トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ウワミズザクラ

2024-04-17 | 樹木 草花


ブラシのような形の花序が面白い
サクラの仲間(サクラ属)で、ウワミズザクラ亜属に属する
この仲間は花が長い総状の花序に密集して付くのが特徴

バラ科の日当たりの良い谷間などに生える落葉高木
高さ20m程になる
葉は互生し、葉身は10cm程の卵状~卵状長楕円形
先端は尾状に尖り、基部は鈍形~円形、縁には細くて鋭い芒状の鋸歯がある
樹皮を傷つけるとクマリンの強い香りがする

花期は4~5月
葉の展開後に開花する
新枝の先から伸びた8~15cmの総状花序に白い花が多数密集して付く
花序の下部には葉が3~5個付く(イヌザクラは付かない)
花は6mm程で、花弁は5個、長さ3mmの倒卵形で先は丸く、縁には歯芽状の鋸歯が少しある
雄しべは葯30個有り、花弁より長く突き出る

果実は核果
8mm程の卵形で、8~9月頃に赤色から黒色に熟す
果実は食べられ、果実酒にすると香りと色がとても美しい
蕾を塩漬けにしたものは、杏仁香(あんにんご)と呼んで食用にする
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アジアイトトンボ | トップ | モクレイシ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

樹木 草花」カテゴリの最新記事