昨年11月30日、唐突に政府は現行貨幣100と
新貨幣1とを交換するデノミネーションを発表しました。
交換の起源は12月6日までで、交換限度額は1所帯
新貨幣1000ウォンとし、外貨との交換を厳しく禁じました。
新通貨1000ウォンと交換できる現行通貨は10万ウオンが
限度となり、通常一般家庭でも20~30万ウオンは
たんす預金をしていたそうですから、限度を超えたお金は
紙くずとなってしまい、デノミへの備えが全く出来なかった
突然の措置で大混乱に陥りました。
金正日から三男正雲への国家権力移譲に備えた社会
体制の締め付けと立て直しが目的でした。
市場化が進む経済の社会主義経済への復帰を目指した
強硬手段だとされています。
特に打撃を受けたのは市場の商人、闇貿易商人でした。
社会主義体制を揺るがし始めた闇市場を壊滅させて
社会主義体制下の配給制度への復帰を狙ったものです。
このデノミの実行で手元に余裕資金を蓄えていた中間層や
富裕層は大打撃を受け、不満は一気に膨れ上がっています。
問題はこれだけでは終わりませんでした。
共同農場で働く農民の年間収入は旧貨幣で10万ウオン
程度でしたが、政府は共同農場の昨年末の決算による
分配金として新貨幣で1所帯当り10万ウオン以上を
配布したのです。
農民たちの収入が一気に100倍になったのです。
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