どこ吹く風

旅のことを主に書く。

マニラの思い出と出会い

2005年08月25日 08時39分49秒 | 旅-マニラ
 初日の観光はマカティまで出たもののグリーンベルトを廻ることなく夕日を見るべく海に向かう。ホテルに戻り易いようにリサール公園も向かい側で車を降りた。TAXI料金はまとめて支払っても良いとのことなので明日の時間を確認して別れる。

 マニラ湾に張り出すようにコンクリートの床が作られている。けっこう広くて屋台やカラオケまである。水とアイスクリームを買って日が落ちるのを待つ。期待したほど赤くはならなかったがマニラ湾の夕日はきれいだ。

 10数年前は二階バスによる夕日観光というものがあった。リサール公園前からロハスブルバードをパサイまで往復するだけだが、これがとても可笑しく面白いツアーだった。
まずバスはフツーのバスの屋根にベンチを二列に並べて周囲に手摺をめぐらし、後部に乗降用の梯子が付いている。言うちゃあ悪いがフィリピンらしい乗り物だった。

 お客が集まるのを待って出発、一番前の木製ベンチに陣取る、高いところなので気分まで高ぶる。私が乗った時間は夕日がとっくに沈み真っ暗になってからだったので、景色を楽しむより雰囲気を楽しむ時間になっていた。ロハスブルバードは当時から整備されていて街路樹が並木になっていた。バスの屋根の上の席なので街路にはみ出した椰子の葉や木の枝が頭や顔に当たりそうになる。

 それ来たぞ~っと誰かが合図すると一斉に頭を引っ込める、危ないといえばアブナイ、みんなキャーキャー言いながら首を引っ込めていた。バシャッと音がするのは誰かが当たったのだろう。バスの作りといいルートの危なさといいフィリピンらしい、無事パサイ往復したが愉快な観光だった。
今は廃止されたようだ、もう一度乗りたかったのに。

 その夜はインターネットで知り合ったマニラ在住の方との飲み会が予定されていたのでマカティまで出かけた。深夜まであれこれ話した、ありがとう、それにホテルまで送ってくださったもうお一方にも、ありがとう。
楽しいマニラの一夜でした

  (書き続ける時間が無いので、これにてシツレイ。)

写真は、少々ボケているが、タホ売りのようすです。
     美味しかった。