再建のための計画書の提出を求められていたビッグ
スリーは、2日までにそれぞれ再建計画書を米議会に
提出しました。
3社の総額は340億ドル(約3兆2500億円)に達し
中でも注目のGMは、180億ドル(1兆7000億円余)を
要求しています。
そのうち40億ドルは緊急性を有していて、今年末までの
資金ショートに備えるものです。
待ったなしの状況に立たされて居ることになります。
計画案には、車種の削減、300億ドルの債務削減計画
更なるリストラなどが含まれて居ます。
3、4日に米上下院で公聴会が開かれて、提出された
再建案について説明を求め、その後実効性についての
判断がなされて、計画が妥当と判断されれば、来週から
いよいよ金融支援策の具体案の審議が始まります。
もし、不調に終り破綻することになれば、実体経済に
与える影響は多大であり、また、消費行動や経済活動に
対する心理的なマイナスダメージは計り知れません。
しかしながら、世論調査では、支援すべきだとする人が
35%に対して、48%もの人たちが、支援しても税金を
食いつぶすだけで、経済全体の利益にならない、或いは
3社だけを特別扱いするのは自由競争の市場経済に
矛盾するとして反対しています。
景気対策が最優先である米政府にとっては、非常に
難しい立場に立たされることになります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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