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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

カストロ・キューバン・ボーイズ。 castro cuban boys

2021-04-21 20:26:53 | 日記
 (1)カストロ兄弟による62年のキューバ社会主義革命統治支配が終焉する。アルゼンチンの医師チェ・ゲバラは貧困層の誰もが平等に教育、医療が受けられるようにカストロ兄のキューバ革命闘争に参加してカストロ兄とともに革命闘争を主導して59年にキューバ革命を実現した。

 しばらくは閣僚としてカストロ兄革命政権を支えたが、世界中の誰もが教育、医療を十分に受けれるよう再びゲリラ革命闘争に転じてアフリカ、中南米を主戦場としてゲリラ革命闘争中にボリビアで死亡した。

 (2)カストロ兄国家元首は無償の教育、医療制度などの充実に努めたが、旧ソ連が米国の喉元のキューバにミサイルを配備しようとして安全保障にかかわる重大事件としてケネディ政権が海上封鎖で阻止して、その後キューバは米国から厳しい経済制裁を長く受けてきた。

 その旧ソ連は崩壊して米ソ冷戦時代は終わり、中国は市場経済導入によりGDP2位の経済大国となり、社会主義国キューバは世界から孤立して国内経済は疲弊してIT化も進まずに時代に乗り遅れて国民生活は困窮している。

 (3)カストロ兄政権を引き継いだカストロ弟第一書記政権は15年オバマ政権と米国との国交回復を実現したが、その後の発展的戦略、展望が見えずに機運は尻すぼみとなり成果につなげられなかった。

 教育、医療の無償化は日本でも義務教育の無償化、高校授業料の無償化が実施されており、北欧、豪では高い日本でいう消費税率還元で医療の無償化も実施されて社会主義国だけの理念、思想ではなくなっている。

 (4)貧困層もすべて教育、医療が受けれるには国家財政、国民収入の安定も必要で、米国の長い厳しい経済制裁が続き国内経済が疲弊して国民生活が困窮している世界から孤立しているキューバでは実現性はむずかしい。

 革命理想に望みをかけたチェ・ゲバラが今もし生きているとすれば、民主主義と社会主義の政策的融合、高令化社会による世界的な社会保障政策の重要性、必要性をどう見るのか、今でも貧困層はひろがり教育、医療を受けれない人々は多い。

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