
Giovanni先生のサルデーニャ講座に参加してサルデーニャをたっぷり感じてきました(2025.4.20)@高円寺ピアッツァイタリア
Giovanni Piliarvu先生のサルデーニャ・セミナーに出るのは3度目です 今回はイタリア語仲間たちと3人で参加してきました
4月11日(金)の(公財)日伊協会主催オンラインセミナー「日本に魅せられたイタリア人 1 写真で見る日本の懐かしい風景」にも参加しました😊 ← シリーズで全5回申し込みました♪
サルデーニャセミナー 開催のお知らせ:
“Sardegna” ~伝統、芸術、自然を巡る旅~
サルデーニャ出身のGiovanni先生と魅力溢れる島の探索をしましょう。
サルデーニャは、古代の儀式、人気ある祭り、千年前の歌に伝統が現れている島です。地中海の影響を受けたサルデーニャの工芸品、壁画といった芸術は、創造性と深いアイデンティティを物語っています。
透き通った海、緑豊かな山々、多くの希少種の動植物が存在する自然が、サルデーニャを真の楽園へと位置付けます。
画像や映像を通して、この魅力的な土地に浸り、サルデーニャの人々と環境との絆を発見する仮想の旅に出かけましょう!
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まずは人口約170万人の島であり シチリア キプロスに次ぐ地中海で3番目に大きな島 四国くらいの大きさですね
青銅器時代(età del Bronzo (1700 a.C. circa) 鉄器時代(l'età del ferro) ローマ時代(L'eta di Romani)へと
アラブは入らず サルデーニャ王国(Regno di Sardegna) までの歴史をざっとおさらい (第2回の時はここが一番ボリュームがあった)
今回は手工芸品(artigianato)をメインにイタリア語で紹介していただきました
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Le mani e la materia 手仕事そして材料
カステルサルドの籠(cestini Castelsardo)

小麦粉を作る時などに使います
母から娘へと引き継がれ 男性は籠を編む技術を教えられることはありません 藁(paglia)で作られます
魚を捕る筌(うけ)nasseにも使います
葦(canne)は 特別な許可を得て沼で収穫します
それを乾かすと強くなり ふるいにかける(setacciare)のに使ったり フィリンデゥ(Filindeu)という細いパスタもこれで作るそうです
オリスターノの船(barche) 立てかけて乾かします
伝統衣装 男性は白と黒のシンプルな服 女性は色々な飾りの多い(decorativa)装飾があしらってあります 主にお祭りや結婚式等の特別な日のために使います
羊🐑の牧畜(pastorizia delle pecore)
機織り(telaio)でもって作られた小絨毯(scendiletto)は ベッドから降りる時に下に敷くものです

振り分け背負い袋(bisaccia)は 二つの(bis)ポケット(sacco)という意味で 移牧(trasmanza)で2~3か月家を空ける時に食糧(パーネ・カラザウ等の保存できるパンなど)を入れるそうです サルデーニャには危険な動物はいません
ふるい(setaccio)は ニョケッティ・サルド マルレッドゥス 筌(nassa) 水中に入れて貝類(crostaci)や魚を捕るのに使います
ぼら(muggine)のからすみ(bottarga)等も...
金銀千細工(filigrana) カフスボタン (gemelli) サルデーニャのボタン(bottone sardo)などは 肥沃・多産(fertilità)を願うものでリッチな人がつけます
鎖(catena) でマント(mantello)を止めます 女性用の留め具(chiusura) 黒曜石(ossidiana)はお守りのようなものですね 村ごとに違います

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木 alberi
コルク(sughero)はサルデーニャの名産品です
木の長椅子(cassapanca) 乳しぼり(mungere) 折りたたみナイフ(cortello a serramanico) 錠(serratura)等...
羊飼い(pastori)が使います
鐘(campanella) 真鍮(ottone)の 圧力鍋(pentola pressione)
オッターナのマスク(ottana maschera)

動物に角(corna)があると 人間の世界との境目です
マモイアーダの祭り ここは女の人は参加できません
マムトネス(Mamuthones)が背負う鈴は重さが30kgもあるそうで 音を出して跳ねながら行進します
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Sardegna in paladiso celeste この世の天国のサルデーニャ
サルデーニャの芸術(arte sarda)
日々の生活で使う日用品の数々をご紹介いただきました
布切れ(stracci)を貼り合わせて作る芸術品で有名なCenso Coccaは こちら
サルデーニャの有名なアーティストたち
マリア・ライ(Maria Lai ) はLegarsi alla montagna という芸術活動で 青い糸(filo)で山をつなぎました 村で話さなくなった人たちも参加した布によるコミュニケーションのアートですね
グラツィア・デレッダ(Grazia Deledda)はノーベル文学賞受賞作家ですね
Costantino Nivola 屋外の美術館 石で女性の形を表す彫刻などで知られています
Pinuccio Sciola のpietra sonoraは石に歌わせる芸術で 不思議な音がします
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natura e paesaggio 自然と風景
Giovanni先生の写真を色々見せていただきました
夕陽(tramonto) 灯台(faro) ヌラーゲ(nuraghe) ヌラーゲは時代にもよるが 砦(fortezza) 行政センター(centro ammistrativo) 村(vilaggio) でもあり パンやワインを作った痕跡もあるそうで 6000位あるそうです
アルゲーロの眠る巨人(gigante addormentato) 羊たち(pecole) ロマネスク様式の教会(le chiese romaniche)等...
Giovanni先生の写真は こちら
サルデーニャ・セミナーのお知らせは こちら
ISLAND GALLERY 「時のかけら(Fragments of Time)」展(2025.4.29~5.4)@孔雀画廊(京橋)は こちら
前回(2020.3.7)の サルデーニャセミナーのリポートは こちら