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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

古い日本の時代観。 a view of the times of old japan

2025-03-28 20:43:34 | 日記
 (1)戦後の高度経済成長に日中国交回復、沖縄返還、日本列島改造論とドラスティック(drastic)に続いた政治も、田中角栄元首相のロッキード事件5億円賄賂裁判で元秘書の妻が「ハチの一刺し」で公判で重要証言をして田中元首相を有罪に導いて日本の政治もこんなものかと思わせたのと同じ思いをしたのが、構図のよく似たフジHD日枝取締役の退任だ。

 (2)一タレントの不祥事が発端となってフジTVの対応が問題となり、78社、4法人、3美術館の13000人を抱えるフジ・サンケイG代表として長らく君臨してきた日枝氏が退任に追い込まれた。日本人的体質、風土、国民性、社会思想性を思わせるもので、古い日本の時代性、社会性が残ったままの栄華からのあっけない転落であり、幕切れだった。

 (3)近代日本は戦後の圧倒的な人口増加の団塊世代による高度経済成長から男女共同参画時代、女性の社会進出、多様性共同社会観の中で少子高令化を迎えて、政治が的確に対応できずに先行きが見通せない手詰まり感がある。
 政治、社会の中に古い日本の成功例、時代観が残ったまま依然として勢力を維持して存在している時代遅れが問題として噴出したのが、メディアという近代社会を推進するようで情報、報道企業のもろくも不確実なフジTV、HDで起きた実力者の退任だ。

 (4)4月から3月で補助金が終了する電気、ガス料金が値上がりする。さらにコメ、野菜、卵など4000品目(報道)で値上げが続く。円安効果が続き、大きく、何もしない石破首相は来年度予算案審議中に思わず予算成立後にも強力な物価高対策をすると発言して何のための政府来年度予算なのか野党からはさらに修正を求められる始末だ。

 (5)バブル格差社会と書いたが、変なバブル観が支配して賃上げも物価高もで4000品目も値上がりが公然(平然かどうかはわからないので)と伝えられて、フワフワと現実的でない浮かれ気分が伝わってくる。
 時代がどこかに逆戻りしているような錯覚、変な気分で日本は前に進んでいるのか、古い日本の時代観が顔を出して日本を時代を押しとどめている。

 (6)日本も世界も変わらなければならないけれども、それを押しとどめるものもあり、誰かが責任をもって変えていかなければならない。政治であり、経済であり、社会であり、国民だろう。

 
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