いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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米国の物資空中投下作戦。 drop commodities in the air of america operations

2024-03-05 20:12:28 | 日記
 (1)米国がガザ地区への人道支援物資の航空機による空中投下を開始した。状況はイスラエルがガザ地区北部から避難民が集中する南部への戦線を拡大して、民間人の犠牲、被害が増大して米国が支援物資の空中投下、海上からの物資搬入を実施している。
 「米国たるもの」が人道支援物資の空中投下という古典的な対応をするのか、正規のルートを使って堂々とガザ地区への人道支援物資を送り届けれないとは情けない。

 (2)米国はイスラエルの自衛権を容認して相互の人質解放の休戦は支持しても、停戦には反対してイスラエルのハマス攻撃を支持しているからだ。それにしても米軍がイスラエルとハナスの間に割って入ってでも仲介をして堂々と人道支援物資を届けるけることができないのか、米国の役割だ。
 ベトナム戦争ではアジアの共産化に反対して南ベトナム政府軍を支援して米軍を投入して、イラク戦争では米軍による軍事侵攻でサダト大統領打倒を進め、アフガンでは国際テロ組織殲滅に米軍を投入するなど世界の政治闘争、戦争、戦闘で米軍を投入してきた米国が、イスラエルとハマスの戦闘に対してはバイデン大統領の戦略、戦術に一貫性がなく決め手を欠く。

 (3)当初はバイデン大統領はハマスのイスラエル越境攻撃に対するイスラエルのガザ地区地上侵攻攻撃に対してイスラエルの自衛権を支持し、ハマスとの戦力の違いから戦闘は短期による決着を見込んだのではないか。
 しかしガザ地区に縦横に張り巡らされたハマスの地下通路の影響かハマス殲滅には至らずに民間人の犠牲、被害者は増えるばかりで物資も不足して、戦線はガザ地区北部から南部に拡がり国際社会、米国内から批判、非難が大きくなりバイデン大統領もイスラエルに休戦に応じるように進言しているがイスラエルは応じる気配はなく、バイデン大統領の一貫性のない判断、決断で混迷を深めている。

 (4)米国はバイデン大統領が他国への米軍の派遣を自粛する方針を示して他国からの米軍撤退を進めているが、民間人の犠牲、被害が増え続けるイスラエルとハマスの戦闘拡大を阻止しようとすればここにこそ米国の陸海空軍を仲介で投入することは役割であり、支持されるものだろう。

 (5)バイデン大統領が手をこまねいてガザ地区の人道支援物資の空中投下をするというのも、「米国らしからず」、「米国にあるまじき」自ら招いた古典的な苦肉の策であり、バイデン大統領の判断に疑問はある。
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