一般的に、腎臓は血液をろ過して、血中の
老廃物を除去して、尿造り出し、体外に
排泄する機能を備えた臓器としか理解して
いないが、腎機能が損なわれると様々な
形で、身体に異常が現われる。
腎臓が備えている機能の中には、体内の水分
調節や、塩分やカリウムなどの電解質の
濃度調節、酸性物質の排泄、血圧などに
関係するホルモンの分泌、更にはビタミン
D3の活性化で骨代謝にも関わるなど、
多くの働きをしていると指摘されている。
腎機能が低下しても、自覚症状としては
現われにくく、また、むくみや倦怠感などで、
身体の異変に気付いた時には、既に腎不全の
一歩手前のことが多いので厄介だ。
加齢とともに、腎機能も衰えを見せるが、
一方で高齢者で、突然に原因不明の腎不全が
判明する人も増加しているとされる。
こうした人の中には、少なからず長年に亘り、
高血圧の管理が不十分であったために、腎
機能が低下した人が含まれるとされる。
腎臓は、塩分やカリウムなどの調節や血圧に
関わるホルモン産生などの機能を備えるため、
高血圧で腎臓がダメージを受けると血圧を
さらに上昇させる悪循環に陥ることとなる。
提唱されている腎機能維持のまとめとして、
*10年後を見越して早めに機能低下を止めよ
*腎臓は機能が落ちても自覚症状がない
*むくみ、倦怠感の異変は腎不全の一歩手前
*健診のタンパク尿は原因究明が重要
*予防に塩分制限、高血圧の管理が不可欠
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