どこ吹く風

旅のことを主に書く。

小鳥のえさ

2005年08月15日 07時45分41秒 | 旅-スイス
 小鳥のえさを食べたらスイスのことを思い出した。
小鳥のえさとは、フェルストで初めて出されたもので穀類や乾燥果物、ナッツ類が入ったシリアルの一種である。
 子供の頃米軍からの流れ品で、トウモロコシを押しつぶしてヒラヒラになったものを、私たちはファラファラーぐぁーし(ヒラヒラした菓子)と呼んでいた。今はシリアルと言うらしい。

 そのファラファラー・グァーシだけのシリアルはよく見かけるが、圧し麦やナッツに干しブドウ等がミックスされたものは初めてだった。”これってなに?”と口に入れると、食べられないモノではない。面白い食べ物だ、ヨーグルトをかけて食べるので栄養もあり身体に良さそうだ。
チャンスがあれば手に入れてオミヤゲしたいと考えた。
 
 チェルマットのCoopでおみやげのチーズやチョコレートを買うため、店内を回っていたら見つけた。750g入りで400~500円ほど。内容表示を見ても理解できないので値段で選んだ。
 このブログの最初の項「アルプスのHiジジイ」で書いた、友人の忙しい男にアルプス土産として持って行き、健康を保ちながら頑張って欲しいと思っているからだ。

 アルプスの香りとは程遠いが、スイスの質実剛健さがこのシリアルに現れていると私は考えているので、彼にも気に入ってもらえるはずだ。
私は蓋付きの容器に入れて食卓においてある、口が寂しくなるとボリボリ食べる。レーズンを追加して入れると甘みが出てより美味しくなった、しっとりしたレーズンも数日で水分を抜かれてカビも生えなくなる。

 このブログにスイスの思い出を書いているので、スイスの記憶はカビが生えることなく新鮮そのものだ。戻ってはや7週間になろうとしているのに未だスイスから抜け出せないほどだ。記憶は常にその事を考える事によって定着するので、これほどスイスの事を考え続けたら、もう忘れる事は無いだろう。地名も今頃になってアタマに入った、ムリして現地の表記を書いたのも、スペルを覚えるというより地名をアタマに入れたかったからである。その成果は出た。

 でももうスイスから抜け出そう、願望希望だが、また行く事もあるだろう。その時にこの数週間に仕入れた(付け刃的)知識が役立つことを期待してスイス編に一応区切りをつける。あと2,3項目は書くつもりだが・・・・

 小鳥のえさは、腹持ちが良いので一掴み食べて暫らくすると腹が膨れてくる、山の非常食にもいい、またスイスでの行動食にも使えそうだ。その時は乾燥リンゴとかナツメなどの果物を追加しよう。