
(虫が嫌いな方、ごめんなさい)
洗濯物を干そうとベランダに出たら、カナブンがひっくり返って手足をバタバタさせていた。
毎年よく見る風景だ。
6年前読んだ「老いのゆくえ」という本を思い出す。→「老いのゆくえ」
老人は転んで起き上がれなくなって、カナブンのように手足をばたつかせるそうだ。
筆者も人に助けられて起き上がり事無きを得たらしい。
布団を干したり、用事を色々して再びベランダに行くと、カナブンはまだあがいていた。
自分では体勢を元に戻せないんだなぁ。

ねこ吉はやがて行く道かと思うと切なくなって、ひっくり返してやった。

びっくりしたのかな?2,3歩歩いて、やがて羽根を振るわせて飛び上がり、あっという間にクスノキの並木の方に飛んで行った。

飛び立つ様子を撮ろうと思ったけど失敗。フェンスのガラスだけが虚しく写ってた。
瀕死かと思ったけど、まだまだ元気だったんだね。
生態は怖くて調べられないけど、甲虫類なので幼虫で地中に長くいたんでしょ?
地上に4,5日で子孫を残して死んでいくんだよね。
せっかく生まれてきたんだもの、もう少しこの世を楽しんで行ってね。
ねこ吉もいつかカナブンの様にひっくり返ったときに誰かに助けてもらえる様に、今日、徳を積んでおきました。ハハハ。

(また、ガザニアを写して見た。ちょっと禍々しい色で気になる花です。)
セミが鳴かないと心配していたけど、最近朝はうるさいぐらい鳴きだした。
西日本の梅雨明けは早かったけど、東日本の梅雨明けは今日のようだ。
義理堅い西日本のセミは、東日本の梅雨明けを待っていたのかも。そんな事はないか・・・。
よかったわ。「沈黙の夏」にならなくて。