備えよ常に! 備えあれば憂いなし
スイスのジュネーブで開催された世界保健機関
(WHO)総会で、中国代表は5月27日に海洋への
原発汚染水排出を決めた日本の一方的な決定に
強い反対を表明し日本政府を批判。
中国代表は[福島第一原発の汚染水が安全で
あれば、日本はなぜ自分たちで使用せず、
なぜ農業用水や工業用水としても使用しないで、
自国の湖などに排出しないのか]と指摘し、
更に[日本はこれに対して責任ある説明を
行うべきだ]と主張した。
科学的に安全性が確認されているから、海洋
放出を選択したのであって、処理水の利用は
水不足の中国では成り立つ話だが、水資源が
豊富な日本では、別次元で成り立たない話だ。
福島第一原発は、年間放出総量を22兆ベク
レル以下に抑える計画で、放出後のトリチウム
濃度は、世界保健機関(WHO)などの基準を
はるかに下回る。
だが、日本を一方的に非難する中国の実態は
どうなっているのか。
日本政府が、中国国内の公表資料を基に
作成した資料では、どの顔をして日本を
非難しているのかといえるひどい実態が見える。
中國の原発が放出しているトリチウム濃度は、
*2020年 浙江省・秦山第三原発
約143兆ベクレル、
*2021年 広東省・陽江原発
約112兆ベクレル、
*2021年 福建省・寧徳原発
約102兆ベクレル、
*2021年 遼寧省・紅沿河原発
約90兆ベクレル
中國の原発は、福島原発の4倍から6倍を超える
濃度のトリチウムを放出しながら、周辺国の
合意もなく、説明もなしに好きなように
放出を続けているのだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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