備えよ常に! 備えあれば憂いなし
2023年初、中国国内では都市部を中心に
国民の50%、地域によっては80%が新型コロナ
ウィルスに感染したと報じられている。
中国政府は、去年12月14日から毎日行っていた
感染者数と重症・死亡者数の公表を停止した。
12月下旬に、ネット上に流出した国家衛生と
健康委員会の内部資料によれば、12月1日から
20日まで、全国での新規感染者数は2億4800
万人に上り、20日の1日だけで3700万人の
人々が感染している。
既に、手が打てない状況になっている。
だが、流出した中国政府の内部文書によると、
習近平は、3年間続けた厳格なゼロコロナ政策に
より、体制維持が危ぶまれる事態を懸念し、
政権崩壊を防ぐため、厳しい感染対策ゼロ
コロナの放棄に政策転換をしたという。
御用学者、鍾南山に[オミクロンは怖くない。
コロナはただの風邪]と言わしめ、予防戦も。
先が見えない経済の沈滞からの脱却に向けた
政策で、厳格な規制下からスムースなウィズ
コロナを経た経済の平常化には時間を要する
ことに焦った習近平が、無謀なぶちまけに
よる自然免疫獲得策に賭けたと言えそうだ。
党上層部が、地方政府に出した[指示文書]には、
政権維持のためにいち早く経済活動を再開する
対応を急ぐ指示があるという。
更に、自然免疫獲得のために、[国民には
『とことん感染』させていち早く感染ピークを
乗り越え、両会(今年3月開催予定の中国人民
政治協商会議及び全国人民代表大会)前には
集団免疫を獲得」させるよう指示したとされる。
ついこの間までは、感染者を出すと厳しく
咎められていた地方政府トップは、今、感染率が
低いとして叱られ、感染を急げとの檄に頭を抱える。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?