大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

韓国 浦項の地震は地熱発電所が原因

2018年05月01日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



2017年11月15日14時半ごろ、韓国南東部の

浦項北方9Km付近を震源とするM5・5の地震が

発生し、ソウル市でも揺れが感じられた。

震源の深さは9キロと推定されている。

その後もM3・6とM5・4を含む余震が、12月

25日までに72回発生したと伝える。

この一連の地震に付いて、韓国や英国、スイス

などの研究グループが震源近くの地熱発電が

原因ではないかとする研究結果を発表した。

韓国気象庁は、12月25日に浦項で発生した

M3・5の地震について、震源の深さは約10Km

とし、11月15日のM5・4の地震の余震と発表。

この地震について、震源から2・5Kmの地点に

ある浦項地熱発電所が原因でないかとした。

地熱発電は、地下深くの岩石に高圧の水で

ひびを入れてそこから出た蒸気を利用して

発電するが、注入した大量の水が地下に溜り、

断層に圧力をかけ、また水により滑りを

発生させて地震を引き起こしたと推測される。

浦項市西部から、釜山市西部にかけて大きな

梁山断層が存在する断層地帯。

スイスのバーゼルでは、2006年から年間2メガ

ワットの能力を備えた地熱発電所の建設が

計画され、水を注入した直後からM3クラスの

地震が多発し、建物にも被害が発生した。

近くには、過去に3度に及ぶ大きな地震を

発生させた活断層も存在するため、発電所の

開発計画は中止に追い込まれている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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