どこ吹く風

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フィリピン名物

2005年08月27日 08時58分06秒 | 旅-マニラ
フィリピンといえばジプニーというほどジプニーは有名だ、ボディやボンネットに派手な絵を書き、馬やペガサス、フォーンが7~8本と所狭しと飾り付けられている。見ているだけで楽しくなる乗り物だ。
初心者がある目的地へ行くために乗って行くのはムツカシイ。最終地の終点は表示されているが途中のルートが分かりにくい、フロントガラスに小さな表示板があるが瞬時に判別するにはコツが必要だ。

膝我を突き合わすほど狭い車内で固い座席に片尻を置く感じで坐る、ゆったり坐る事もたまには出来るがだいたいチョイ掛けだ。地方で見かけた後部にぶら下って乗りたかったがマニラでは禁止のようだ。
ぶら下ったり屋根の上に坐ってみたい。

 フィリピンにはもう一つの有名なモノがある。バロットという卵、これがフィリピン関連では必ず話題になるシロモノなのです。
 バロットはアヒルの卵で、孵化寸前の卵をゆで卵にするので、殻を割ると雛が蹲って入っているのが見える。ゆで卵を割るとき通常先が尖った方を上にして割る、するとそこがアタマの側になる。口ばしとか目が見えはじめて産毛に覆われた羽も出てくる。

 バロットの食べ方は先の方に穴をお開けて荒塩を入れまず汁を飲む、それから剥きはじめる。前述のように頭を身体にくっ付けて丸まっているのでガブッと齧る、口ばしは固いので吐き出す、骨は柔らかくて身と一緒に食べてしまう。フツーのゆで卵の黄身のような味がするところがある、胴体になのか。

 食べては美味しく、話題性もある面白いバロットはチャンスがあればチャレンジする価値はある。バロットの話しをすると気持ち悪いと嫌がる人が多い、今回タガイタイの展望台で打っているのを見つけて買い、家族の前で食べると欲しそうな顔をしてもっと買うように言われた。

 オバアのところへ行き追加してみんなで食べた。少しずつ割って中味を確かめながら食べていた。鶏がらスープにチキンとゆで卵の組み合わせなので美味しいのは当たり前だ、姿かたちが少々気になっても食べるとそれ以上のモノを得ることが出来るバロットです。
価格はマカティの飲み屋付近で売り歩いているもので50ペソ、田舎で22ペソ、その程度なのでダメで元々という感じでトライするのがいいでしょう。なお飲み屋へ行くときバロットをオンナの子の手土産に持参したら喜ばれる事請け合いです