元来が状況に左右されやすく環境の影響に甘んじるタイプであるため、この時期さながら中だるみのように無為無策なていたらくをかこつ情けなくもありきたりな生活生態に寝そべって過ごした。こういう時「チルダイ(がっかり)するなよ」という奮励はまたとない有効性を持っているに違いない。大浦湾にある大浦パークはシーカヤック体験など提供する小規模の施設だが、そこから沖合を眺めると辺野古崎がやや霞んで見えている。「あそこにきゃつらは環境破壊と人殺し準備のための滑走路を設えようとしている。」と思いながらデジカメのシャッターを何度となく切った。写真ど真ん中に微かに見えるのがそれだ。
琉球新報は米国関係者連中が、仲井真の承認で普天間(フテンマ)は「過去のニュース」になっていると見ている、と報じている(5月6日記事)。1日名護市長と会見したガバン・マコーマック氏はこうした情勢の成り行きを警戒し連帯して反対する意向を示した。稲嶺市長は15日から23日にかけ訪米し辺野古移設反対を訴え有識者の連帯を呼びかける。防衛局が申請している辺野古漁港使用許可は拒否できる、という弁護士意見がある。最近の世論調査も辺野古移設反対は7割を超えている。多くの知日識者が、海兵隊自体の沖縄駐留を疑問視している報道もある。(つづく)