大量殺傷兵器の製造と運搬手段に転用可能な
性能を備えた物品や技術は、戦略物資に当たる。
韓国から、2015年から今年3月までの不法に
輸出された戦略物質の摘発件数は156件に上る。
非人道的な大量殺傷兵器の製造と運搬手段に
転用可能な性能を備えた物品や技術は、戦略
物資に当たるため、各国は安全保障上の理由
から戦略物質の移動に際しては厳格に管理する
のが当然の義務であり、国際社会への責任だ。
ところが、韓国政府の内部文書に、2016年
1月から今年3月までの間に142件の戦略物質が
不正に輸出され、摘発された事案記載があった。
北朝鮮と友好関係にある国への主な不正輸出
では、化学兵器原料に転用できる「ジイソプロ
ピルアミン」がパキスタンに、サリン原料の
「フッ化ナトリウム」がイランに、致死性ガス
原料の「シアン化ナトリウム」が赤道ギニアに、
今回、規制対象になった「フッ化水素」はアラブ
首長国連邦に密輸されていたことが明らかに。
142件のうち、68件が非人道的な殺傷能力を
備えた生物・化学(BC)兵器に使用される化学
物質だった。
韓国の高官は、これら不正輸出の摘発に関し、
件数が多いということは、それだけ摘発できる
高い調査能力を備えている証左だと訳の判らぬ
弁明をしているという。
不正輸出が続出するのは、韓国の罰則や処分の
運用が甘く、抑止効果を発揮できないことが
あると指摘されており、日本の規制強化は
遅きに失したと言える当然すぎる対応だ。
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