
月曜日にイグレックプリュスに「夏のおもてなしシェフディナー」を皆で食べに行きました。

マァ、暑気払いとでもいったところでしょうか?
6時半に予約しました。我が家はいつも現地集合です。
ねこ吉は午前中から用事で京都に行っていたので、阪急電車で家を通り越して
三宮まで来て時間まで近辺をウロウロしていました。

たぬ吉は仕事を早めに切り上げて汗を掻き掻き、やってきました。

娘、息子はそれぞれどんな一日だったかは知りませんが・・・。
メニューは
前菜、パスタまたはスープ、魚料理、肉料理、デザート、パン、コーヒーまたは紅茶。
お料理の写真を撮ろうとカメラを出すと
「フラッシュたいたらアカンでぇ!」

まずは前菜から・・・。

これは「茨城産もち豚ロース肉の自家製ハムと香草オリーブマリネの取り合わせ」です。
文字で見るとご大層ですが、ソーセージというかパテというか・・・。それに水菜が少し。

息子は
「軽く火を入れたマグロのタルタル仕立て、プロバンス風小野菜の煮込みとトロトロ卵黄ソース」
を頼みましたが、長い長い名前のわりには、小さなガラスの器に入った
ほんの少しの料理に目が点になっていました。


これは「カラスミ・パルメザンチーズの自家製パスタ」です。
娘は「かぼちゃの冷たいスープ、粒つぶお米のパスタとコンソメジュレ添え」
息子は「小野菜とモッツレラチーズのスープ、パイ包み焼き」を注文しました。
カラスミは何処に入ってるの?探しても見つかりませんでした。

巾の広い手打ちパスタが、無駄に大きい円盤のようなお皿に少し。
息子がパイをフォークでつぶしながら、ハフハフいって食べているのをみて
選択を誤ったことに気づきました。

「サーモンとベーコン・ポテト包みグラタン仕立てパリパリクロカンとノワゼットソース。」
これは全員同じ物を注文したので横目で見てうらやましがることもなく・・・。


「牛フィレ肉のポテト・トロトロオニオンのパートブリック包み焼き、マスタードソース。」
バートブリックって?つまみ食いした息子が
「これ何やったかなぁ・・・。食べたことあるわぁ。」

「判ったぁ!家で春巻きしたとき、残った皮だけ揚げた奴!」


息子だけが「ホロホロ鳥のローズマリー風味ロースト、アイユの香りポテトと共に」を
注文しました。
ホロホロ鳥ってどんな鳥?
確か「愛染かつら」の歌に

泣ぁいてくれるなぁー、ホロホロ鳥よ



何だかんだと言いながら食べていたら、デザートになりました。
「ショコラのムース仕立て、オレンジのアイスクリームと共に」です。
娘は
「マンゴーとバニラのスープ仕立て、タピオカとフロマージュブランを浮かべて」を頼みました。
とても背の高いグラスに入ったジュースのようなデザートで
娘は「飲みにくい!」

仕方なく膝のあたりでグラスを持って飲んでいる様子は、
イソップ童話の狐と鶴のお話のようでした。
鶴はお皿で出されたご馳走が食べられず、狐は長いコップに入った飲み物が飲めません。
ここで今まで珍しく静かに食べていたたぬ吉が、イソップについてのウンチクを語り、
今日のディナーはお開きとなりました。
やたら聞いたことがないカタカナや、~仕立てとか、~と共に、~風が多いメニューで
長い長い名前に

レストランの手の内を見たような・・・。
