョケッティ・サルド マルレッドゥス 筌(nassa)  水中に入れて貝類(crostaci)や魚を捕るのに使います 
ぼら(muggine)のからすみ(bottarga)等も...


金銀千細工(filigrana)  カフスボタン (gemelli) サルデーニャのボタン(bottone sardo)などは  肥沃・多産(fertilità)を願うものでリッチな人がつけます 
鎖(catena)  でマント(mantello)を止めます 女性用の留め具(chiusura)  黒曜石(ossidiana)はお守りのようなものですね 村ごとに違います

乗馬・カバルカータ・サルダ(cavalcata sarda) サルデーニャ人の騎手(fantini)は背が低く アクロバティックなこの競技に向いています 

 cavalcata sarda

   *   *   *

木 alberi

コルク(sughero)はサルデーニャの名産品です 
木の長椅子(cassapanca)  乳しぼり(mungere)   折りたたみナイフ(cortello a serramanico) 錠(serratura)等...
羊飼い(pastori)が使います 

ここで特別に(?)la morra sardaというサルデーニャのじゃんけんも紹介していただきました 2人の出した数の合計を言い当てて 負けるとものすごい速さで次の人に替わります😲

鐘(campanella)  真鍮(ottone)の 圧力鍋(pentola pressione) 

オッターナのマスク(ottana maschera)
  ottana maschera 

動物に角(corna)があると  人間の世界との境目です 
マモイアーダの祭り ここは女の人は参加できません
マムトネス(Mamuthones)が背負う鈴は重さが30kgもあるそうで 音を出して跳ねながら行進します 

    *   *   *

Sardegna in paladiso celeste この世の天国のサルデーニャ

サルデーニャの芸術(arte sarda)  
日々の生活で使う日用品の数々をご紹介いただきました

布切れ(stracci)を貼り合わせて作る芸術品で有名なCenso Coccaは こちら 

サルデーニャの有名なアーティストたち
マリア・ライ(Maria Lai ) はLegarsi alla montagna  という芸術活動で 青い糸(filo)で山をつなぎました 村で話さなくなった人たちも参加した布によるコミュニケーションのアートですね 

グラツィア・デレッダ(Grazia Deledda)ノーベル文学賞受賞作家ですね 

Costantino Nivola   屋外の美術館 石で女性の形を表す彫刻などで知られています 

Pinuccio Sciola pietra sonoraは石に歌わせる芸術で 不思議な音がします

   *   *   *

natura  e paesaggio  自然と風景

Giovanni先生の写真を色々見せていただきました 

夕陽(tramonto)  灯台(faro)  ヌラーゲ(nuraghe) ヌラーゲは時代にもよるが 砦(fortezza) 行政センター(centro ammistrativo)  村(vilaggio) でもあり パンやワインを作った痕跡もあるそうで 6000位あるそうです
オーク・柏(cuercia)  地中海のしみ(macchia mediteranea) mangiabarche荒々しい海 アジナーラ島 平原の低木は強い風でもって曲がったとのこと

アルゲーロの眠る巨人(gigante addormentato)  羊たち(pecole)  ロマネスク様式の教会(le chiese romaniche)等...

ドムス・デ・ヤナス(domus de janas) 墓の前 ワイン作りの痕跡

Giovanni先生の写真は こちら


最後に 日本サルデーニャ協会(ISOLA)  そして 
Museo Online Giappone Sardegnaサイトをご紹介いただきました

サルデーニャ・セミナーのお知らせは こちら

ISLAND GALLERY 「時のかけら(Fragments of Time)」展(2025.4.29~5.4)@孔雀画廊(京橋)は こちら 

前回(2020.3.7)の サルデーニャセミナーのリポートは こちら
前々回(2016.11.16)は こちら ← 3回連続で参加しています(笑)



 


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