どこ吹く風

旅のことを主に書く。

チェルビーノ

2011年09月01日 09時37分12秒 |  チェルヴィーノ
7月17日 日 19日目
 夜中に目が覚めて外を見るとチェルビーノが見える、寒いのを我慢してベランダの端まで行って見た。寝なおしてから又外を見ると予報通りの雨となっていた。朝食後雨の中を散歩に行く。上の方に湖があるので其処まで行くつもりだ、宿のご主人は美しい湖だと言うていた。雨でもわずかな時間でも現れるのではないかと淡い期待を持って出発した。

湖の名前を調べようとGoogleMapを見たら、ブレウィル チェルヴィナイア(BreuilCervinia) と表記されている。これまでこの街をチェルビニアと書いてきた。しかしチェルヴィナイアで検索しても出てこず、チェルビニアなら多数ヒットします。イタリア発音とローマ字読みの違いでしょうか。以前グロスグロックナーのときも同じことを書いたが一文字違っただけでヒット数に差が出る、発音表記は難しいです。

 ダム湖へ行くコースは幾つかあるようだが雨が降っているので林の中に入らず広い道を歩く。ハイキングコースというより車両用の道路で牧場やダム湖の管理などに使っているようだ。周囲は牧場で道を横断するように牛止めの電線(?)が設置されている箇所もある。
牧場の中を歩るくと花が咲いている、雨降りのハイキングはお花見物が主になる。シャモニーでも雨のお花見ハイクをした。
先を行く若い男女のペアが指差して”マーモット”というけど見つけきれなかった。雨は降り続けるが足場はそれほど悪くない、しかしは視界は全くダメで現在位置が分からない、地図も持っていないので湖が何処にあるかも分からない。倉庫のような建物を見つけたが軒が無く雨宿りできない。時間も12時を回っているので引き返すことにした。翌日ロープウェイから見ると、その建物はダム湖直ぐ脇に建っていた。気付かなかっただけで一応湖までハイキングしたのだった。

 ホテルに戻るとゴーカートの大会はまだ続いていた。車輪の音とスピーカーからの大音響は雨の沈滞ムードを吹き飛ばすように元気いっぱいだ。最終コーナーが見えるところまで行って観戦した。コーナリングが勝敗を決めるようだ。それにしても公道を遮断し遊びの大会が開けるなんてヨーロッパ人はある面大らかだ。上の方はホテルとか住宅があるけどそこの住人はどうしているのか、迂回道路があるのかな。

 部屋で濡れた雨具と靴を乾かす、備え付けのドライヤーを活用した。靴も履けないので外へ出られないので昼寝する。旅行中に昼寝するのは初めてだ。夕方買い物に出る、スーパーの場所を聞くと”100mも行けばある。”と言う。ホテルからは3階からはいる形になり、複合ビルで観光案内所や交番も閉まっている、冬場になればオープンするだろう。スーパーの品揃えも悪く陳列スペースの一角が閉じられているのを見てシーズンオフだと実感する。
生ハムやワインを買い、小分けして販売しているピザ屋があるのであれこれと味が違うのを買った。一人前ずつ小分け販売するピザ屋は便利だ、ピザのジャーストフード店というところ。

 夕食はピザと生ハムで済ます。旅もいよいよ終盤になり今日を含めて残り2泊となった。明日は9時にはレンタカーを返却せねばならないのでミラノ空港近くに泊まる予定なので今夜が実質的な最終日ともいえる。セルビーノはどうなる・・・と案じていると雨は上がり夕焼けになった。雲は流れているものの頂上まで見えてきた。直ぐそこに聳えている、街から近い、チェルビニアはマッターホルンを見るにはチェルマットよりいい。街の何処からでも見えそうだし近かいので迫力がある。稜線沿いに西側に目を転ずれば氷河が迫ってくる。氷河から流れ出る水は滝となって落ちてくる。チェルビニアはいいところだ。
これで今回の旅の有終の美が飾ざれる。

6:10 起床 チェルビーノが見える
8:10 寝直しからの目覚め
8:30 朝食
10:15 雨の中ハイキングへ
12:10 ダム湖の近くで引き返す
13:10 ホテル前 ゴーカートの試合を見る
13:30 ホテルに入る 昼寝
18:00 スーパーで買い物
19:45 部屋で夕食 ピザ ワイン
21:00 雨が上がり夕焼け チェルビーノがくっきり
21:30 就寝

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