どこ吹く風

旅のことを主に書く。

エルブロンネ

2011年08月30日 09時07分22秒 |  チェルヴィーノ
7月15日 金 17日目
 天気は良くなるということだったので早起きしてエギュー・ド・ミディへ行く。6時過ぎだが大勢のクライマーがロープウェイを待っている。シャモニーパスはこれまでホテルで買えたけど今年から乗り物の駅でしか買えなくなったようだ。しかも老人割引もなく70フランに値上がりしている。

 7:05にエギュー・ド・ミディに着いた。昨年のような身を切る寒さはないけどやはり寒い。日は既に上がりマッターホルンーここではセルバンテスかーが雪の連山から小さいながらも頑張って姿を見せている。モンブランも青空に浮かび上がっている、早い時間なので尾根の影が雪原に写り陰影が山を凛々しくしている。この景色を見るために早起きして来たのだ。

 早々にエルブロンネに渡った、30分ほどの氷河の上の空中散歩なので実に爽快な気分になる。氷河のクラックも影があるので凄みを増している。ロープウェイは行きは左側、つまり谷川になるのでモンブラン側を写そうとすると架線が入るので好くない、そこで三連結されたゴンドラを入れることによって架線が邪魔にならず、かつこの状況を上手く表現することになる。

 エルブロンネでは雪原に降りた、ここの方がエギューより寒い。モンブランはノペ~ッとした雪坊主から荒々しい岩がへばりついた山に変貌しは男らしい山になる、ここではモンテ・ビアンカと呼ばれている。
帰りのゴンドラからは氷河から頂上まで一望できる。イタリアとフランスからではまるっきり違う姿を見せるのでエルブロンネの氷上散歩は外せない。

 エギュー・ド・ミディに戻ったところで学士会の皆さんとまた会えた。この時間から上るのには観光客も多く1時間ほど待ったらしい。暫く雑談してホテルに戻った。これから一気に近辺の山に登るつもりだ、まずドリュを見にあるぜんんちーのへ。時間を節約するために車を使う。ものの15分でグランモッテックの駐車場に着く。
ケーブルカーに乗ると自転車が1/3ほどを占めている。若いバイカーたちがおしゃべりしながら既に乗っていた。こういうところは自転車が盛んなところということを如実に表している。

 展望台から目の前にはドリュの西璧が聳えている、ロッククライミングで有名な壁でかつてガストン・レビュファの「雪と岩」という写真入りの岩登りの本があった。そういえばシャモニーにはその本に出てくるスキーと登山学校があった。晴れているので360度の眺望が楽しめた。
下山前にドリュを眺めながらアップルパイとココアを食す。

次はブラヴァンへ、シャモニーの街はずれからケーブルが出ているが坂道を上るのはつらいし時間もあまりないので車で行く。初めて行ったときは1時間以上も歩いた、分かりにくいところにある。乗り換えて頂上駅まで行った。モンブランはすぐそこ、ラ・トゥールも先日とはうって変わって晴れている。
最終便で下る。

 本日は学士会の皆さんと夕食を一緒することになっているので汽車でラ・プラの宿舎まで出かけた。飲み物は球磨焼酎からワインまで、食事は現地のチーズにハムそれにソーメンもあった。もっと話したかったけど50分も歩いて帰るのは嫌だったので20:59の汽車でシャモニーに戻った。4回も会えたので目的は達成された。
学士会の皆さん嬉しかったですよ~


 本日の走行距離  29Km

5:30 起床
6:00 ホテル発
6:50 ケーブルカーにてエギュー・ド・ミディへ
7:10 着
8:25 エルブロンネへ
8:55 着 -2℃
9:45 エルブロンネ発
10:15 エギュー着
    学士会の皆さんと会う
11:05 エギュー発
11:18 シャモニー駅着
11:55 シャモニー発 走行メーター 3747Km
12:10 アルゼンチーノArgentiere グランモンテック駐車場
12:25 ロープウェイ発 12:32 中間駅
12:48 着
13:45 お茶 アップルパイとココア
14:00 下山のロープウェイ
14:35 下の駅着
14:50 駐車場発
15:50 イザベラホテルに戻り、ブラヴァンへ
16:20 着
16:35 中間駅
16:46 山頂駅
17:45 最終便にて下山開始
18:05 下の駅
18:43 シャモニー駅で汽車に乗り
18:47 ラ・プラ駅着
19:00 学士会の皆さんと夕食
20:30 お別れ
20:55 ラ・プラ発
20:59 シャモニー駅着 おみやげ買い物
21:30 ホテル帰着


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