ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

下田直子ハンドクラフト展へ・・・。

2014-02-05 16:18:28 | 思い出
昨日は、京都の伊勢丹まで遠路はるばる、「下田直子ハンドクラフト展」を友人と二人で見に行ってきた。
伊勢丹7階、下田直子さんの作品が350点展示されていた。
ニットデザイナーなので、セーター、カーディガンなどの洋服から、バッグ、アクセサリー、財布、
モチーフを作って、額装をしてあるものまで・・・。
凄い!手芸ではなくアート、芸術です。

ねこ吉が持っている著書に載っている作品も、実物を見ると、より素晴らしい。

下田直子さんは、ねこ吉より2つ若い。
文化服装学院ハンディクラフト科卒業だって。その後、ニューヨークに滞在、より感性に磨きをかけられ、
デザイナーとしての確固たる位置を確立されたんですね。

同じ時代を生きてきたねこ吉と何と違うことか・・・。

何の目標もなく高校に通っていた。
高2のとき、日番日誌を職員室の持って行ったねこ吉は、

「おい、ねこ吉。進路はどうするねん?」と、古文のオカモト先生に聞かれた。

「服のデザインとかするのが好きだから、デザイナースクールに行きたいです。」と答えた。

そこへ、数学のナカニシ先生がニタニタ笑いながら出てこられ・・・。

「ねこ吉、デザインは計算がいるぞ、計算が。」と言われた。

「止めます。」とねこ吉は即答した。

ねこ吉の数学の点数は酷いもので、計算は遅いし、間違うし・・・。

即、諦めたんだから、漠然としたものだったんだろうけど、あの時ナカニシ先生の一言が無かったら、
ねこ吉はデザイナースクールに行って、コシノヒロコか、ねこ吉か、有名デザイナーになってたかもしれない。
ナカニシ先生、貴方は、デザイナー誕生の芽を摘みましたね。

なんてことは、絶対ないな・・・。ねこ吉には力もなければ、根性もない。
ただ、ファッション、手芸が好きなだけ。平凡な人間だわ。未だに型紙を一人で作れないし・・・。

なんて、古い話を思い出し、ふと笑いながら・・・。

下田直子さんの作品を見て、刺激され・・・。
最近のやる気の無さに、自分で自分を叱り、もう一度、「何か」を作ってみようと考えた。

まずは、宿題のコートから縫おう。早く縫わないと、春が来て着られなくなるから。




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