韓国の8月の消費者物価(CPI)が、経済統計で
初めて前年比マイナス0・04%に落込んだ。
恒例であった現代自が8年ぶりに賃上げストを
中止したことなどから、日本型デフレ突入に
備えたものとの見方などが広まる緊張感も。
8月にCPIがマイナスになったとされるが、
国内紙の報道には、1~3月期の消費者物価
動向で、政府報告では、CPI上昇率は前年
同期比0・5%上昇だが、同じ期間に日常生活に
欠かせない必須消費品目の価格は大きく上昇
していると指摘。
物価動向に大きな影響力を備えている穀物
価格が急騰しており、コメが18・5%、玄米が
23・1%、もち米が24・7%、大豆が21・4%
上昇しており、肉類では国産牛肉が2・2%、
輸入品が2・8%、鶏肉が10・9%上昇している。
水産物もスルメが15・6%、タコが21・1%、
牛乳が5・4%、主要果物ではリンゴが6・9%、
ナシが41・1%、モモが22・6%と大幅値上り。
これらの物価の大幅な値上がりが反映されず、
今年初からCPI上昇率はゼロが続いており、
8月になってマイナス0・04となった。
これに対する説明では、計算対象項目の中
には、値上がりしたものもあれば、下がった
ものもあり、価格が下がったのは、大抵の
消費者が買わなかった結果だとする。
購入していない品目の低い価格は体感でき
ない、と理解し難い説明内容に。
大抵の消費者が買わない物品をCPI計算の
算入対象にし、生活に密接な必要性を備えた
物品を対象にしていないCPIに何の意味が
あるのかとの指摘。
実質的には、昨年末の輸出実績のマイナスで
景気の後退が進んでおり、消費者物価も上昇
傾向を備えるスタグフレーションが始まって
いるのではないかとの見方が出されている。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?