(1)日本は明治150年を迎えてどういうつながり(思想的背景)があるのかわからないが、安倍首相は明治神宮を参拝し、欧州は第一次世界大戦の終結から100年を迎えてパリでは仏独露ほか米トランプ大統領も参加して記念式典が雨の中開催された。
主催者側の仏マクロン大統領は記念式典で今の政治状況は第一次世界大戦前と似ている(報道)と危機感を示して、トランプ大統領の保護主義、米国第一主義、人種差別主義の政策を批判した。
(2)トランプ大統領は仏マクロン大統領との会談ではひときわ渋い表情をあらわにして不満を示し、その後平和フォーラムは欠席し、雨の悪天候を理由にしてヘリでいく予定だった米戦没者墓地への訪問を取りやめて、早々に帰国した。
何のためにパリまで来て第一次世界大戦終結100年の記念式典に出席したのか、トランプ大統領の子どもじみた判断、行動には疑問がもたれるが、欧州とは貿易、イラン核合意、気候変動協議、イスラエル肩入れであつれきが進んでおり、早々の帰国は考えられないこともなかったがこれならわざわざパリまで来ることもなかったあきれた行動に映る。
(3)帰国すればしたでねじれ議会が待ち受けて厳しい政権運営が立ちはだかることになる。トランプ大統領が中国、露の軍拡路線に対して核兵器制限条約からの撤退を示唆して、米国はあらたな核戦術、核開発を進めるとして今や「新冷戦」(a new cold war)といわれる国際軍事情勢がみられる。
中国は南シナ海国有化支配を進め海軍力に宇宙開発増強で米国に対抗する軍事力、軍拡路線を進み、露はNATOへの対決姿勢を強めて戦闘機、ミサイル開発に勢力を注いでいる。
いつしかかってのような米ソ冷戦時代に逆戻りする米中露の「新冷戦」を迎えているという危険性だ。
(4)問題は当時のように冷戦を終結しようという政治指導者がいない今日的政治状況がある。上述のようにトランプ大統領は保護主義、米国第一主義で自国利益最優先を主張して再び核戦術、核開発増強に乗り出しており、南シナ海、黒海で中国、露軍と戦闘機の異常接近(報道)など威圧、けん制、挑発戦を展開しており、一触即発の危険も伝えられて、1945年第二次世界大戦終結後に中東、アフリカの内戦、紛争は続いても米中露軍事大国が表立って対峙、対決することもなく73年経過してきた、ある意味国際協調平和に慣れ切った世界がじわじわと「新冷戦」時代を迎える迫ると
いう深層の危険性が感じられる。
(5)かっての米ソ冷戦時代キューバ危機のように米国ケネディ大統領にソ連フルシチョフ首相の指導力で軍事対決解決に向かわせた時代と違って、今はトランプ大統領が自国利益最優先にこだわり中国、露の軍拡に対抗し、米中貿易戦争で終わりの見えない対立にエスカレートさせている中で世界的危機を仲裁する、調停する指導者も見当たらずに、せめて仏マクロン大統領がこれが第一次世界大戦前の状況と似ているとして自制を求めようとした記念式典だ。
主催者側の仏マクロン大統領は記念式典で今の政治状況は第一次世界大戦前と似ている(報道)と危機感を示して、トランプ大統領の保護主義、米国第一主義、人種差別主義の政策を批判した。
(2)トランプ大統領は仏マクロン大統領との会談ではひときわ渋い表情をあらわにして不満を示し、その後平和フォーラムは欠席し、雨の悪天候を理由にしてヘリでいく予定だった米戦没者墓地への訪問を取りやめて、早々に帰国した。
何のためにパリまで来て第一次世界大戦終結100年の記念式典に出席したのか、トランプ大統領の子どもじみた判断、行動には疑問がもたれるが、欧州とは貿易、イラン核合意、気候変動協議、イスラエル肩入れであつれきが進んでおり、早々の帰国は考えられないこともなかったがこれならわざわざパリまで来ることもなかったあきれた行動に映る。
(3)帰国すればしたでねじれ議会が待ち受けて厳しい政権運営が立ちはだかることになる。トランプ大統領が中国、露の軍拡路線に対して核兵器制限条約からの撤退を示唆して、米国はあらたな核戦術、核開発を進めるとして今や「新冷戦」(a new cold war)といわれる国際軍事情勢がみられる。
中国は南シナ海国有化支配を進め海軍力に宇宙開発増強で米国に対抗する軍事力、軍拡路線を進み、露はNATOへの対決姿勢を強めて戦闘機、ミサイル開発に勢力を注いでいる。
いつしかかってのような米ソ冷戦時代に逆戻りする米中露の「新冷戦」を迎えているという危険性だ。
(4)問題は当時のように冷戦を終結しようという政治指導者がいない今日的政治状況がある。上述のようにトランプ大統領は保護主義、米国第一主義で自国利益最優先を主張して再び核戦術、核開発増強に乗り出しており、南シナ海、黒海で中国、露軍と戦闘機の異常接近(報道)など威圧、けん制、挑発戦を展開しており、一触即発の危険も伝えられて、1945年第二次世界大戦終結後に中東、アフリカの内戦、紛争は続いても米中露軍事大国が表立って対峙、対決することもなく73年経過してきた、ある意味国際協調平和に慣れ切った世界がじわじわと「新冷戦」時代を迎える迫ると
いう深層の危険性が感じられる。
(5)かっての米ソ冷戦時代キューバ危機のように米国ケネディ大統領にソ連フルシチョフ首相の指導力で軍事対決解決に向かわせた時代と違って、今はトランプ大統領が自国利益最優先にこだわり中国、露の軍拡に対抗し、米中貿易戦争で終わりの見えない対立にエスカレートさせている中で世界的危機を仲裁する、調停する指導者も見当たらずに、せめて仏マクロン大統領がこれが第一次世界大戦前の状況と似ているとして自制を求めようとした記念式典だ。