『ザ・グレート・ゲーム』宮崎正弘著 小学館文庫
■「中間線」か「大陸棚」か、尖閣諸島周辺の海底に眠っているガスや原油の取り合いが新聞紙上にも毎日のように載っています。拙ブログの『園田直を知っていますか?』で書いた通り、この境界線問題はたった一人のウッカリ者と、その人物の背中に「日中友好パンダ・ブーム」の風を送った日本のマスコミが生み出したものです。今頃になって、日本の国境線を守れ!と言っても、既に手遅れなのではないのか?と疑っています。国境線(領土)問題は、囲碁と同じです。週末にNHK教育で囲碁や将棋の勝負を放送していますが、一局が終るたびに、「勝負を決めた一手」を指摘してくれます。
■素人の縁台将棋では「待った」も御愛嬌ですが、プロの勝負では絶対に認められないのは常識です。ところが、どうも日本政府は、「待った」も言わずに三十年近く互いに置き続けた碁石の並びを御破算にしようとしているように見えて仕方がありません。一手ごとに全身が緊張する「この一局」では、ここに石を置くべきだが、あちらにも打って置かねば禍根(かこん)を残す。さて、一度に二つの石は打てない……どちらに打つべきか?勝負の分かれ目になる、こういう場面に視聴者は呼吸も瞬(まばた)きも忘れて見入ってしまうようですなあ。
■想像してみましょう。囲碁の大勝負の会場で、相手が必死の形相で定石(じょうせき)さえも破って陣取りを挑んでいる時に、鼻毛でも抜きながら、「あれ?アタシの番ですか?まあ、いいや、お先にどうぞ。一回休みでいいやあ」などと言うヤツがいたらどうでしょう?NHKや囲碁協会に苦情が殺到するに違いないのは誰にも分かりますよね?ところが、日本政府が尖閣諸島に対して取った態度は、まさにこの間抜けで、不真面目で、愚かな碁打ちとまったく同じだったのですぞ!マスコミも日中友好ブームに酔っ払っていたのです。「竹島問題」などは、それ以下ののんびり対応をしていましたから、御話になりません。
■「国際法」は慣習法の寄せ集めだという、常識が日本人には分かっていないような気がします。畏れ多い天皇やマッカーサーから憲法を貰ったことしかないので、法律も人間が作るかなりいい加減なものだという事が理解し難いのかも知れませんなあ。「国際法の父」と呼ばれているグロチウスさんが書いた大著『戦争と平和の法』という有名だけれど、誰も読まない本がありまして、これはギリシア・ローマ時代の出来事の羅列みたいな本なのです。いつ・どこで・何が起こって・どう決着したか、それだけが延々と書かれている欧州史の大事典みたいな内容です。
■更に、国際法を持ち出して交渉する時に、最も重視されれるのが「既成事実」です。そうでなければ、大きな犠牲が出てしまうからです。竹島の現状を、面倒臭いから放って置いた外務省と政府、同じく取材ヘリコプターの一機も飛ばさなかったマスコミ、今更、韓国の軍事施設を撤去させようとしても、実力で奪還する覚悟もないのならば、税金と電波の無駄遣いになる可能性が大ですなあ。デモ行進やらワイド・ショー騒ぎで決着した国際問題など一つも無いのです。大勢の素人が騒ぎ出すというのは、外交的にも軍事的にも勝負が決っている証拠でもあります。
■さて、問題の尖閣諸島と並んで重大なはずの樺太問題を取り上げるマスコミはほとんど無いので、この『ザ・グレート・ゲーム』のような本が大切になります。日本の茶の間から見ていると、長い日本列島の南と北の外れにチョコンと顔を出している二つの地名のようにしか思えませんが、これがチャイナとロシアを視野に入れると、中央アジアでリンクしている事が分かります。日本の歴史教育が、明治以来の「欧州史=世界史」感覚と、「チャイナ=天下」意識との混合状態で続けられているので、「中央アジア」などと言われても、まったくピンと来ませんなあ。
■中央アジアの白地図を出されて、アフガニスタン・ウズベキスタン・タジキスタン・キルギス・トルクメニスタン・カザフスタンの国名を記入しなさい。と言われて、さらさらと書ける日本人がどれほどいるでしょう?東大の赤門前で調べようと、郊外のコンビニ前にしゃがみ込んでいる蛾のようなニイチャン達に聞こうと、結果はあまり変わらないのではないでしょうか?世界の強国は、この中央アジアとコーカサス地域を支配しようと権謀術数の限りを尽くしている様子が、通勤電車の中でも読み通せる分量で書かれているのが、この本です。
■最大の公共事業となるオリンピック誘致に失敗した愛知県が、取って付けた様に始めた『愛・地球博』に感動している程度の国際感覚では、日々の電気や水を安心して使う資格は無いかも知れませんぞ!シベリアから掘り出されたマンモスなんぞに感心している暇があったら、シベリアから極東に広がっている巨大なガス田の名前の一つでも覚えた方が宜しいと思いますなあ。すっかり官僚化してしまった日本のマスコミが、中央アジアやアフガニスタンの「今」を伝えないので、米国が何をやろうとしているのかを知る機会も無いのが日本人の現状でしょう。
■尖閣諸島のガス田は、遥かカスピ海沿岸やイランからのパイプ・ライン計画の東南端の小競り合いでしかないのが北京政府のエネルギー戦略です。日本は、うっかりミスばかり起こして運転される、危なっかしい原子力発電の後始末も決められず、原油の8割を依存するイスラム地域との付き合いも考えずに、ブッシュ息子の「テロとの戦い」に諸手を挙げて協力しています。本当に「テロとの戦い」ならば大義も有りますが、「イスラムとの戦い」やら「エネルギー支配の戦い」に参加しているとしたら、自分のエネルギーは自分で調達してしまう海千山千の腹黒い国々の中で、最終的には孤立して馬鹿を見るのは日本だけ、という可能性も考えておかねばなりませんぞ。
■一見ややこしい、互いに遠く離れた場所で起こっている事件を、石油・ガスのエネルギー争奪の「グレート・ゲーム」として見渡すと、丸い地球が一つに繋がっていることが、とても良く分かります。歴史好きの方なら、「グレート・ゲーム」と聞けば、ロシア帝国と大英帝国との中央アジア分割競争を思い出すでしょうが、新しいゲームには米国とチャイナが入っているので、とても複雑です。乱暴に言ってしまえば、囲碁対決が麻雀大会になったようなものです。尖閣諸島の問題に興味を持ったら、「上海シックス」にも注意を向けねばなりません。このグループの正式名称は「上海協力機構」で、ロシア・チャイナ・カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・タジキスタンがそれぞれの思惑で、唐突に結成したものです。
■チャイナが米国追い出し目的で打ち上げている「東アジア共同体」なんぞに浮かれていると、日本はエネルギーの日干しにされてしまいますぞ!チャイナは、アフガニスタン攻撃を口実にして自国の西側に軍事拠点を並べている米国が嫌いです。それを許しているロシアはもっと嫌いなのに、大急ぎで国境線問題を折半にして解決しているのは何故なのか?インド・パキスタンと続いた核実験の連鎖が、イランには許されないのは何故なのか?どの国も今世紀の日本にとって重要な国々です。米国の肩越しに眺めていると、ぱっと米国が身をかわしたら、日本は馬鹿面を晒して棒立ちになってしまいます。この本の著者も、巻末に、
国連中心外交を展開してきた日本は国際枠組みを無視して国益を守れることが可能か?(急いでいたらしく、時々文章が乱れます。守ることが……)また日本は、今後も国際問題をカネだけで解決しようとして果たして良いのか?いつまでそういう事態に甘んじるつもりなのか。イラク戦争の教訓を日本が活かすのは、国益中心、主権尊重という国の根幹に関わることを改め直すところから始めなければならない。
と結んでいます。それを考える情報が満載で、値段の割には地図や図表も多いので、気楽に読んで、ゾーッとできる本です。
■こんな楽しい?話も載っていますよ。
「石油は79年、天然ガスは106年しかもたない」
「日本の石油備蓄は69日分しかない」
石油公団の国家備蓄90日分と石油精製業者の民間備蓄70日分を目標にしているけれど、この目標を達成したの昔の話で、それもこの数値は1987年当時の需給見通しを元にして算出されている。毎年増える電気製品の数、自動車の数、季節知らずのハウス栽培の綺麗な野菜……、石油の需要は決して減ってはいないでしょう。それでも、69日分の備蓄を持っているのだから、一定も備蓄を持たないチャイナに比べれば多少は余裕が有るだろうと、思ってはいけないそうです。
■IEA(国際エネルギー機関)にはCERM(協調的緊急時対応措置)という取り決めが有りまして、産油国地帯で紛争が起きたりしたら、世界規模の石油危機を避ける為に、加盟国は協調して備蓄原油を率先して放出して価格高騰を防ぐ義務が有るのです。それならば、拉致やらミサイルやらで好き放題している嫌な隣国にも、虎の子の備蓄原油をプレゼントしなければならなくなる可能性が有るということです。「あいつは嫌いだから、渡さない」などと子供みたいなことを言えば孤立してしまいますなあ。四半世紀も拉致被害者を放置していたツケが、こんな場合にも影響して来るのです。いろいろと、刺激的に勉強できる本というわけです。
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■「中間線」か「大陸棚」か、尖閣諸島周辺の海底に眠っているガスや原油の取り合いが新聞紙上にも毎日のように載っています。拙ブログの『園田直を知っていますか?』で書いた通り、この境界線問題はたった一人のウッカリ者と、その人物の背中に「日中友好パンダ・ブーム」の風を送った日本のマスコミが生み出したものです。今頃になって、日本の国境線を守れ!と言っても、既に手遅れなのではないのか?と疑っています。国境線(領土)問題は、囲碁と同じです。週末にNHK教育で囲碁や将棋の勝負を放送していますが、一局が終るたびに、「勝負を決めた一手」を指摘してくれます。
■素人の縁台将棋では「待った」も御愛嬌ですが、プロの勝負では絶対に認められないのは常識です。ところが、どうも日本政府は、「待った」も言わずに三十年近く互いに置き続けた碁石の並びを御破算にしようとしているように見えて仕方がありません。一手ごとに全身が緊張する「この一局」では、ここに石を置くべきだが、あちらにも打って置かねば禍根(かこん)を残す。さて、一度に二つの石は打てない……どちらに打つべきか?勝負の分かれ目になる、こういう場面に視聴者は呼吸も瞬(まばた)きも忘れて見入ってしまうようですなあ。
■想像してみましょう。囲碁の大勝負の会場で、相手が必死の形相で定石(じょうせき)さえも破って陣取りを挑んでいる時に、鼻毛でも抜きながら、「あれ?アタシの番ですか?まあ、いいや、お先にどうぞ。一回休みでいいやあ」などと言うヤツがいたらどうでしょう?NHKや囲碁協会に苦情が殺到するに違いないのは誰にも分かりますよね?ところが、日本政府が尖閣諸島に対して取った態度は、まさにこの間抜けで、不真面目で、愚かな碁打ちとまったく同じだったのですぞ!マスコミも日中友好ブームに酔っ払っていたのです。「竹島問題」などは、それ以下ののんびり対応をしていましたから、御話になりません。
■「国際法」は慣習法の寄せ集めだという、常識が日本人には分かっていないような気がします。畏れ多い天皇やマッカーサーから憲法を貰ったことしかないので、法律も人間が作るかなりいい加減なものだという事が理解し難いのかも知れませんなあ。「国際法の父」と呼ばれているグロチウスさんが書いた大著『戦争と平和の法』という有名だけれど、誰も読まない本がありまして、これはギリシア・ローマ時代の出来事の羅列みたいな本なのです。いつ・どこで・何が起こって・どう決着したか、それだけが延々と書かれている欧州史の大事典みたいな内容です。
■更に、国際法を持ち出して交渉する時に、最も重視されれるのが「既成事実」です。そうでなければ、大きな犠牲が出てしまうからです。竹島の現状を、面倒臭いから放って置いた外務省と政府、同じく取材ヘリコプターの一機も飛ばさなかったマスコミ、今更、韓国の軍事施設を撤去させようとしても、実力で奪還する覚悟もないのならば、税金と電波の無駄遣いになる可能性が大ですなあ。デモ行進やらワイド・ショー騒ぎで決着した国際問題など一つも無いのです。大勢の素人が騒ぎ出すというのは、外交的にも軍事的にも勝負が決っている証拠でもあります。
■さて、問題の尖閣諸島と並んで重大なはずの樺太問題を取り上げるマスコミはほとんど無いので、この『ザ・グレート・ゲーム』のような本が大切になります。日本の茶の間から見ていると、長い日本列島の南と北の外れにチョコンと顔を出している二つの地名のようにしか思えませんが、これがチャイナとロシアを視野に入れると、中央アジアでリンクしている事が分かります。日本の歴史教育が、明治以来の「欧州史=世界史」感覚と、「チャイナ=天下」意識との混合状態で続けられているので、「中央アジア」などと言われても、まったくピンと来ませんなあ。
■中央アジアの白地図を出されて、アフガニスタン・ウズベキスタン・タジキスタン・キルギス・トルクメニスタン・カザフスタンの国名を記入しなさい。と言われて、さらさらと書ける日本人がどれほどいるでしょう?東大の赤門前で調べようと、郊外のコンビニ前にしゃがみ込んでいる蛾のようなニイチャン達に聞こうと、結果はあまり変わらないのではないでしょうか?世界の強国は、この中央アジアとコーカサス地域を支配しようと権謀術数の限りを尽くしている様子が、通勤電車の中でも読み通せる分量で書かれているのが、この本です。
■最大の公共事業となるオリンピック誘致に失敗した愛知県が、取って付けた様に始めた『愛・地球博』に感動している程度の国際感覚では、日々の電気や水を安心して使う資格は無いかも知れませんぞ!シベリアから掘り出されたマンモスなんぞに感心している暇があったら、シベリアから極東に広がっている巨大なガス田の名前の一つでも覚えた方が宜しいと思いますなあ。すっかり官僚化してしまった日本のマスコミが、中央アジアやアフガニスタンの「今」を伝えないので、米国が何をやろうとしているのかを知る機会も無いのが日本人の現状でしょう。
■尖閣諸島のガス田は、遥かカスピ海沿岸やイランからのパイプ・ライン計画の東南端の小競り合いでしかないのが北京政府のエネルギー戦略です。日本は、うっかりミスばかり起こして運転される、危なっかしい原子力発電の後始末も決められず、原油の8割を依存するイスラム地域との付き合いも考えずに、ブッシュ息子の「テロとの戦い」に諸手を挙げて協力しています。本当に「テロとの戦い」ならば大義も有りますが、「イスラムとの戦い」やら「エネルギー支配の戦い」に参加しているとしたら、自分のエネルギーは自分で調達してしまう海千山千の腹黒い国々の中で、最終的には孤立して馬鹿を見るのは日本だけ、という可能性も考えておかねばなりませんぞ。
■一見ややこしい、互いに遠く離れた場所で起こっている事件を、石油・ガスのエネルギー争奪の「グレート・ゲーム」として見渡すと、丸い地球が一つに繋がっていることが、とても良く分かります。歴史好きの方なら、「グレート・ゲーム」と聞けば、ロシア帝国と大英帝国との中央アジア分割競争を思い出すでしょうが、新しいゲームには米国とチャイナが入っているので、とても複雑です。乱暴に言ってしまえば、囲碁対決が麻雀大会になったようなものです。尖閣諸島の問題に興味を持ったら、「上海シックス」にも注意を向けねばなりません。このグループの正式名称は「上海協力機構」で、ロシア・チャイナ・カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・タジキスタンがそれぞれの思惑で、唐突に結成したものです。
■チャイナが米国追い出し目的で打ち上げている「東アジア共同体」なんぞに浮かれていると、日本はエネルギーの日干しにされてしまいますぞ!チャイナは、アフガニスタン攻撃を口実にして自国の西側に軍事拠点を並べている米国が嫌いです。それを許しているロシアはもっと嫌いなのに、大急ぎで国境線問題を折半にして解決しているのは何故なのか?インド・パキスタンと続いた核実験の連鎖が、イランには許されないのは何故なのか?どの国も今世紀の日本にとって重要な国々です。米国の肩越しに眺めていると、ぱっと米国が身をかわしたら、日本は馬鹿面を晒して棒立ちになってしまいます。この本の著者も、巻末に、
国連中心外交を展開してきた日本は国際枠組みを無視して国益を守れることが可能か?(急いでいたらしく、時々文章が乱れます。守ることが……)また日本は、今後も国際問題をカネだけで解決しようとして果たして良いのか?いつまでそういう事態に甘んじるつもりなのか。イラク戦争の教訓を日本が活かすのは、国益中心、主権尊重という国の根幹に関わることを改め直すところから始めなければならない。
と結んでいます。それを考える情報が満載で、値段の割には地図や図表も多いので、気楽に読んで、ゾーッとできる本です。
■こんな楽しい?話も載っていますよ。
「石油は79年、天然ガスは106年しかもたない」
「日本の石油備蓄は69日分しかない」
石油公団の国家備蓄90日分と石油精製業者の民間備蓄70日分を目標にしているけれど、この目標を達成したの昔の話で、それもこの数値は1987年当時の需給見通しを元にして算出されている。毎年増える電気製品の数、自動車の数、季節知らずのハウス栽培の綺麗な野菜……、石油の需要は決して減ってはいないでしょう。それでも、69日分の備蓄を持っているのだから、一定も備蓄を持たないチャイナに比べれば多少は余裕が有るだろうと、思ってはいけないそうです。
■IEA(国際エネルギー機関)にはCERM(協調的緊急時対応措置)という取り決めが有りまして、産油国地帯で紛争が起きたりしたら、世界規模の石油危機を避ける為に、加盟国は協調して備蓄原油を率先して放出して価格高騰を防ぐ義務が有るのです。それならば、拉致やらミサイルやらで好き放題している嫌な隣国にも、虎の子の備蓄原油をプレゼントしなければならなくなる可能性が有るということです。「あいつは嫌いだから、渡さない」などと子供みたいなことを言えば孤立してしまいますなあ。四半世紀も拉致被害者を放置していたツケが、こんな場合にも影響して来るのです。いろいろと、刺激的に勉強できる本というわけです。
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