いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

自由主義的規制。 liberalize regulation

2023-04-17 20:21:27 | 日記
 (1)岸田首相が選挙応援の演説で訪れた和歌山市内での演説会場で、開始直前に聴衆の中から鉄パイプ爆発物のような物が投げつけられ爆発音とともに白煙が立ち込める(ニュース映像)事件が起きた。実行者とみられる者は周辺の聴衆、警備員によって取り押さえられたが事件の背後関係などはわからずに、安倍元首相の選挙応援演説中に銃撃された事件の影響もあり海外メディアも関心が高く速報として伝えた。

 (2)コロナによる海外からの入国規制も大幅緩和されて、訪日客が増えて経済効果も期待される中で起きた事件であり、安倍元首相、岸田首相が相次いで選挙演説会場で狙われるというショッキングな事件は比較治安が良いという日本社会のイメージに不安を持たせるもので、5月のG7広島サミットを控えて日本社会にとって弱点を突かれた神経を逆なでする事件となった。

 (3)群衆警備ということになれば、正月の初もうでで高見櫓(やぐら)の上からの警備員による指示、警備を思い浮かべるが、高所からの警備は聴衆、不審者の動きがよくわかり、聴衆、不審者にとっても上から目線で見られていることは相当のプレッシャーになり、安全、犯罪抑止、防止には高い効果がある。

 (4)しかし選挙演説ということになれば候補者、応援演説者にとっては広く支持を集め、政策理念をよく理解してもらうことが第一の目的であり、あまりに規制されている抑圧的、堅いイメージはとりにくいこともあり、ましてや上から目線の監視的な警備はとりにくい。
 しかも選挙応援演説は通常は1か所ではなく複数個所をはしごでかけ持ちすることが多く、それぞれに強固な物理的な警備体制を敷くことはむずかしいことがある。

 (5)今回の事件の背景はまだわからないが、安倍元首相、岸田首相と同じような選挙テロ事件が起きており、社会の注目を集めるための社会の混乱を狙った類似性のマネた事件が続く懸念もあり、社会としても注意、警戒が必要だ。

 (6)自由主義(liberalism)社会は国民、市民はより自由で自主的、自立(律)的、自発的権利、生活が保障されるもので、国家権力からの干渉をみだりに受けないことが基本であり、その基本のなかで初もうでなどの特殊事情に対する安全対策のように選挙応援演説も少なくとも当面は上から目線の聴衆、演説者の安全第一の現場主義を実施すべき状況の日本社会である。
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