いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

移動ツールのバリアフリー

2009-07-02 20:04:46 | 日記
 驚いた。じゃ、済まないこと。高齢者の運転する車が駐車場から、いきなり
歩道を突っ走って、人をはねる事故。
 ドライバーは、本当かどうか、車を運転していたことも覚えていない、と言
っている。(現在報道)

 これから、高年齢化社会の日本。高齢になれば、移動手段に必要な車の利用
価値も大きい。
 昨年の75歳以上の免許所有者が300万人強。もちろん急増中。この年齢
層のドライバー事故も増加中。
 
 そこで、免許更新時に、この年齢層を対象にした念入りな特別の機能検査を
実施して、その適正を判定することになった(6月1日施行)。
 
 そもそも、老若男女を問わず、ハンドルを握ると人が変わる、ということが
言われ、メカニカルなスピード感覚というものは、人のネイティヴな機能感覚
を超えた異常な領域の世界があるようだ。
 交通事故が日常というのに、重大な危機意識がない日常にも不思議。

 現状をみれば、ドライバーすべてに、科学的、医学的な運転適正レベルの判
定が必要。全然、ドライバーの自主性にまかせる訳にはいかないモラルハザー
ド。

 そして、感覚、機能が確実に劣化して、「運転していることも覚えていない」
高齢者対策にも、当然、科学的、医学的な入念なチェックが必要だ。
 20分程度の判断力、記憶力の認知機能検査で、これだけで運転適応の安全
性をどれだけ正確に表現できるのか。あやしい。

 だから、当面は、高齢者の自主的な判断による免許返納を促してのネガティ
ヴな安全対策となった。
 高齢になるほど、移動ツール(手段)としての車の利用価値も高くなり、そ
のギャップ。どうする。

 まずは、機能検査の判定に科学性、医学性を取り入れて、その基準を明確に
して、劣化からくる「技術の教育」を充実すること。その整備が急務。
 
 そして、高齢者に必要な移動ツール(手段)のバリアフリー化に向けて、
社会資本の環境整備もこれから必要となる安心、安全の社会。
 どうします。
 

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