いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

NHKとIoT。 NHK and internet of thing

2018-11-28 20:05:47 | 日記
 (1)NHKは唯一放送法にもとづき視聴者から受信料を徴収して放送する媒体で、全国に受信基地施設を持ち同一番組を全国向けに放送する技術組織力を持つ。民放が少ない時代にはそれなりの放送使命、役割も大きかったが、今や情報化時代、社会でネットでNHK番組を見ることができる時代でパラドックス(paradox)としてスマホだけ見てTV番組は見ない世代も増えている。

 (2)NHKは情報化時代の対応としてネット常時配信を検討して「ネット受信料」を徴収(報道)する意向といわれる。どこまで視聴者を追いかけて無理矢理に受信料を課して収入をあげるつもりなのかとあきれるばかりだが、そのためか今回受信料を年間700円程度値下げする。

 受信料収入(約7060億円ー報道)の4.5%にあたる値下げになるので、政府の消費増税対策のキャッシュレス還元率5%に近い規模のものだ。

 (3)NHK受信料の不払い訴訟の裁判でこれが違法と判決されて途端に受信料支払いが増えて、かねてから受信料値下げが話題になりながら情報化時代のネット配信などの新規事業への参入の将来投資を理由に値下げは実現せずに、ネット放送環境も整って収入も増えてようやく値下げに踏み切ったというところだ。

 (4)NHKは放送黎明(れいめい)期にはそれなりの使命、役割も果たしてきたが、今や地上波にBS、CSと放送も多機能性を持ち時代はTV離れでPC、スマホ主流のネット全盛時代を迎えている。
 NHKだけ受信料を強制的に徴収して放送番組を提供する時代でもなく、NHKも民営化して公平、公正、平等な放送イズムを確立すべきだと書いたが、NHKの放送使命、役割は終えている社会構造だ。

 (5)スポンサーの意向に影響されない番組づくりの必要性も考えられるが、パラドックスとして政治、政権の意向に配慮した、偏向(bias)した報道番組づくりの懸念も指摘されており(政治、政権からの圧力発言もある)功罪相半ばする。

 自動車でも走行距離に合わせて課税する方法論(methodology)も考えられて、TVはほとんどニュース報道番組しか見ないものにとってはせめてそれに見合ったNHK受信料支払い制度がないものかとも思う。

 (6)電気、ガス使用料もネット端末で企業が把握するIoTシステムもあり、TVもNHKの受信時間管理で受信料を支払うという制度ができないものかと思うが、しかしNHK受信料制度がある以上定額で自由に無制限で受信できるのが魅力ということもいえる。

 NHKが受信料値下げでどう変わるのか、NHKも変わることが求められている時代だ。

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