備えよ常に! 備えあれば憂いなし
近年、中国の習近平が主導する[一帯一路]構想の
一環として、重要な拠点と位置付けるインド洋に
面したグワダル港湾開発を含む大規模開発
プロジェクトの[中国パキスタン経済回廊]
(CPEC)を非難している、イスラム武装勢力
[イスラム国ホラサン州(IS-K)]がテロ行為を
繰り返している。
IS-Kは、アフガニスタンを主な拠点とする
ISILの関連組織で、[習近平の中国の夢は中国
帝国主義の白昼夢に過ぎない]と主張し、中国が
進める一帯一路プロジェクトを攻撃対象にする。
CPECの主着地点のグワダルが存在するバル
チスタン州等に多く住むバルーチ人による
パキスタンからの分離独立を目的とした
[バルチスタン解放軍](BLA)等の過激組織が、
治安機関、同州政府、インフラ等を標的と
したテロを繰り返している。
2021年8月には、BLAが中国人が乗車する
車両を標的とした自爆テロを実行し中国人
2人が死亡しており、2019年5月にも5人が死亡。
パキスタン北西部を拠点とする[タリバン]
支持勢力[パキスタン・タリバン運動](TTP)は
2021年には、200件を超えるテロ行為を起こし、
また南部のBLAも77件のテロ行為を繰返した。
ISKは、中国国内の少数民族である新疆ウイ
グル族のムスリムに対する人権弾圧や、中国の
グローバル経済膨張政策を非難している。
アフガニスタンとパキスタンに広がるイスラム
武装勢力は一帯一路事業をかつての重商主義の
東印度会社と同じ[帝国主義]と位置付けて
人権を無視し、物質主義に走る中国に敵対する。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?