メラミンで毒されたミルクに依る被害が拡大しています。
国内では、単品製品に問題のミルク成分が使用されて
いただけでなく、食品メーカーから給食業者を通じて
3000余の学校や施設で飲食用に提供されていました。
幸い、大臣談話ではないですが、今のところ被害が出て
いないので一安心です。
中国政府は、ニュージランド政府から連絡を受けた国家
品質監督検査検疫総局と商務省が措置を講ずる以前に
地方政府が情報を把握していて緊急態勢を敷いていたと
報道官を通して、16日に説明しています。
前日の15日に衛生省が、診察受けた人が1万人近くで
被害者が1253人、うち2人が死亡と発表し、同日農業省
がミルクの生産状況の調査を始めると発表しています。
外交部の発表にある情報を把握していて、緊急事態に
備えた態勢を敷いていたにしては、おかしな話です。
そして、21日夕刻の衛生省の発表では、被害者数は
一気に増えて、55000人近い乳幼児が診察や治療を
受けています。
現在なお、入院中の患者が12、892人といいますから
4~5日間で一気に急患が出たのではなく、国内では
状況の把握も態勢も満足に取られていなかったことは
明らかです。
台湾、シンガポールも、また香港までもが、中国からの
乳製品の輸入を全面停止措置を発表しています。
23日になって、毒牛乳事件が予測以上に拡大したため、
政府中央は、情報隠しや放置があったとして、関連部所
の責任者の更迭に踏み切ったようです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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