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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

祝日を考える。 think of a holiday

2018-05-10 20:16:48 | 日記
 (1)最近の学生は早い就活を経て準備万端就職したのはいいが、数年内に退職、転職する比率が高いといわれて、辛抱が足りないのか、企業活動が当初の見込み、目的とあまりに違っているのか原因はさまざまあると思えるが、少子化で国、社会を支える若い人材に期待せざるを得ない状況の中では残念な傾向である。

 (2)かっては五月病といわれる入学、入社の4月は希望いっぱい、やる気いっぱいで無我夢中で言われるままに過ぎて、ゴールディンウイークが過ぎると反動としての喪失感に襲われてやる気が失せるという失望感だ。

 最近はあまり五月病という言葉は聞かれなくなったが、丁度今頃のことで入学、入社の若者はいかが過ごしているのだろうか。

 (3)そうしていたら「五月病は6月のせい」というコラム記事があった。5月のゴールディンウイークが過ぎて、さて6月の楽しみはと見ると祝日がない月で「これからしばらくは楽しみがないような気になる」(コラム記事)のが五月病の原因ではないのかという分析で、このコラムは6月にも祝日があれば若者の喪失感、やる気失望(本ブログ注)による経済的損失も抑えることができるのではないのかと書いている。

 (4)極めて短いスパンでのやる気失望感だが、数か月ガンバレば夏の休みがやってくることを考えて(夢見て)乗り切ることができないのか、乗り切る若者も多いとは思うが祝日もあれこれ増えてあまり基準もわからないものもある。

 かっては高度経済成長時代で団塊世代の大量の労働力を背景に長時間労働が当たり前の苛酷労働時代もあったが、経済成長もひと回りすると豊かな生活実感の中でゆとり生活を楽しむ余裕も出てきて、そこそこ働いて余暇も楽しむことが人間的な生き方という風潮も生まれた。

 (5)ゴールディンウイークの間の平日を休みにする法律化、海の日ができれば山の日の祝日もできるというちょっと祝日の意味合いもよくわからないものもあり、つまりは祝日を増やして余暇を十分楽しんでもらおうという政治の配慮だ。

 特に歴史的意味のある祝日以外は、祝日をその週の月曜日に移動して土、日、祝日の3連休を実現してもいる。また祝日が日曜日と重なると振替休日として月曜日を休日にする制度もある。

 (6)そういう祝日が6月にはひとつもないことが五月病の原因というコラム記事の分析だ。祝日の意味、意義を考える歴史的休日もあり、一方で何の祝日という実感のない休日もある。

 四季のある農耕民族としての伝統日本としての春分の日や秋分の日は季節の変わり目、収穫の目安としてまた正月のような役割もあるのだろうが、近代日本においてはあまりすんなりとは脳裏に入ってこない祝日だ。

 (7)5月のゴールディンウイークも4月年度始まりの日本では1か月して数日間から1週間程度の連続の休日がくるというのも、新人にとってはやる気持続に影響していないのか。

 季節も気候もいい頃合いで、そのまま勉学、仕事に励む、取り組むリズムの方が気持ちが乗りやすい、過ごしやすいともいえる。

 (8)5月のゴールディンウイークがなければ勉学、仕事にも慣れて目標が夏の休みに向けて立てやすい、ガンバレるのではないのかと詮索したくもなる。
 5月のゴールディンウイークに五月病の原因があると思うが、いかがでしょうか。

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