中国人民銀行(中央銀行)は、4月17日に銀行
預金準備率の1%ポイント引下げを発表した。
1~3月期国内総生産(GDP)の伸び率が、目標の
6・5%を上回る6・8%と中国経済の好調を示す。
発表の直後だったので市場に驚きを与えた。
政府は、予測される米中貿易戦争への備えや
当局による金融機関の負債圧縮に向けた取り
組みで、今後景気は悪化の方向に向かうとの
懸念も深まっているため、準備率の引き下げは
今回で打ち止めとはならないと専門家。
また、今回の引き下げから3月に表れた景気の
冷え込みの兆しや、一段の鈍化の可能性に
政府が抱いている懸念に備えたものと推測。
3月は、投資が前年比で7.5%増となったが、
増長幅は昨年同期比から1・7%縮小。
3月の輸出は同2・7%減少しており、2017年
2月以来初めて貿易赤字となっている。
また、3月のマネーサプライ伸び率が8・2%と
過去最低水準を記録したほか、社会融資金額の
増長率も10・5%と過去最低となっており、
流動性のひっ迫を浮き彫りにしていると指摘。
更に、今回の緩和措置も結局は、資金が最終
的に不動産市場に流入し、住宅価格上昇を
引き起こすとの懸念を指摘している。
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