東北地方太平洋沖地震では、日本海溝に沿って
南北約４５０Ｋｍに亘り、本震に続く余震が連鎖し
連続して発生した。
震源地から７００Ｋｍ離れた大阪湾岸建つ高層
ビルでも「長周期地震動」により、天井の落下、
排水管の破裂、コンクリート壁の剝落などが
発生し大きな被害が発生した。
南海トラフに沿って、東海地震と東南海・南海
地震が連鎖して連続して発生した場合の、東京と
大阪の超高層ビルで発生する、「長周期地震動」に
よる揺れの想定規模が報告されている。
東京では南海トラフの南地域で東南海と南海
地震が同時に発生した後、１０分後に東海地震が
発した場合、超高層ビルでは揺れが２０分間続く。
また、大阪と名古屋では伊勢湾と紀伊半島沖の
東南海地震が発生の５分後に北側で東海地震が
発生し、更に５分後に南海地震が発生すると
やはり揺れが２０分間ほど続くことが判った。
この揺れでは、２０１１年の巨大地震に比べて
建物の構造に掛る力の大きさは３倍に達するため
柱と梁とのつなぎ目に大きな力が掛り続けて
破壊される危険性が高まると警告している。
免震装置や制震装置の早急な取付けが必要だ。
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