6月11日に開催された地震調査委員会で、国土
地理院や防災科学技術研究所の観測データが
示され、6月初めから房総半島ではGPSによる
観測で地盤が南東におよそ1㎝ずれ動く変化が
捉えられたことが報告された。
これを受けて調査委員会は、地下のプレートの
境界がゆっくりと滑りながらずれ動く「スロー
スリップ」と呼ばれる現象が起きているとして
今後の地震活動に注意するよう呼びかけた。
気象庁は、6月に入って千葉県東方沖で小規模な
地震が相次いでおり、3日に千葉県で震度1の
揺れを観測していると発表。
この現象は数年おきに発生しており、周辺の
地震活動が活発になることが確認されている。
最近では、4年前の平成26年1月、千葉県で
震度3の揺れを観測する地震が2回発生したほか、
平成19年8月には震度5弱の地震も発生している。
6月11日の調査委員会が注意を呼び掛けた
翌12日05時09分ごろ、千葉県東方沖(北緯35・2度、
東経140・6度)、深さ約20㎞を震源とするM4・9の
地震が発生し、勝浦市などでは震度3を観測。
調査委員会は地震後に、「昨日の会合で指摘した
通りに地震が起きたといえる。今回は震度3
だったが、今後はより揺れの大きい地震が起きる
可能性もあるので、地震活動に引き続き注意して
ほしい」と改めて注意を呼び掛けた。
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