いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

あの頃に戻ろう。 go back at that time

2024-10-05 20:58:56 | 日記
 (1)石破茂さんとして一番印象に深いのは、本格的政権交代の民主党政権時代に野党自民党として安倍総裁のもとで幹事長を務めて、12年解散総選挙では幹事長として夜行列車を乗り継いで精力的に(映像報道)全国選挙応援をして回り、自民党を大勝に導いて安倍政権復活につながったことだ。

 (2)石破さんは今回裏金問題で崩壊した自民党は(自らに対してもだと思うが)、「あの頃」に戻らなければならないと述べていた。総裁選中だったと思うがまだ決意がみえる発言、言葉だった。その後自民党総裁になり、石破首相として4日に臨時国会で所信表明演説を行った。

 (3)はじめに裏金問題に対して国民の信頼を取り戻し、安心と安全をもたらす社会を実現するとしてまずルールを守ると述べたが、自民党は裏金問題で処分を受けた議員を原則として公認し、比例との重複も容認する方針(報道)だ。
 これが自民党の「ルール」だとすれば、「あの頃」の夜行列車を乗り継いでの当時の石破幹事長の思い、決意は何だったのか、と問いたい。

 (4)所信表明で述べた5つの「守る」(ルール、日本、国民、地方、若者・女性)は言葉はいいが、まずは古い自民党体質、体制を「守る」のでは「あの頃」は遠すぎる。
 おわりに政治に対する信頼を取り戻し、日本の未来を創り、日本の未来を守る決意を述べて、しかし精通しているといわれる防衛(米国との核共有、地位協定、米国本土の自衛隊基地など)のこれまでの重要発言には触れずに、自ら幹事長として自民党を大勝に導いた12年安倍政権復活後としての最長となる9500字(報道)の所信表明は「作文」の香りしかしてこないものだ。

 (5)かっての米国には新政権に対してはメディアなどが100日は厳しい論評を控えるところがあったが、現世界は国際情勢、政治、外交、軍事、経済がめまぐるしく変化し、拡大し、対策、対応に追われて留まる暇がない時代で、「きれいごと」を並べている場合ではない。

 (6)石破首相が言うように夜行列車を乗り継いで全国を回った「あの頃」に戻って自民党を大改革し、政治、国民に向き合わなければならないだろう。
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