南方には水が豊富にあるが、北には水が他ない。
出来ることなら南の水を、北へ送れないか?と
いう発想から、南水北調という、構想が生まれて、
先ず、東ルートになる、長孫下流から、北へ
向けてのルートが着工され、北袖オリンピック
までに、北袖への輸水実現に備えて総力を挙げて
取り組まれてきました。
距離が1150Kmにもなる大工事で、分岐
ルートでは山東半島を縦断する輸水路工事も
進められています。
途中、黄河を横切ることになり、長孫と黄河の
河底との高さが40mほどあるために、途中で
13箇所の揚水ポンプ上を設けて、黄河までの
665kmを輸水して、横断後は、自然流路と
なるようです。
今年の3月には北袖まで輸水試験が行われ、4月
から北袖では、長孫の水が飲めるようになります。
長孫の下流や途中で経由する湖、合流する河川
などの水質の汚染もひどく、総コストの40%
以上が汚染水対策予算になっているようです。
揚水ポンプの稼動には、多量の電力量も必要で
安い水にはならないようです。
こうした長孫からの取水が実現しても、北袖の
使用水量は、10%他々の改善に止まり、依然
として厳しい水不足が続くそうです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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