どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ライステラス

2005年08月28日 07時39分50秒 | 旅-マニラ
 いつものように早起きしてリサール公園の脇道を散歩する。屋台では道端にしゃがんで朝ごはんを食べている人もいる。パンデサルというパンが1個4ペソ、モノは試しと買い味見する、塩味でそれなりに美味しい。

 朝食はjollibeeでとりBunaue(バナウェイ)へ向けて出発した。長距離を走る事になるので早めの9時発。地図を拡大コピーしてきたので運転手に渡す、フィリピンの人でもルソン島中部まで知っているとは限らない、運転助手がその地図を参考にしてルートを指示しているようだった。基本的には国道を北へと走ることになるが、町を通過するとき次の町を目指して進むかの参考にしていたようだ。

 出発前運転手(名前を忘れてしまった。)がライステラスのあるバナウェイは高地で寒いので準備をしてきたと毛布を見せた、一緒にホテルに泊まろうと言うと笑いながら車で寝る、大丈夫という風なことを言う。
フィリピン人は厚かましく何でも要求する、というイメージを持たれがちだがこの方は全くその気配すら感じない。手配してくれたGさんの人徳だろう。

 彼はフィリピンで数人に奨学資金を提供していて、運転手の係累の子にも奨学資金を出しているとのこと。我々はその方の紹介なので丁重に扱っているのだろう、それに加えて根が温厚な性格であるように見受けられた。
食事の注文でも一汁一菜どころか白米におかず一品しか注文しない、もっと食べなさいとこちらが追加注文することがしばしばあった。

 フィリピンの町の入口はアーチがあり町の名前がデカデカと書かれている、それによるとBAMBAMGA、ARISTRO NUEVA VISAYAとかSAN JOSEとかを通ったようだ。BAGABAGUというところから暫らくして山道に入る。
途中の街で昼食を取る、jollibeeだ、朝もjollibeeだった、フィリピン最大のファーストフードチェーン店で、マクドナルドを押さえてトップになっているのが面白い。またjollibeeに対抗するためにマクドナルドに米のメニューがあるのには笑った。
ガンバレJollibee!

 山道を上って行く日も沈みそうだ、ホテルは飛び込みで探すつもりで予約はしていない。運転手が街の人に尋ねて小奇麗なホテルに到着、一人800ペソとのこと、運転手と助手も一緒の泊まろうと誘うが車で寝るという、遠慮しているのだろうか。そこで宿泊料相当額を現金で渡した。

 食事は定食が付いているが50ペソの追加料金を払えばバイキングになるとのことだったのでそのようにした。夜ホテルのロビーで民族舞踊が披露された、最後は飛び入り歓迎だったので一緒に踊った。泊り客は西洋人も多かった、ライステラスは世界的に有名なのだろう。来る道すがらライステラスが見えたが明日のビューポイントからはもっと凄い風景が見えるだろう。