備えよ常に! 備えあれば憂いなし
今年7月、韓国国内紙が[ソウルのマンション
価格7週連続で下落、下落幅も拡大]と報じた。
住宅は、絶対数が足りず、買えば必ず値上がり
して儲かるという神話が長く続いていた中での
報道で、疑心暗鬼の人や慌てる人も出ただろう。
韓国では、不動産バブルが長く続き、文在寅
政権時には2倍にも値上がりしたとされる。
多くの若者が、金融緩和で銀行からお金を
借りやすくなったことも重なり、担保物件も
なしに借金をして不動産投資をする人が続出。
これまでもバブル崩壊予想が話題になり、
メディアも値下がりを伝えていたが、値下がり
幅もコンマ以下の比率で、不安を煽ることも
なく、地域的には値上がりもあり、なんとなく
安心感があって、値下がりは他人事であった。
春以降、ウクライナ侵略開始によるエネルギー
価格上昇や物価の急上昇、ウオン安も重なって
韓国銀行は、7月に基準金利を1.75%から0.5
ポイント上げて2・25%に、8月にも0・5%引き
上げて2・5%とした。
予測されていた住宅ローン金利の上昇もあり、
不動産市場は7月に入って一気に急落。
急激な金利上昇と住宅価格下落懸念で手持
不動産を売ろうとしても、既に遅く住宅需要が
低下し、住宅取引も激減。
住宅価格の急落で、売買をする当事者の間で
模様眺めの状態に陥り、取引が進まない。
住み替えを計画していても、住んでいる住宅が
売れず、住み替えも出来ず、一定金額の保証
金を払って住んでいた[チョンセ]契約の借家も
新たな借り手が現れず、保証金の返済も受け
られず、引っ越しも出来ない。
8月の月間不動産取引件数が、昨年7月の
ピーク時に比べて7分の1に激減して、凍り
付いた状態に陥っているという。
文在寅が、如何に無策で、住宅価格の暴騰を
許して来たかが判ると批判が強まっている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?