WHOの報告による、7月11日までの1週間の
世界の新規感染者数は、およそ300万人で、
2ヶ月前のほぼ4割減となっている。
デルタ株による感染拡大傾向が続くものの、
ワクチン接種による効果も表れてきている。
特に死者数では、高齢者への接種効果が著しく、
一時期1日当りで1000人の死者が出ていた
英国では、新規感染者が再び5万人台へと
急増しているが死者数は100人未満に激減。
ワクチンと共に、感染者にとっての頼りは
治療薬だが、新型コロナウィルスの特効薬は
開発途上で、一部が緊急使用が認められている
段階のため、多くは既存の他目的薬剤を使用。
現在国内で、治療薬として使用されている
主な薬剤と世界で開発中の主な薬剤。
この一覧には記載がないが、現在世界で、
特にアフリカなどの途上国で幅広く投薬され
治療効果を挙げている薬剤にイベルメクチンが
存在するが、日本も、またWHOも新型コロナ
ウィルスの治療薬としては承認していない。
この薬は、大村智博士が開発した日本生まれの
抗寄生虫薬だが、7月1日に製薬会社興和が
臨床試験を始めると発表した。
COVIC-19治療薬として国内で使用
*レムデシベル: エボラ出血熱
*デキサメタゾン: 重症感染症など
*ハリシチニブ: 関節リウマチ
*トシリズマブ: 関節リウマチなど
*ファビピラビル: 新型・再興インフル
エンザ感染症
開発中の主な中和抗体/抗ウィルス薬
*パムラニビマブ/エテセビマブ:
米イーライリリー社など:
抗体 :米 緊急使用許可
*カシリビマブ/イムデビマブ:
米リジェネロン社/スイス・ロッシュ社
抗体 :米 緊急使用許可
*ソトロビマブ:
英GSK/米ビル
抗体 :米 緊急使用許可
*AZD7442:
英アストロゼネカ社
抗体カクテル: 臨床試験
*ムルヌピラビル:
米メルク社など
低分子: 臨床試験
*AT525: 米アステ/ロシュ/中外製薬
低分子: 臨床試験
*BI767551: 独ベーリンガーインゲルハイム
抗体(吸入): 臨床試験
*PF-07304814・PF-07321332 ファイザー
低分子 注射・経口: 臨床試験
*抗ウィルス薬:塩野義製薬
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